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カテゴリー「細野晴臣」の10件の記事

2011.11.15

細野晴臣のロバハウス公演を見る

●11月13日に東京、立川にあるロバハウスで開かれた、細野晴臣公演を見てきました。「細野晴臣 古楽の小屋の音楽会」

Hosono_roba

 会場のロバハウスは古楽器アンサンブルの「カテリーナ古楽合奏団」の拠点。ホールというより名称通り、館という感じ。

●場内は200人も入らない位こじんまりしていて、小学校の教室より小さいです。もちろんチケットは瞬時に売り切れたようで、正攻法でチケット取ってくれた友人には感謝。

 客は小さな椅子に座って見ます。最前列の2列は椅子ではなく座布団にお座り。(写真撮影禁止ではないようだったので撮りました)。

Hosono_roba1

●メンバーは、細野晴臣、高田漣、コシミハル、伊賀航で、ドラムレスの4人編成。

 演奏は、ひと昔前の言葉でいうとレイド・バック。かなりリラックスした感じ。最新作のHoSoNoVaの路線。

 会場がとても小さく、演奏者の表情、息づかいまではっきりわかるので、最初、お客さんは固唾を飲んで見守るという感じでしたが、例によって細野さんの語りが虚実皮膜。

 「あまり練習してない」とか、「今が練習だと思って聞いて」とか、「難しいから失敗しないといいな」、「ガイガーカウンター持ってるけど放射線測るのもう飽きた」とかという感じなので、じょじょに会場もリラックス。

 アーヴィン・バーリンのThe song is endedでは、自訳の日本語詩で歌い出してすぐストップ。むずかしいからやっぱり英語で歌うと宣言し、場内爆笑。

 すでに何度かやってるクラフトワークの Radioactivity は、「別離のテーマ」からのメドレーで、2つの曲が何の違和感もなく自然につながっていく不思議さ。

●この公演は、「カテリーナ古楽合奏団」の松本雅隆氏から細野さんがハーディ・ガーディを借りたことが縁で催されることになったようで、当日も一曲、「カテリーナ古楽合奏団」から上野哲生氏(サントゥール)と松本さん(ハーディ・ガーディ)が参加して、ドローンによる即興演奏がありました。高田漣さんが弾いたネックの長い楽器はたぶんサズ。

 この即興では細野さんもハーディ・ガーディを弾きましたが、右手でホイールを回す動作が肉体的にかなりキツかったようで、最後は疲れたかき氷屋のオヤジのようにヘロヘロに。演奏後、こういうのが音楽の基本だね、と一言。

 ハーディ・ガーディは細野さんも発注してるそうですが、作るのはフランスの職人。いつできるのか、お値段がいくらなのか知らないそうです(笑)。

●アンコール3曲はすべて細野さんのアコースティック・ギターによるソロ演奏。フル・コーラスでは歌わない曲もありましたが、やはり感激。ジーンときました。

Hosono_roba2

●全75分程の公演でしたが至福。こういう機会を設けてくださったロバハウスの皆様、ありがとうございました。

「細野晴臣 古楽の小屋の音楽会」セットリスト

I'm a fool to care
Smile
Ramona
星めぐりの歌
メドレー:銀河鉄道の夜「別離のテーマ」>Radioactivity
The song is ended
The song is ended (ジャズ・アレンジ)
Time to hit the road to dreamland
しんしんしん
Instrumental (ドローンによる即興演奏)
Birthday Song
-アンコール (すべて細野ソロ)-
恋は桃色
ろっかばいまいべいびい
風をあつめて

2010.06.08

NHK「坂本龍一 スコラ 音楽の学校」のドラムズ&ベース編

●今年の4月からNHKで放映されている、「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」。すでに色々話題となってますが、4月の「バッハ」、5月の「ジャズ」に続いて、6月はポピュラー編突入。題して「ドラムズ&ベース編」。

