Arc Angels のライブ盤、Living in a Dream
去年再結成した Arc Angels のライブ・アルバムです。彼らの地元、テキサス州、オースティンにあるクラブ Antone's でのライブ。
DVDとCDのコンボセットです。公式サイトで買えますが、日本のショップで買うと高いです。
2CDはライブ本編のCD+ボーナスCD。ボーナスCDは、スタジオ録音3曲とAntone's のライブ・アウトテイク1曲の計4曲のみ。スタジオ録音は、彼らの自作2曲とP.マッカートニーの Too Many People のカバー。
●演奏されてるのは、92年発表の彼らの唯一のアルバム収録曲全12曲のほとんど(11曲)、新曲1曲、M.ウォーターズのカバー1曲(She's Alright)の全13曲。
曲も良いし、ステージも見栄えがしてカッコイイです。当然ギターも上手い。
でも、すぐに気に入られるようなキャッチーな曲や「イェーイ」的な軽いノリとは無縁。DVDで見るとステージ前方のお客さんも騒がずじっくり聴いてます。
繰り返し聴いてるうちにジワジワ効いてくる感じで、彼らの存在をなんとなく地味にしてしまってる理由も伝わってきます。ていうか、ブレイクしようにも、そもそも恒常的に活動してなかったわけですが。
去年、アルバート・ホールのクラプトン公演の前座出演時に拝ませてもらったときの彼らの印象はこちらに少しだけ書きました。
●ECバンドのギターリストとしてのドイルのプレイには違和感覚えた人もいたようですが、普通の上手さや美しさからは外れた彼のギターの真骨頂がこのディスクでたっぷり味わえるので、ECバンドでの彼に魅了された方はぜひどうぞ。
違和感覚えた人は Arc Angels なんて聴かんでしょう・・・あはは。
●DVDの画質はあまり良くありません。というかわざとラフな作りにした感じで、むしろ彼らの音楽には合っているのではないかなと。
昔の彼らの映像も見れるドキュメンタリー付き(本編から外れた Spanish Moon のライブ映像はこちらで見れます)。
リッケンバッカーの12弦を弾くセクストン。
EC好きにはお馴染みのドイル。
●DVDの一部は、Youtube の ARCANGELS Music TV Channel で見れます。チャーリー・セクストンは3月に、ディランのバンド・メンバーとして来日するはずです。楽しみ。
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