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カテゴリー「The Rolling Stones」の5件の記事

2011.02.14

1964年のコンサート映画、T.A.M.I. Show のDVD

Tamidvd_2●T.A.M.I. Show ことTeenage Awards Music International Show のDVD。去年リージョン1で出ていたそうですが、最近リージョンオールでも発売。まだ輸入盤のみですが、2000円前後とお安いです。(リージョン制限の有る在庫も残ってると思われるので通販で買われる方はご注意を)

 本編が123分。1964年の10月28日と29日に有名なサンタ・モニカ・シヴィック・オーディトリアムで行われたテレビ番組用の公開ショーの模様を映画化したもので、お客さんは地元の無料招待の高校生だそうで、ド派手にギャーギャー騒いでます。映像はリストアが施されたそうで見やすいです。

●T.A.M.I.Showの映像を自分が初めて見たのは、多くの方同様、縦縞のシャツを着たビーチ・ボーイズの演奏シーンですが(特に Surfer Girl のシーン)、もちろんその時はT.A.M.I.Showなんてことは知らず。

 どうやってこんだけ集めたんだというくらいの出演者なわけですが。ダルな演奏する出演者がいないのはすごいです。ビーチ・ボーイズ、ストーンズあたりは普通に楽しめますが、ジェームズ・ブラウンのパフォーマンスは圧倒的。M.ゲイも素晴らしいです。ミラクルズはちょっと荒っぽい感じ。

 トリは、この年がアメリカ初上陸のストーンズですが、解説冊子によると、JBとストーンズについてはどちらがトリを務めるかで一悶着あったようです。

●ハウスバンド担当は西海岸の名手揃いの The Wrecking Crewで、音楽ディレクターはジャック・ニッチェが担当。

 バンドを連れてないマーヴィン・ゲイやシュープリームスのバックはもちろんですが、チャック・ベリーもギター1本で参戦なのでバックは彼らがやってます。自分たちのバンド同伴のミラクルズの演奏シーンでもサポートで弾いてる姿が確認できます。
 裏方なのであまり画面に映らないのですが、付属の解説冊子によると、ハル・ブレイン(dr)、トミー・テデスコ、グレン・キャンベル(g)、リオン・ラッセル(p)等々。
 ブレインのドラムはもちろん素晴らしいですが、全員登場のエンディングで格好いいギターソロを弾いてるのは誰なんでしょう。

●公式予告編はこんな感じ。

●面白いです。読み応えのある英文の解説冊子つき。

Tami_show_book_2

2010.04.15

ローリング・ストーンズの「メイン・ストリートのならず者」デラックス版CDと、映画「レディース・アンド・ジェントルメン」DVDがリリース

●出る出ると言われていた、ローリング・ストーンズの「メイン・ストリートのならず者」のデラックス版が5月18日にリリースされます。

Exile on Main St (Dlx) [Enhanced]
Exile on Main St (Dlx) [Enhanced]

Exilebox_2 発売されるのは、通常仕様の2CD版と豪華BOX仕様(2CD+2LP+1DVD)(右写真)の2種。

 2CD版の内容は Exile のリマスター1CDと未発表曲・未発表テイク1CDですが、豪華BOX仕様の方は、これに Exile 本編リマスター音源の2LPとDVD(内容は Stones in Exile、Cocksucker Blues、Ladies and Gentlemenの抜粋)が付きます。

●アナログ盤に興味はないけれど、抜粋とはいえ、ミック・テイラーを擁した72年ストーンズ最強ライブの拝める Ladies and Gentlemen のDVDに未練たらたらの自分は、15000円前後になりそうなBOX仕様のお値段の費用対効果が恨めしかったのですが、なんと、無事に Ladies and Gentlemen は単体でフルヴァージョンがリリースされるそうです。

 リリースするのは、65年のディランTVインタビュー完全版、86年のクラプトンのモントルー公演、97年のレジェンズ公演、最近ではベックのロニー・スコッツ公演等々、貴重な映像を次々ディスク化してきた Eagle Rock Entertainment社

 同社の発表によると、Ladies and Gentlemen はオリジナル・フィルムからの全面修復(Fully restored from the original film)とのことで、画質も期待できそうです。先に映画として公開され、その後の8月に発売の模様。