Nhk_schola_2

●「ドラムズ&ベース編」のゲスト講師は、細野晴臣、高橋幸宏、ピーター・バラカン。要するにYMOです。バラカン氏もYMOの英語詩の監修をしてたので、広い意味ではYMOファミリーということで。

 第1回は見逃してしまったのですが(9日に再放送あり)、第2回は「ドラムの演奏におけるリズム論」 でした。

 当然主な語り手は幸宏氏。幸宏氏が最も影響を受けたドラマーはリンゴ・スターだそうですが、曲をかけながら、リンゴ・スターやチャーリ・ワッツ、メル・テイラー、B.J.ウィルソン(プロコル・ハルム)、スチュワート・コープランド、アル・ジャクソン等の奏法を語るところは非常に面白かったです。

●この番組、エイベックス系 commmons レーベルから発売されているCDブックと連動していて、番組で使用される曲は、こちらのCDブック収録曲と共通してます。

commmons: schola vol.5 Yukihiro Takahashi & Haruomi Hosono Selections: Drums & Bass
commmons: schola vol.5 Yukihiro Takahashi & Haruomi Hosono Selections: Drums & Bass

 選曲は、下記のようにまっ黒け(笑)。

 It's The Same Old Song、In The Midnight Hour といったベタな曲もありますが、番組ではドラムの三連符の説明に使われたプロコル・ハルムの曲が、Salty Dog だったり、What's Going On がマーヴィン・ゲイでなくドニー・ハサウェイ版だったりで、いかにも一癖あるという感じです。

●このCDブック、CD編にYMOによるビートルズとスライのカヴァーが2曲入ってたり、ブック編も、上のメンバーの興味深い音楽遍歴・音楽観が語られていて興味津々ですが、お値段がとってもお高いです(約9000円)。私は、購入した太っ腹の知人に見せて(聴かせて)もらっただけでまだ購入してません。

 ただ、NHKでは放送されない部分を多く含むブック編(装丁も奇麗)の中身が面白いので迷うところです。どうしましょ(笑泣)。某航空会社の機内販売でも売られていて、航空会社系のカードを使って購入すると10%offになるそうです。下旬に乗るのでまだ売ってたら買おっかな(笑)。

 CD編はすでに持ってる人も多い既存曲のコンピレーション中心なのだから、本の作りはシンプルでいいから、もうちょっとお値段どうにかならんかったのか、というのが正直なところです。

●YMOによるカバー2曲はほぼ原曲通りのアレンジで、Hello Goodbye は番組内でもスタジオ・ライブが放送されましたが、CD収録されてるのは別のスタジオ収録版。

 スライのThank You For Talkin' To Me Africa は、ヴォーカル参加のクリスタル・ケイの声は十分ファンキーですが、声質に透明感があるので、スライ版よりポップな印象を受けます。

 第3回放送は、「ベースの演奏におけるリズム論」なので、細野さんからこの曲について何かお言葉が聞けそうで楽しみです。まさか、スタジオで演奏しちゃったりするんでしょうか.....

●commmonsのサイトで、NHKの番組とは別の講義が見れるようになってます。

 NHKの放送スケジュールはこちら


commmons: schola vol.5
Yukihiro Takahashi & Haruomi Hosono Selections: Drums & Bass

1 Rock Steady (Aretha Franklin)
2 How Long Has That Evening Train Been Gone (Diana Ross & The Supremes)
3 What's Goin' On (Donny Hathaway)
4 It's The Same Old Song (The Four Tops)
5 Cold Sweat (James Brown)
6 Hey Pocky A-Way (The Meters)
7 A Salty Dog (Procol Harum)
8 Lonely Too Long (The Young Rascals)
9 I'll Take You There (The Staple Singers)
10 The Skunk, The Goose, And The Fly (Tower Of Power)
11 Vildgolia (Deaf, Dumb & Blind) (Gil Scott-Heron & Brian Jackson)
12 In The Midnight Hour (Wilson Pickett)
13 Let Me Be The One (Paul Williams)
14 Hello, Goodbye (Yellow Magic Orchestra)
15 Thank You For Talkin' To Me Africa (Crystal Kay, Yellow Magic Orchestra)

