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カテゴリー「Jimi Hendrix」の3件の記事

2010.12.27

J.ヘンドリックス、West Coast Seattle Boy 付属の DVD を見る

 年末年始休みに入ったのでまたぼちぼち書いてみます。ネタは旬過ぎてますが。

●未発表音源中心のジミ・ヘンドリックス4CDボックス West Coast Seattle Boy に付属のDVDです。これだけ単発の日本盤もありますが、輸入盤ボックスおまけの方で鑑賞。

●約90分。日本語字幕はありませんが英語字幕が出ます。

 基本的にジミが実際に語った言葉(インタビュー、手紙、ステージでのmc)だけで進行していく構成なので、延々とジミのモノローグを聞く感じ。一言でいえばジミ、いや地味です。
 ナレーション担当のブーツィー・コリンズは落ち着いた口調で淡々とお仕事を務めてます。あの風貌とは似つかわしくない感じ。

 バイオグラフィーなので仕方ないとはいえ演奏シーンが断片的なのでちょっと欲求不満になります。もしやレア、未知の映像が含まれているかもしれませんが、ジミに関してそっち方面の知識の乏しい私には判断する能力はありません。

●BBC出演時にHey Joe の演奏を途中でやめて、クリームのメンバーに捧ぐと述べて Sunshine of Your Love をやり出してプロデューサーを怒らせた有名な事件の映像も収録されてますが、こちらは、再発されたBBC Session に付属のDVDにも収録されてるそうです。

Jimi_bbc

●途中、ディランの映像が出てくる箇所があり(ジミはボブに心酔してたので)、自分は見たことがないものでした。風貌からすると66年かなと思いますが、これって何かで見れましたっけ?

Bob_in_wsw_2

●比較のため、DVDでも出てる73年製作のドキュメンタリー映画 Jimi Hendrix (Joe Boyd、John Head、Gary Weis製作)を久しぶりに見返して見たのですが、こちらは様々な関係人物に語らせる中で多面的な人物像が浮かび上がってくるような面白さみたいなものがあります。ゴシップ暴露的なところも含めて。

 73年のドキュメンタリーフィルムには、クラプトンのインタビューがかなり含まれてるのですが、ヘロイン中毒でハートウッドエッジに隠遁中のクラプトンの姿が映像で拝める貴重なドキュメントですね。目つきなんて今の好々爺然としたECとはまったく違って感慨深いです。

Ec_injimi

●深く鑑賞したくなったら国内盤で買って見ようかと思いましたが、個人的には英語版で十分。春頃に制作中という話を聞いたときにはもっと本格的な映像版バイオグラフィかと思いましたが、私はやや期待外れ。こういう切り口も有りなんでしょうけど。

2010.03.13

ジミ・ヘンドリックスの未発表録音集 Valleys Of Neptune 発売

●ジミ・ヘンドリックスの未発表録音集です。全12曲。Sony Legacy シリーズでのリリースで、プロデュースの名義は Janie Hendrix と Eddie Kramer

The People Speak
Valleys of Neptune

 Experience Hendrix の発売権がSONYに移ったので、その新装開店ご祝儀盤みたいなものだと思いますが、2000年に出た未発表録音集 The Jimi Hendrix Experience(4CD) の言ってみれば追補盤。

●収録曲は下記参照。収録音源を大まかにわけると、

1 69年2月のRAH公演のためのリハーサル・セッション (5曲、青文字)
2 69年4月-5月、NYでのレコーディング・セッション (5曲、赤文字)
3 69年9月 NYでのレコーディング・セッション (Valleys Of Neptune)
4 67年5月 Axis Bold as Love のレコーディング・セッション (Mr. Bad Luck)

で、NY録音はレコード・プラント・スタジオ、他はロンドンのオリンピック・スタジオ。

 細かな録音データは解説冊子にかなり詳細に載ってますが、視力悪化中の私には、Wikipediaの該当ページのまとめの方が見やすいです。データによると、ジミの死後に録音された素材は Mr. Bad Luck と Crying Blue Rain のリズムセクション(ともに87年6月録音。プロデューサーはチャス・チャンドラー)だけです。

●公式音源だけでも今まで複数のヴァージョンが聴けた Hear My Train a Comin はかなり強烈(1969年4月7日録音)。Red House のギター音色は鳥肌ものの生々しさ。

 Bleeding Heart は6分20秒。没後リリースされた War Heroes に収録されていたいじくり回された ヴァージョンはこちらで聴けますが、当然、今回のヴァージョンが素晴らしいです。

 Sunshine of Your Love は途中で Outside Woman Blues のリフが出てきますが、偉大なギタリストの一方は40年前に死に、同じくジャンキーで死んでいても不思議でなかった例の方は今も現役でツアー中、ステージで Outside Woman Blues 演ってるわけで。なんとも・・・

●ジミ自身はアート志向というか、自分の演奏に人工的なプロデュースを施して「作品」を作り出す意欲満々だったのだと思うのですが、当盤や 4CD Box を聴いていると、手を加えない生の素材ままの彼らの音楽の方が素晴らしいと私的には思いますねえ。正直、ジミのスタジオ・アルバムを聴くといつも妙な違和感を感じてしまいます。天国のジミには怒られるでしょうけど。

●アメリカではCD発売に先行して、Valley Of Neptune のアナログ・シングル盤が出ていて、そちらにはB面にCD未収録の Cat Talkin' To Me が入ってます。

 Cat Talkin' To Me はこちらで聴けますが、シングル盤は買ってないのでこれとどのくらい違うのかはわかりません。

●スタジオ・アルバムもボーナスDVD付きで再発されましたが、自分は買ってません。DVDの映像は公式サイトのここで見れるもの(エディ・クレーマーがマルチトラック・テープいじくって遊んでます)と同じ?

