J.ヘンドリックス、West Coast Seattle Boy 付属の DVD を見る
年末年始休みに入ったのでまたぼちぼち書いてみます。ネタは旬過ぎてますが。
●未発表音源中心のジミ・ヘンドリックス4CDボックス West Coast Seattle Boy に付属のDVDです。これだけ単発の日本盤もありますが、輸入盤ボックスおまけの方で鑑賞。
●約90分。日本語字幕はありませんが英語字幕が出ます。
基本的にジミが実際に語った言葉(インタビュー、手紙、ステージでのmc)だけで進行していく構成なので、延々とジミのモノローグを聞く感じ。一言でいえばジミ、いや地味です。
ナレーション担当のブーツィー・コリンズは落ち着いた口調で淡々とお仕事を務めてます。あの風貌とは似つかわしくない感じ。
バイオグラフィーなので仕方ないとはいえ演奏シーンが断片的なのでちょっと欲求不満になります。もしやレア、未知の映像が含まれているかもしれませんが、ジミに関してそっち方面の知識の乏しい私には判断する能力はありません。
●BBC出演時にHey Joe の演奏を途中でやめて、クリームのメンバーに捧ぐと述べて Sunshine of Your Love をやり出してプロデューサーを怒らせた有名な事件の映像も収録されてますが、こちらは、再発されたBBC Session に付属のDVDにも収録されてるそうです。
●途中、ディランの映像が出てくる箇所があり(ジミはボブに心酔してたので)、自分は見たことがないものでした。風貌からすると66年かなと思いますが、これって何かで見れましたっけ?
●比較のため、DVDでも出てる73年製作のドキュメンタリー映画 Jimi Hendrix (Joe Boyd、John Head、Gary Weis製作)を久しぶりに見返して見たのですが、こちらは様々な関係人物に語らせる中で多面的な人物像が浮かび上がってくるような面白さみたいなものがあります。ゴシップ暴露的なところも含めて。
73年のドキュメンタリーフィルムには、クラプトンのインタビューがかなり含まれてるのですが、ヘロイン中毒でハートウッドエッジに隠遁中のクラプトンの姿が映像で拝める貴重なドキュメントですね。目つきなんて今の好々爺然としたECとはまったく違って感慨深いです。
●深く鑑賞したくなったら国内盤で買って見ようかと思いましたが、個人的には英語版で十分。春頃に制作中という話を聞いたときにはもっと本格的な映像版バイオグラフィかと思いましたが、私はやや期待外れ。こういう切り口も有りなんでしょうけど。
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