2008.05.16

細野晴臣&ワールド・シャイネスの Billboard Live 音源が iTune Music Store からリリース

Hosono080422billboard 4月に Billboard Live 東京で行われた、細野晴臣&ワールド・シャイネスのライブ音源が、iTune Music Store からリリースされました。
 リリースされたのは22日の音源ですが、2公演中のどちらのものかは不明です。

 曲は、はらいそと Pom Pom 蒸気の2曲で1曲200円。もちろん音質極上。自分も行ったショーなのでうれしいリリースです。

 以上、単なる情報ですがブログ保守作業も兼ねて。

2008.04.23

Billboard Live 東京で細野晴臣&ワールドシャイネスを見る

 六本木の東京ミッドタウンにある Billboard Live 東京で行われた細野晴臣&ワールドシャイネスのライブに行ってみました。

 4月22日・23日の2日間、1日2公演の計4公演ですが、私の見たのは22日、9時半開演のレイト・ショーでした。

Hosono_billboardlive

 東京ミッドタウンに来たのは初めて、というか、私が最後にここに来たときは、まだこの場所は防衛庁でした・・・っていつだ(苦笑)。

 以下、ネタバレあり。

●メンバー入場時に「なんで子供がいるんだ?」と思ったら、ワールドシャイネスのメンバーのコシミハル女史でした(失礼、というか若いです。ミニスカだし)。

 セットリストはこんな感じでした。

1 Moments Like This
2 I'm Leaving It Up To You
3 When That Great Ship Went Down
4 映画「グーグーだって猫である」の音楽から(タイトル知りません。m(__)m)
-細野さん、ここでテンガロンハットを脱いで気合い-
5 Chattanooga Choo Choo
6 香港Blues
7 キャラヴァン
-メンバー紹介-
8 Pistol Packin' Mama
9 Morgan Boogie
10 Pon Pon Joki
11 Body Snatchers
12 Sports Men
-アンコール-
13 はらいそ

 時間にして70分強くらい。開幕前に清水宏氏のコント調の前説あり。

●去年12月の横浜サムズアップでのショーは行きそびれましたが、その時とはかなりセットが違います。さすが同じことの繰り返しはやりたくないお方といいますか。

 私的な感想は、前半の4曲はちょっとまったりしすぎというか、正直あまり夢中になれませんでした。
 Chattanooga Choo Choo 以降は大変楽しかったです。特に最新バンドのワールドシャイネスのバージョンをずらり並べた Pistol Packin' Mama 以降のバンドのグルーブはさすがでした。

 「速いテンポでやる」と言って始めた快速 Pon Pon Joki ですぐ歌えなくなり、テンポ落としてやり直したのには笑えましたが、あれはお約束のギャグなのでしょうか。

 MCは例によって虚実乱れ飛ぶ細野ワールド。一緒に行った友人は「よくまあ、いつもいつも適当なデマカセばかり語れるもんだ」と呆れ・・・いや感動してました。

Billboard Live 東京は初めてでしたが、ちょっとバブリー(死語)な雰囲気はするものの、演奏者の表情まで丸わかりの超近接距離でライブが楽しめるのは格別です。
 客席は上に伸びていく座席配置でどこからでもよく見えそうです。私はギャレーのすぐ前のDHというテーブル付きの席で見てましたが、ステージはこんな感じで見えます(開演前写真)。

Bt_stage

 小規模なPAも使ってますが、楽器の生音、アンプからの直接音が耳に入ってくるので音は素晴らしいです。ショーの最後に視覚的なサプライズがありますが、あれは、出演者を問わず行われるこの小屋の恒例なのでしょうか。