●同作を、今までどの程度の画質で見れたかというと、下の写真は、上がブート(IMP盤)のスキャンで、下が「アトランティック・レコード:60年の軌跡」(もちろんオフィシャル)で部分的に見られたシーンのスキャンです。

Bs_bo2

 TVで見ると後者の方が多少良いですが、スキャンをこの程度のサイズにしてしまうとほとんど変わりがなくなってしまうくらいの違いしかありません。公式リリースに際しては、ぜひ大幅画質UPを期待したいものです。

●Ladies and Gentlemen に先だって「メインストリートのならず者」のメイキング・フィルム Stones In Exile も6月にリリースされるそうです。

 願わくば、Cocksucker Blues の方も映像単体でお願いしたいのですが。フィルムに写っちゃった人が皆、「オレを画面から消してくれ」と哀願したらしいヤバい作品なので(笑)、「アトランティック・レコード:60年の軌跡」で少し見れる Cocksucker Blues の映像も一部の人物にボカシが入ってます。フルヴァージョンの公開は難しい事情があるのかもしれません。

●つうことで、Exile の新版については、2CD版だけ購入して、映像物は別途調達というのが私の選択になりそうです。

2008.08.12

スコセッシの Shine A Light を DVDで見る

12月5日からの日本公開が決まったローリング・ストーンズの Shine A Light ですが、リージョン1、NTSCの米盤DVDで先に見てしまいました。

 ディスクのみでブックレットはなし。音声は5.1chと2ch。字幕は英、仏、西のみ。
 以下、ネタバレがあるので知りたくない方はご覧にならないように。

Shine_case

●映画絡みの Special Feature は2つ。

 1つが15分程のサウンド・チェックシーン(昔のインタビューシーンやサウンド・チェック中のやりとり、クリントン様御一行の訪問シーン等含む)。これがなかなか面白く、CDでも聴けた、バディ・ガイが Motherfucker と紹介された理由もちゃんとわかります(笑)。

 2つめがボーナス・ソング4曲(Undercover of The Night、Paint It Black、Little T & A、I'm Free)。もちろん映像付き。Undercover は日本盤CDのボーナス・トラックだったものなので、日本盤を買わなかった人もこのDVDで映像付きで聴けます。

映画本編ですが、コンサートまでの準備シーンを経て、JJFからスタート。フィルム映像の美しさは格別です。
 映画全体は、「ラスト・ワルツ」のように、曲間にインタビュー・シーンを挿みながら進行。この辺は好みが別れるかと。

 ビーコン公演のプロダクション自体、スコセッシ側主導で進んだようで、ミックが「俺はこんな装置にしろなんて言ってないよ」、「ライブ中にそんなにカメラ動かしたら危険だよ」といったクレームをつける場面があります。

 演奏シーンのテンションの高い編集は素晴らしく、やはりスコセッシって人は音楽のことをちゃんと分かってます。セット・リストは直前に確定らしく、スコセッシが「どの曲かでどこを撮るかが決まるんだ。1曲目はなんだ!」と慌てるシーンが印象的です。

 B.ガイとのシーンでのメンバーのバディへの絡みっぷり、カッコいいです。これは音だけでは分からない。

Shine_buddy

●ダブル・エンディングのような構成のエンディングが良く出来ていて、やはり凡庸なコンサート・フィルムとは一味違います。

 エンド・タイトル・ロールで流れる音楽はサウンドチェック中にキースが弾いたリリカルなアコースティック・ギターの即興演奏ですが、これが美しいのなんの。彼がこんなギターを弾ける人だとは思いもしませんでした。

●一応映画館でも見る予定です(見ました)。国内盤はハード揃えた時にブルーレイで買います(ほんとかい)。

2008.04.12

ストーンズ、Shine a Light を聴く

 2006年、ニューヨーク、ビーコン・シアター公演のライブ盤です。映画の日本公開はまだまだ先ですが、とりあえず音だけは聴けるようになりました。

 以下、急ぎ足でざっと。

▲
Shine a Light: Original Soundtrack

 1枚ものも出てますが、2枚組の方を購入。

 日本盤は、Undercover of the Night がボーナスとして収録されてますが、私は値段優先で輸入盤ポチりました。ちなみに Undercover は iTune Music Store でフル・アルバム買うと付いてきます。ただし、この曲だけ買うことはできません(泣)。

