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2013.11.24

ポール・マッカートニー、11年ぶりの日本公演を見る

Outtherejapan●90年、93年、02年に続く4度目の日本ツアー。今回東京の初日と2日目を見ました。これまでの日本公演は全回見てますがどれも1公演しか見てないので、複数公演見たのは今回が初。前回の日本公演からは11年。Figure of Eight で始まったソロ初来日公演から23年ですから本当に時の経つのは早いです。

 巨大なドームがびっしり満杯。ステージが見えない場所までお客さんを入れてる状態。前回は当日券でも入れたように思うのですが。当日ふらっと出掛けて最終日も見ようかなと思っていたら甘かった・・・でも東京2日目と他の日に行った人が一番多くの曲を聴けたと思って慰めました。

●さすがに71歳ですから声は細くなってるし、高音はかなりキツい感じです。今年のボナルー出演時のストリーム音源でオープニング曲の Eight Days a Week を聴いた時に、他のメンバーのボーカルがかなり被ってポールの声が埋もれているような感じだったので、声の衰えをカムフラージュするためにこういうふうになってしまうのかな、とちょっと寂しかったのですが、実際に現場で聴けばそんな思いは吹っ飛びました。というか、Eight Days a Week ってビートルズ版はレノンの声が目立つ曲なので、違和感が大きかっただけかも。

●35曲以上のセットは見返すと目眩がするよう。有名曲で聴き惚れてしまうのはもちろんなのですが、適当な鼻歌みたいな All Together Now ですらあんなに面白く聴かせてしまうのは流石。 Ob-La-Di, Ob-La-Da の底抜けの幸福感とか最高。完全にレノンの世界みたいな Being for the Benefit of Mr. Kite! ですら、自分の曲のように料理してしまうわけで。例えば、ジョン・レノンに逆のことができたのかと言えばかなり怪しい(他人様の世界なんて知ったこっちゃないのがジョン・レノン様)。ペッパーからは、自分の Lovely Rita も先にやってちゃんとバランス取ってるのも抜け目ない(笑)。

 驚くべきは、オリジナルの演奏から受ける印象がどれもそのままちゃんと再現されてしまうこと。そういうことが、例えば他の60年代からずっと活動してる人達に出来ているのかと言うとノー。異論は認めない(笑)。ディランだってクラプトンだってストーンズだって、今の彼らは昔とはかなり違います。でも、ポール・マッカートニーはずーっと同じまま。Live and Let Die なんて何十年も同じようにできるんですから、ほんと驚愕。オフステージに遭遇したファンの反応だって映画「ヤア!ヤア!ヤア!」の世界そのまんまだし。

 Wings 時代なら絶対やろうとしなかったと思われる Another Day もメランコリックで良かったけど、私的に最も感激したのは、Band On The Run。この曲はライブで何度聴いても感激します。変転する曲調は天才マッカの証。最強ウイングスの雰囲気そのまんま。Well, the rain exploded with a mighty crash で始まるパートは、時間の感覚を失い心は10代。あんな陽気な曲想なのにジーンと来た。恥も外聞もなく両手で Wings サインやりそうになったけど大人なので止めた(笑)。

●ライブでは日本公演が世界初披露(ヴェガスでの特別なあれは除く)となった新作は、Penny Lane みたいな曲想の Newや、すぐ耳に馴染むようなキャッチーな Everybody Out There は面白く聴けました。ちょっと I Am The Walrus (レノンの曲ですが)みたいな Queenie Eye もまあ悪くなかったかなと(背後の映像が面白かったです)。一緒に見た仲間は新作は曲を厳選したミニアルバムでも良かったのでは、と言ってましたが、確かにそんな印象ではあります。

●なんか淡白な感想になってしまいましたが、2時間半のショーがあっという間で感激して見てました。コンサート全編不思議な幸福感に満ちていて、過去3回の来日公演と比べてもそういう幸福感は今回が一番だったように思います。なにゆえそうなのかと訊かれてもはっきりした答えは自分で分かりません。