 チケット代は安くはないですが、キャパを考えれば不合理に高くはないと思うので、お気に入りのミュージシャンがやるときはまた来たいと思うのでありました。

2007.10.07

ハリー細野&ザ・ワールド・シャイネスによる FLYING SAUCER 1947を聴く

細野さんの最新作です。

FLYING SAUCER 1947
FLYING SAUCER 1947

 今年7月に、日比谷野音で見た還暦記念祭「細野晴臣と地球の仲間たち」では、ほぼカントリースタイルの演奏に徹してた(と思う)ので、単純に「カントリーアルバム」という先入観で聴き出しましたが、とんでもない。

 そんな単純な分類などできる音楽じゃありませんでした。

●確かに、モロ「カントリー」って曲もあります。

 うち、私が一番気に入ったのが、Sportsman のカントリー・ヴァージョン。これぞ「せーの!」で皆一緒に演奏するバンド演奏の醍醐味。短いですが、中間部のバンドのカントリー・ノリのグルーブなんて最高。高田漣のフラットマンドリンも素晴らしいです。
 細野さん自身、「多重録りでない一発録りの面白さに目覚めた」旨のことを言ってましたが、これを聴くと、その言葉に完全に納得させられます。

 かと思うと、まったく逆に、全楽器一人で多重録音なんて曲もあり(以前、森高千里に提供した Miracle Light)。

 Close Encouters は、あまりにも有名なスピルバーグ映画でのジョン・ウィリアムス作の例の「タ・タ・タ・タ・ター」をモチーフにした曲ですが(作者のクレジットもジョン・ウィリアムス)、いったい、あの単純なモチーフをこんな曲に仕上げるなんて世界中の誰が考えるでしょう。Body Snatcher の新アレンジも秀逸。

●各曲について、Jazz風だの、昭和歌謡風だの、テクノ風だの、形容しようと思えばできますが、そんな分類が虚しくなるくらい、多くの音楽のミックスぶりが素晴らしいです。
 異論を承知で言うと、聴いてるうちにライ・クーダーの音楽を思い浮かべました。「チキン・スキン・ミュージック」あたりが好きな人が本作を聴いたらどんな感想をもつでしょう。

アートワークは素晴らしく、上質紙による綴じ込みのブックレットは、細野氏の序文、コシミハル嬢との対談の他、各曲の歌詞、関連写真付き。さらには曲毎に細野さんが簡潔なコメント寄せていて、見てて楽しい気分になります。

Fs_1947_3

 全12曲で、40分ちょい。CD時代になって、1ディスクあたりの収録可能時間がアナログ盤の倍近くになったわけですが、私にはこのくらいの長さがちょうど良いです。

●アマゾンの「DEEP DIVE」というコーナーに興味深いインタビューが載ってます(でも、文章はちゃんと校正しましょうね)。

 日本のポップ・ミュージックの至宝ですわ。

2007.10.03

ニッポンロックアーカイヴス復刻シリーズで THE APRYL FOOL を聴く

日本コロンビアによる日本のロック黎明期の重要盤紙ジャケ復刻シリーズ「ニッポンロックアーカイヴス」というのが始まりました。怠け者の私は渋谷のCD屋さんの陳列を見て初めて知りましたが。

 自分の食指が動いたのは1枚。THE APRYL FOOL のデビューアルバムにして最後のアルバム、APRYL FOOL.
 理由は単純で細野さんが参加してるから。

Aprylfool

 ジュウェル・ケース盤は、すでに94年に出ていて今も在庫ありのようですが、怠け者の私は全然知りませんでした(ガク)。

 メンバーは、小坂忠(vo)、菊池英二(g)、ヒロ柳田(Key)、細野晴臣(b)、松本隆(ds)。

発売は1969年9月ですが、聴いてみてびっくり。もろサイケデリック・ロックだったので。

 裏表のカヴァー写真が、エリオット・ランディ(Elliott Landy)が68年にウッドストックで撮った The Band の一連の写真に雰囲気が良く似ていたので、てっきり、もっとDown to Earth なサウンドかと勝手に思いこんでしまいました。ちなみに、アルバムに使われている写真は荒木経惟氏によるもの。