●映画の予告編が脳天直撃だったので楽しみにしてましたが、初聴きはちょっと期待が大きすぎたようで。すぐ期待通りになりましたが。

 演奏は十分に素晴らしく、2人のギターも生々しい良い音で録れてます。ちょっとミックのヴォーカルがきれいに整音されすぎてるような気がします。

 Buddy Guy 参加の Champagne & Reefer では、演奏後、"Buddy Mother Fucker Guy!" というミックの声が入ってますが、いいんでしょうか(笑)。 As Tears Go By にホロりとしてしまうのは歳とっとせいでしょう。
 Shine a Light は、映画ではエンド・クレジットでフェイドアウトで流れるそうですが、CDではちゃんと完奏で聴けます。

 私的には彼らの公式ライブ盤の中で最上位ランク。というか Love You Live のモカンボ編と並んで2強。

収録曲のデータは、アルバムのクレジットによると、Disc1すべて、Disc2 6曲目の Brown Sugar まで(つまり1枚ヴァージョンの全収録曲)と Shine a Light が、11月1日の演奏。他の曲は10月29日の演奏とされてます。
 ボーナスの Undercover は IORR のセットリスト(初日がこちら、2日目がこちら)を見ると、初日しか演奏されてないので10月29日の演奏ということになります。

 アルバムのクレジットを信じると、2日目の演奏は、未収録の Honky Tonk Women と 初日の演奏が(2枚組ヴァージョンにのみ)採用された I'm Free 以外はすべて聴くことができるということになります。

 ただし、疑問が1つ。IORR のセットリストによると、Shine a Light は初日しか演奏されていませんが(2日目は Far Away Eyes に変更)、これはアルバムのクレジットと矛盾します。どういうことでしょう?

●スコセッシ自身の解説によると、コンサートフィルムの撮影を依頼されてすぐ、ビーコンでの収録を考えたとのこと。ストーンズはNYのバンドであり、ビーコンはNYの歴史の一片だからだそうです。冒頭開幕前のアナウンスで second and final appearance at the Beacon と言ってますが、もう彼らをビーコンで見れることはないんでしょう。見れた方おめでとうございます。

 早く映像付きで見たいです。

2008.02.11

スコセッシ監督のストーンズ Shine a Light がベルリンでプレミア公開

●2006年10月29日と11月1日に、NYのビーコン・シアター行われたストーンズ公演をマーティン・スコセッシがシュートした Shine a Lightが、2月7日に、BELINALE (ベルリン映画祭)のオープニングで世界初公開されました(リンク先に詳細な作品解説のpdfファイルがあります)。ベルリン、良い街ですね(笑)。

 BELINALE の様子については、実際に行かれた、ブログ「ベルリン中央駅」さんの該当ページでどうそ。

Shinealight

 全米公開は4月4日から。ロック・フィルムが興行的に成り立たない日本で通常の劇場公開はないでしょう(訂正:来冬公開予定だそうです。遅すぎ・・・)。
 Shine a Light の公式サイトはこちらで、鳥肌級にカッコ良すぎる予告編が見れます。iPod 再生用の予告編も落とせます。

●Shine a Light についての、ローリング・ストーン誌の記事はこちら。ゲスト出演が、Christina Aguilera、Buddy Guy、Jack White、両日のセットリストはこちらで。

 スコセッシの監督作とあって、単なるコンサート・フィルムではなく、途中インタビューありのスコセッシ調だそうですが、彼の音楽物は素晴らしいので個人的には楽しみです。

 サントラ盤(国内盤)は3月に出ますが、ユニヴァーサルからです。EMIとはサヨナラ。下の輸入盤は4月ですね。

Shine a Light
Shine a Light

 ちなみにシュートされた10月29日のビーコン公演は、バックステージでアーメット・アーティガンが倒れる事故が起きた公演です。その時の怪我で、アーティガンは12月14日に亡くなりました。

Shinealight_pdf

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