スティング、エディン・カラマーゾフの大阪公演に行く
●別に東京公演でも良かったのですが、12月20日の大阪フェスティバルホール公演にノコノコ行ってきました。
各地ともチケットの売れ行きは大変よろしかったようで。今回はクラシック方面から参戦のお客さんも少なくなかったかなと。1階BOX席のやや後ろで見物。生スティングは、7年ほど前に見た Brand new day tour 以来。
スティングのダウランド・アルバムについては以前こちらに書きました。
●当夜は2部編成。
第1部に混成合唱隊スティレ・アンティコ(男4人女4人。スティング&エディンのセットでコーラス担当)のセットが20分ほど。
15分間の休憩後に第2部のスティング&エディン開始。どちらもPA使ってます。まあ、この編成でPAなしだと500人前後のホールが限界でしょうから仕方ないですね。
●本編の第2部は、曲順はやや違いますが、ほぼ アルバム Songs From Labyrinth の再現。
ダウランドの書簡の朗読もあり、CDでのボソボソ喋りと違って抑揚のある少し芝居気のある語りでした。MCも少々あり。CDでは人工的な多重録音で聴けた合唱パートが、生の混声合唱で演奏されるので、その辺は若干味わいが違います。
クラシック系の歌手に比べると、音程がふらつく箇所があったりしますが、私的にはそれほど気になりませんでした。
●場内大いに沸いたのが3回あったアンコール。特に In My Life 以降。まあ、これはしゃあないということで(笑)。記憶だと9曲ほどやりましたか(演奏曲は下記参照)。最後の曲はもちろん日本向けのサービス・ピース。
まさか、スティングの Linden Lea が聴けるとは思ってもなかったのでちょっとウルっときました。
Fields of Gold(途中からコーラス隊の女性パートとデュエット)の歌い出しでファンの悲鳴が聞こえたと思ったら、Message in a Bottle では悲鳴を超えてもはや絶叫(笑)。コーラス隊のお姉さん下向いて笑ってたように見えましたが・・・
ロバート・ジョンソン(ブルース・ミュージシャンの方)の Hell Hound on My Trail はスティングがソロで登場し、エディンのリュートを無断拝借するように弾き出して、途中からエディンが参加。ちょっとコミカルな寸劇風。
●以前見た、2006年に彼らがライブでやった時のセットリストでは、ダウランド編に、ボーナス的にリリースされた3曲(Fields of Gold、Message in a Bottle、Hell Hound on My Trail)がアンコールに付いてる程度で、「今回もその程度かな」のまま、直前公演の情報も調べずに行ったので、アンコール編は良い意味で期待を裏切ってくれました。場内もかなり沸いてました。正直、ダウランド編+アンコール3曲程度なら、皆さん(私も)欲求不満のまま終わってたような。
楽しいショーでした。最後はオペラのカーテンコールみたいに全員横一列でご挨拶。ステージ前で総立ちのお客さん数人と握手までしてました。握手できた皆さん、おめでとうございます。
グッズや、ツアーブックのような販売は一切なし(景気ですかね・・・)。
-encore 1-
Sea Pictures op.37 ~ Where Corals Lie (E.Elgar)
Linden Lea (R.Vaughan Williams)
In My Life (Lennon=McCartney)
Fields of Gold (Sting)
Message in a Bottle (Sting)
-encore 2-
Bethlehem Down (Peter Warlock)
Say, Love, If Ever Thou Didst Find (Dowland)
-encore 3-
Hell Hound on My Trail(R.Johnson)
さくらさくら(Instrumental)
(追記)
encore 2の曲名追記
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