 楽曲・演奏のクオリティは非常に高く、同時代の米英のサイケデリック・ロック系のバンドに比べて遜色はないです(と言いつつ、そっち系の音楽はあまり知らんですが・・)。
 当時の日本にアメリカ同様のサイケデリック・ムーブメントが存在したかは微妙、というか「ノー」だと思いますが、少なくとも、作品は完全に同時代のロックシーンの音でびっくりしました。

 日本語詩は一曲のみ。ディランの Pledging My Time のカヴァー以外はオリジナル曲。英語詩曲での小坂忠のヴォーカルが上手いのも驚き。

●ストレンジ・デイズの山田順一氏による付属の解説によると、細野、松本はあとからバンドに加わっており、バンドのサウンドは2人以外のメンバーの指向で決まったもののようです。この後、2人が若干の曲折を経て「はっぴいえんど」に至るのはご存じの通り。
 
 解説は今回の復刻にあたってあらためて書かれたものですが、非常によく書かれていて、このアルバムについてほとんど無知だった私は大変勉強になりましたです。

表カヴァーの写真は、ランディによる The Band のこの写真と非常に雰囲気が似てますが、当時のメンバーや荒木氏はランディの写真を知っていたのでしょうか。知らずにこれらの写真が撮られてしまったのだとしたら、ちょっと驚きというか不思議というか・・・・

 ということで、私には色々と驚きの1枚でありました。

2007.07.29

「細野晴臣と地球の仲間たち」に行く

●行ってまいりました。7月28日、日比谷野外音楽堂。
 国内の野外公演なんて、いつ以来でしょう。隣に居るのが娘からオヤジに変わりましたw

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 サブタイトルが「~空飛ぶ円盤飛来60周年・夏の音楽祭~」。ようするに、細野さんの還暦記念コンサートです(笑)。
 前半90分ほどが、春先に出たトリビュートアルバム参加ミュージシャンのセット。休憩はさんで後半1時間ちょいが細野さんのバンドのセット。

●オープニング担当が竹中直人(笑)。続いてYMOの三人が登場してご挨拶。
 薄暮の蒸し暑くけだるい野音に響いた栄えある一曲目は、ストリングス付き、ヴァン・ダイク・パークス指揮、ゲスト・ヴォーカルがサンディーの「イエロー・マジック・カーニバル」という超豪華セット・・・・ですが、拍子抜けするほど、まったり始まりました。

 先に後半の細野バンドについてお話すると、同じことの繰り返しがキライな細野さんらしく、今度はカントリーで(笑)、9月発売の、ハリー・ホソノ&ワールドシャイネスによる FLYING SAUCER 1947 を先だって生でご披露した模様です。「Pom Pom 蒸気」 もガラッと変わってカントリーアレンジ。

 途中、ヴァン・ダイク・パークスが加わって、なんと Discover America 収録の The Four Mills Brothers ご披露。ヴォーカルはヴァン・ダイク爺。これを人前で歌うの初めてだそうで。しかも原曲からがらっと変わって、仰天のどカントリーアレンジ。たしかこの曲では坂本龍一がキーボードに参加。
 ヴァン・ダイク・パークス、64才。ファースト・アルバムの頃のインテリ風美青年は、猫背で歩く小太りのおじいちゃんになってました。

 「さっ、早く終わらせて帰ろ」など細野ジョーク連発でしたが、アンコール最後は、当夜参加のミュージシャン総参加で演奏の、「さよならアメリカ さよならニッポン」。ヴァン・ダイク・パークスはアコーディオン弾きまくりですよ、って、くーったまらん状態。
 今回ヴァン・ダイク出演なので、当然彼がプロデュースしたはっぴいえんどのラスト作 HAPPY END からの曲も期待してました。「さよなら~」は、アルバムでは大滝詠一氏がヴォーカルだったんで、「うーん、やるかな・・・」でしたが、やってくれました。

