ロス・ロボスを東京と大阪で見る
●すべてのアルバム聴きこんでるようなコアなファンにはほど遠いのですが行ってみました。
1月19日、ビルボード・ライブ東京。私が見たのは19時開始の1stショー。セットリストは、Blues Ginza Blog さんのこちらのページで。
●頭の4曲がアコースティック系の曲で淡々と進行して行く感じだったので、最初はまったり見てましたが、何せこのバンド、音楽の間口が拾いというか持ち駒が非常に多い。ブルース系、ジャムバンド系の音楽が好きな人、個人だとライ・クーダーのような音楽が好きな人、あたりなら、かなりツボに嵌る瞬間が多いのではないかと。自分がそうだったので。
終盤、ロック色が強くヘビーな On Main Street、Don't Worry Baby、Mas y Mas と続くあたりはかなり強烈。いったん引っ込んで、アンコールが La Bamba > Good Lovin'メドレーとくれば、お上品な東京のお客さんも総立ち。
●6800円の最安席でしたが大満足でニタニタしながら帰宅。
テーブルのあるような会場で飯食いながらライブというのも違和感がないわけではないのですが。どの席で見ても間近。あのキャパ(400人前後?)で入場料収入も限られるにもかかわらずこの値段で見られるのだからありがたいことです。この何十倍ものキャパのある野球場やアリーナでこの倍徴収されるコンサートなんてざらにあるわけですから。
●以下大阪編。
翌日仕事する振りをしながら、
「21:30の2ndショーなら仕事が終わってから速効で羽田から空路を使えば大阪公演も聴けるのでは」
とふと気づき実行してしまいました。あはは。夕方の離陸ラッシュでビルボード・ライブ大阪に入ったのは開演10分前。東京は満杯でしたが、8割くらいの入り。
●私の見た東京の1stショーとはかなり趣の違うロック色の濃いショーだったのですが(頭のアコースティックセットなし)、終盤でお客さんがボチボチと踊りだすと、左サイドにいるロサスが「もっと前の方で踊れや、ほれ」状態で煽る煽る(ステージに上がって踊るよう促してるように見えた)。しまいにゃ20人を超える数の客が次々と舞台に上がり、Yo Canto では狂乱のダンスホール状態。
●両サイドでギターを弾くロサスとイダルゴの周りの人だかり(というか踊りまくり)がすごく、ベースのロサーノはそんな状態が嬉しくて仕方がないようなニコニコ笑顔。真ん中で「俺だけは冷静だぜ」オーラを出してる中央のペレスの周りには人はいませんでした(笑)。というかそこまで人で溢れたら演奏できません。
●ステージ上は人だらけなので、いったん引っ込んでからアンコールなんてことが出来るはずもなく、そのまま La Bamba のイントロが始まり、さらに狂乱状態突入・・・という具合。
イダルゴ先生は東京1stショーと比べ、明らかに酒が入ってるようでしたが演奏にはまったく影響なし。主にテレキャスターとレス・ポール弾いてましたが、ブルース・ナンバーでのレス・ポールで弾いたソロも素晴らしかった。
●いやー、すごい夜でした。往復の飛行機代+宿代が報われました。
と同時に、東京人と大阪人の気質の違いをまざまざと痛感した晩でした。後者はラテン系でしょ(笑)。
次回来てくれる時のために、もっと彼らの音楽を聴き込んでおこうと誓ったのでありました。呼び屋さんお願いします。
オフ・ステージではこんな愉快な経験をされた方もいらっしゃいます(Folk Rock Bar "Phoe~be" blogさん)。羨ましい。
●翌朝8時便で帰京し仕事場直行。いやー、良かった。
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