 本当は、ネチネチ分析するより、「わー、ポール、カッコイイ、きゃあ~!」の方が余程コンサートの真実を伝えるような気がするのですが、そうするには自分はスネた大人になりすぎました。今回は見に行った人の声がネット上ですぐに色々と見れるのも楽しかったです。前回の02年公演時にはSNSどころか、サクっと更新できるブログなんてものすら無かったですから。

●自分が生まれ育った場所で、ポール・マッカートニーのコンサートが見れる喜びは格別で、仮にロンドンやリバプールでポールのショーが見れたとしても、味わえない感激だよなあと、しみじみでした。最終日の模様はスカパーで来春放送されるそうです。

Paul2013flag

ポール・マッカートニー
2013年11月18日&19日 東京ドーム

1. Eight Days a Week
2. Save Us
3. All My Loving
4. Listen To What The Man Said (19日は Jet)
5. Let Me Roll It
6. Paperback Writer
7. My Valentine
8. 1985 
9. The Long and Winding Road
10. Maybe I'm Amazed
11. I've Just Seen a Face (19日は Things We Said Today)
12. We Can Work It Out
13. Another Day
14. And I Love Her
15. Blackbird
16. Here Today
17. New
18. Queenie Eye
19. Lady Madonna
20. All Together Now
21. Lovely Rita
22. Everybody Out There
23. Eleanor Rigby
24. Being for the Benefit of Mr. Kite!
25. Something
26. Ob-La-Di, Ob-La-Da
27. Band on the Run
28. Back in the U.S.S.R.
29. Let It Be
30. Live and Let Die
31. Hey Jude
-encore1-
32. Day Tripper
33. Hi, Hi, Hi
34. Get Back (19日は I Saw Her Standing There)
-encore2-
35. Yesterday
36. Helter Skelter
37. Golden Slumbers
38. Carry That Weight
39. The End


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The Beatles」カテゴリの記事

コメント

Get BackはI Saw Her Standing Thereと入れ替わってましたか。
ビートルズの曲では後者が一番好きなので,それはそれでよかったのですが,何か複雑です。

とにかく持ち駒が多すぎるし、どれも満足なので、変わった曲も、そういえば昨日はあれだったんじゃ?みたいな感じでした。
まあ、何を演ってくれても、されるがままという感じです。笑

satoさんの仰ることに激しく同意です。
私の感覚ですと、ポールってミッキーマウスと同じなんですよね~
大の大人の男でも、ついつい笑顔で手を振って「ポール!(ミッキー!)」って叫んじゃう
って感じが(笑)。
これって、やはり私の中のアイドルである、ミック、キース、クラプトン等々とはちょっと
違うかなと...
それがいつまで経っても「ヤア!ヤア!ヤア!」のままってな感じなんでしょうか。
2月に祝杯をあげれる事を楽しみにしています。

PS.
私はええおっさんですがWINGSサインやっちゃいました(笑)。

告白すると、Wingsサインはやりかけて一瞬で手を降ろしました。
修行足りませんね。笑

あの、「きゃーっ、ポールー!」感を保っている秘訣はほんとどこにあるんでしょう。
ステージ上の仕草とかビートルズ、Wingsの頃のまんまですから。

2月の人はだいぶミッキーマウスとは違うように思いますが、楽しみにしてます。

くっそぉー

中止になれ!!!  (>_<)

わーい、悔しいか~ ( ̄ー ̄)ニヤリ


大の大人が何をやってるんか・・・・

そのときそのときで事情はいろいろあれど、あのライヴに行かなかった、行けなかったという思いを抱えて生きていくのは結構嫌なもんです。

それでも私は前を向いて強く生きていきます。

Out There UKアリーナ・ツアー発表になれ!!! \(^o^)/

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