 その後、みんなで、HAPPY BIRTHDAY を歌って、バースデーケーキが登場して大団円。 
 セットリスト書きたいところですが、備忘録代わり?に回した○○の○○○が抜けてたので(泣)書けません。

●怠け物の私がほとんど知らない、若いミュージシャン中心の前半のトリビュートセットも、まったりと楽しめました。ただし、披露されたのはアルバムの全曲でなく、10セットのみ。

細野晴臣トリビュートアルバム
細野晴臣トリビュートアルバム

 皆良かったですが、一曲だけ挙げれば、ワールドスタンダード + 小池光子の「三時の子守唄」。小池光子の声、ほんと素晴らしいです。蝉時雨+隅田川花火大会取材ヘリの爆ノイズに負けず、美しく響きました。
 それにしても、この曲、こんな奇麗な曲だったのですなあ・・・

 セット・チェンジの合間に、竹中直人+高橋幸宏の漫才コンビなどもあり(笑)。
 
●パンフは3500円でしたが、内容が濃くなかなか面白いです。入場時に配られた団扇には、WE ARE NOT ALONE 2007.07.28 の文字が。

Hosono_uchiwa

 うーん、イイ晩でした。よかったなぁ・・・幸せ。

(追記)
 会場でメモっておいた前半のセットです。演奏者はトリビュートアルバムをご参照。
 「終りの季節」は、原田郁子が FUJI ROCK に出演のためイシイモモコに変わり、モモコちゃん演奏後、思わず「郁子ちゃん、ありがとねー」(笑)

「イエロー・マジック・カーニバル」
「風来坊」
「ミッドナイト・トレイン」
「終りの季節」
「ブラック・ピーナッツ」
「北京ダック」
<竹中直人ギャグ>
「日本の人」
「三時の子守唄」
<竹中直人ギャグ>
「Turn Turn」
「風の谷のナウシカ」

撮影用のカメラが数台あり、マイクが林立してたので、そのうち映像で拝めるでしょう。

2007.02.27

ハリー細野 クラウン・イヤーズ 1974-1977

●「トロピカル・ダンディー」と「泰安洋行」のソロ作2CDに加え、Tin Pan Alley との中華街ライブCDと75-76年の映像集DVDからなるBOXです。

ハリー細野 クラウン イヤーズ オブ 1974-1977
ハリー細野 クラウン イヤーズ オブ 1974-1977

 ソロ2作をいったい何度買わされるのかというボヤキも聞こえてきますが、中華街ライブ完全版とDVDが付いてるのでファンの方は買うでしょう。

 再発になるソロ作の音質は、前回の紙ジャケ盤(細野氏はいっさい関与していないそうです)と比べ、私の耳で聴く限り、違いを表現するのに困るくらいの差です。ただしまったく同じではないと思います。「香港Blues」の銅鑼の音をいったい何回聴き比べたことか(苦笑)。

 ブックレット掲載の細野さんの序言によると、オリジナルの24chマスターはすでに消滅していて、テープは6mmのマスターがあるだけだそうです。今回のリマスターは、そのマスターと、今まで発売されたCDだけを元にしているそうです(「クラウン盤のBOX化に際して」 by細野晴臣、より)。
 なお、ボーナストラックは、未発表のアウトテイク、デモのような音源ではありません。

●クラウン時代のディスクをこれから聴こうという方は、普通にこれを買えば良いと思いますが、今回のBOXが決定盤かというと微妙です。

 今回のBOXは、紙ジャケのサイズを、通常のCDケースの高さに合わせたため、前回の紙ジャケに比べると、一回り小さくなっていて、しかも、前回のようにマット地の紙質になってません。サイズの関係でディスクが保護紙なしの剥きだしで入ってます。