 今年はジミの没後40周年。亡くなった9月にはDVDのリリースが予定されてるそうです。

-Valleys of Neptune-

1 Stone Free
2 Valleys Of Neptune
3 Bleeding Heart
4 Hear My Train A Comin'
5 Mr. Bad Luck
6 Sunshine Of Your Love
7 Lover Man
8 Ships Passing In The Night
9 Fire
10 Red House
11 Lullaby For The Summer
12 Crying Blue Rain

2009.06.13

ジミ・ヘンドリックスの住んでいたアパートをうろつく

 ディスクもそんな買ってないので、旅ネタ追加しておきます。

●1968年から1969年にかけて、ジミ・ヘンドリックスがロンドンで住んでいたというアパートに行ってみました。

 オックスフォード・サーカスの交差点から南にボンドストリートを進み、ブルック・ストリートという通りを西側に入ってすぐです。例の青い円形のEnglish Heritage の表示があるので、事前に位置と外観を確認しておけばすぐ分かると思います。

Jimi_house

 このアパートについて、ハリー・シャピロ著「エレクトリック・ジプシー」(岡山徹訳、大栄出版)にこんな記述があります。

「(ガールフレンドの)キャシー・エチンガムは、自分とジミのためのアパートを自分で決めるようになっていた。彼が金を送ってくると、二人はメイフェアーにあるブルック・ストリート25番地に引っ越した。  (略)  そのアパートは、かって17~18世紀に作曲家のジョージ・フレデリック・ヘンデルが住んでいた場所だと分かった。ジミはこれにえらくご満悦で、ヘンデルがやったようにここで作曲すると言い出し、キャシーにヘンデルのLPを全部買ってくるように言ったりした。ある面で、ヘンデルは当時のジミ・ヘンドリックスだった。ヘンデルはかってヴォクスホール・ガーデンのリハーサルを見にくるだけで1万2千人の観客を集めたことがある。音楽を勉強している学生などは、そのアパートを見学に来て、ツアー・ガイドがジミ・ヘンドリックスなので唖然としたものだ。」(下巻140p)

 そりゃ唖然とするわな(笑)。

 引用文中にあるように、右の建物(Brook25番)は18世紀にヘンデルが住んでたところで、現在、当時の内装に復元した上でヘンデル・ハウス・ミュージアムという博物館になっていて5ポンド払えば中に入れます。

 白い建物(Brook23番地)がジミのアパートで、右の茶色の建物(Brook25番地)がヘンデル・ハウス。旗はヘンデル・ハウスの案内です。

Jimi_house2

 青い円形表示の拡大です。「ジミ・ヘンドリックス(1942-1970)ギターリスト・作曲家 1968-1969 にかけてここに住む」。

Jimi_plaque

●上のシャピロの著書ではジミのアパートはBrook25番地となってますが、ミュージアムのフロアマップを見るかぎり、ジミの住んでたアパートはBrook23番となっています。

 ミュージアムがBrook25番なのでジミのアパートには入れないように見えますが、Brook23番の建物の2、3階部分(あちらでいう1st、2nd Floor)にミュージアムが拡張されているので部分的にですが入れます。
 23番の3階の裏庭側の一部屋にはかつてそこにジミが住んでいた旨の説明文とジミの写真6点が飾られてます。

 下は、2003年にこちらで開かれたらしいジミに関する催しのポスターです。どんなものだったかは残念ながらわかりません。

Jimi_poster

●ヘンデル・ハウスの方にもちょっと触れておくと、館内は当時の室内が再現されていて床の軋み音がすごいです(笑)。展示物は復元されたベッド、楽器、自筆譜、肖像画といったシンプルなものですが、250年タイムスリップしたような感覚になれます。そっち方面に興味があればそれなりに感慨に浸れると思います。

 館内の一室が演奏家のためのリハーサル室に開放されていて、自分の訪問時は、チェンバロとリコーダーという編成で若い演奏家がリハーサル中でした。あちらの木で内装された部屋っていい音で響きますなあ。

 見物後に裏庭で、ジンジャー・ベイカーみたいな顔したも物乞いに、「なー、何ペンスか恵んでくれないかなぁ」と話しかけられましたが、自分の未来のような気がしたので1ポンドあげました。わはは。

●繁華街のオックスフォード・ストリート、リージェント・ストリートやビートルズのアップル・ビル(空きビルになってました)のあるサヴィルも近いので、行きやすいです。お出かけの際はどうぞ。

 周辺の雰囲気はグーグル・マップでヴァーチャル体験できます。


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