 残念なのが、「泰安洋行」では、前回の紙ジャケで復刻されていた歌詞掲載の小冊子が入っていないこと。とても面白い出来の冊子でしたから。

 右が今回のBOX版、手前が左の旧紙ジャケで復刻されていた小冊子です。

Voyage

 ということで、コアなコレクターの皆さんは、前回の紙ジャケも手放さないように。

「中華街ライブ」については、もちろん楽しみましたが、2枚のスタジオ作品のクオリティーの高さに比べると、音質はかなり落ちます。
 マルチトラックのテープは回さなかったということで、卓落としのモノラルです。文句いったらバチがあたるでしょうけど。

 映像集DVDについてももちろん楽しみましたが、個人的には、「繰り返し見るかなあ・・」という感じです。

 当時、「音楽表現の成熟度>映像表現の成熟度」だったことは否めないかと。
 「トロピカル・ダンディ」・「泰安洋行」2作と、DVD収録の映像作品の完成度の落差に複雑な思いというか・・・前者の圧倒的なクオリティの高さに比べ、後者は、手探りというか未成熟というのが正直な感想です。もちろん充分楽しめる上で、です。

 中華街ライブとDVDだけ売れ、というファンの方の意見も少なくないですが、ミュージシャン側からは、これだけを「作品」としてリリースするのは抵抗があるのではないかと自分は思いました。

ブックレットは文句なしの素晴らしさ。インタビュー、エッセイ、レア写真、レア資料、解説等々満載です。

 個人的には、RCOオールスターズで来日した時のリヴォン・ヘルムとの2ショット写真に、グッと来ました。

 リヴォンと細野さんについては、以前レコード・コレクターズ誌(2005年10月号)にビル・ワイマンの興味深いインタビュー(聞き手 藤井貴之氏)が載っていたので引用します。


(83年にアルバムのプロモーションで来日したときの話)
「レヴォン・ヘルムが細野晴臣のカセットを持っていて、来日する前に聴かせてくれたんだ。その時僕はドクター・ジョンやブッカー・T&MG'S のメンバーと一緒にパーティー会場にいたんだが、彼の音楽がすごく気に入って、日本に行った時に会いたいと思ったんだ。彼はすごくナイスだったよ。ストーンズで90年に日本に行った時も素晴らしい花束を贈ってくれたんだ。そのときも彼に会ったし、しばらくは手紙のやりとりもしていた。彼とは随分親しくなったよ」(79頁)


 ええ、話ですなあ。
 カセットは、リヴォンがRCOオールスターズで来日したときにもらったものかもしれませんね。

●細野さんネタでは、4月にトリビュートアルバムが予定されていて、「蝶々-san」をやってるのが、なんと、ジョン・サイモン、ジョン・セバスチャン、ジェフ・マルダー、ガース・ハドソンです。他にも涎がでるような面子がずらーっと(私の知らない人もいますが)。こちらも楽しみですが・・・・・お金が(涙)

 気力が尽きたのでこの辺で。

2006.09.25

細野晴臣 / 東京シャイネス DVD その2(本編)

 細野晴臣 / 東京シャイネス DVD その1の続き。

 まずこのDVDに関する事実を簡単に概観しますと。

 東京シャイネスの実際の公演は、2005年12月27日東京、2006年1月28日京都、2006年4月21日福岡の3公演しか行われておらず、しかも日程が非常に開いてるのは不思議です。

 DVDは、全16曲で、京都での5曲以外は、すべて福岡公演のテイクで、東京公演は「幸せハッピー」、「Stella」の2曲が、Extra Feature として収録されているだけです。ただし、この2曲は、本編には採用されておらず貴重です。
 残念ながら、実際の公演では演奏された「風をあつめて」は収録されていない・・・・・・・・ように見えますが、実は隠しトラックとして非常に面白い!!!数テイクが収録されています。どうやって見れるかは秘密にしておきますので皆さん探して見てください。RPGゲーム的な感覚で見つけられると思います。

 副音声に、細野晴臣×鈴木惣一朗×浜口茂外也3人によるコンサート実況「井戸端対談」があり、これが予想通り面白すぎw

 ブックレットの冒頭で、本編16曲について、細野本人の「楽曲回答」と称するコメントがついていて、これが興味津々で貴重な楽曲解説になってます。他に、狭山を含めた各地公演についての解説は4編(狭山担当:川村恭子、東京担当:北中正和、京都担当:安田謙一、福岡担当:松尾伸也)。

 演奏内容については、狭山でのライブに比べると、細野氏の声は遙かに安定しています。バンドの演奏はどちらかと言えば穏やかというか大人しいというか。個人的には狭山でのライブの方が楽しめました。まあ、狭山ライブの一期一会の特殊な「興奮」を、「東京シャイネス」に求めるのが間違っているのかもしれません。もう少し聴き込んでみたいです。残念ながら実際はかなりあったらしいMCはほとんどカットされてます。

 個人的には狭山の雰囲気が素晴らしすぎるので、興味ある方は、初回盤がなくならないうちに、急げ!
 下は、特典盤についてるポスター?です。

Tokyo_shyness_poster

 とにかく、最近購入した中では、喜びMAXのDVDでした。

(追記)
 「風をあつめて」の見方ですが、発売からだいぶ経ったのでバラします。

 メニュー画面の EXTRA FEATURE に入り、カーソルを下に移動していくと、OUTTAKES の選択を飛び越えてメンバーの顔が赤くなるようになります。ところが細野さんだけ赤くなりません。ていうか、他のメンバーはモノクロで写ってますが、細野さんだけ最初からカラーですw
 で、細野さんのところにいったら(つまり誰の顔も赤くならなくなったら)、決定ボタンと。これで見れます。

2006.09.24

細野晴臣 / 東京シャイネス DVD その1

 細野晴臣の「東京シャイネス」というDVDがでました。2005年から2006年に行われた3回のコンサートのライブです。

東京シャイネス(初回限定盤)
東京シャイネス(初回限定盤)

 個人的に、細野晴臣の音楽は、最初のソロ作「HOSONO HOUSE」を偏愛していて、「はっぴいえんど」以外のアルバムは、恥ずかしながら摘み食い的にしか聴いてない(しかも今ひとつしっくりこなかった)のではありますが、発売を知ってから楽しみにしていたDVDです。

 初回限定盤には、2005年9月に狭山で行われたHyde Park Music Festival から、細野氏のステージをコンプリートで納めた特典盤がついてます(東京シャイネスはこの発展的プロジェクトと言ってよいでしょう)。

 告白しちゃうと実はこちらの特典盤の方が目当てだったりして(許してね)。

 この特典盤、本編と同サイズの別ケース入りで、ケースの造りやアートワークの丁寧さといい、これ単独でも商品として通用するような出来です。まるで、本編が2巻あるという感じです。

 写真の、左が本編で、右が特典盤です。

Tokyo_shyness

 本編も含め、全体的に、アートワークや解説ブックレットがとても充実していて(細野氏に対する愛に満ち満ちている)、手に取って眺めてるだけで喜びがわいてきます。

 特典盤に納められたライブは、フジTVのCS放送でフェスティバルの特集番組として放送されていますが、番組が参加ミュージシャンの演奏を網羅的に紹介したダイジェスト版だったので、残念ながら、細野氏の演奏は15分弱、3曲(「ろっかばいまいべいびい」、「恋は桃色」、「ありがとう/ w 小坂忠」)しか放送はされませんでした。

 今回こうしてコンプリート(9曲)で見れるのは喜びの限りであります。特に放送時に大幅にカットされた飄々として味わい深いMCが聞けるのは涙ものです。
 見ているだけで、胸が熱くなり、顔がほころび、目頭が熱くなるのであります。うーん、幸せ。

 紹介の順序が逆になりますが、本編の内容については、またあらためて。

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