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2012年5月の記事

2012.05.28

ボブ・ディランの新作は9月リリース?

●先にレコーディングに参加したデヴィッド・イダルゴ(ロス・ロボス)がポロリと漏らしてしまい、録音中であるとバレてしまったボブ・ディランの新作について、ディランのファンジンISISのWeb版(5月26日付)がさらに伝えてます。

●録音がスタートしたのは今年の1月。場所はサンタモニカにあるジャクソン・ブラウン所有のスタジオで、Together Through Life を録音した場所と同じ。録音期間は2ヶ月。すでにソニー内部でのリスニング・セッションが行われてる模様。

 アルバムは全10曲で、68分。14分に渡るタイタニックについての曲を含み、リリースは9月の予定。アスペン・タイムスに語ったイダルゴの言葉によれば、彼が参加した以前のディランのレコーディングとはまったく違うということです(The recording session, he said, was nothing like the earlier ones he had done with Dylan.)。単にイダルゴも参加してるクリスマスアルバムとは違うという意味なのかな。

 録音時スタジオにはメキシコの楽器が複数あったということで、彼はディランのメキシコ音楽への関心を嬉しいと語ってます。すべての曲が異なっていて、それぞれアプローチが違うとイダルゴは語ってますが、さて。

 もちろん非公式なソースを元にしたもので、イダルゴの言葉以外は正式に確認の取れてるものではありません。

●5月24日に71才になったボブ・ディランは、4月12日から5月12日までの中南米ツアーを終え、次回公演は6月30日、英国、ケントでのHop Farm Festival。その後7月22日までヨーロッパを回ります。

2012.05.18

グレッグ・オールマン自伝 その2

●この本、かなり面白いです。予想以上。タイトルの My Cross to Bear というのは「俺の背負う十字架」、「我が罪」みたいな意味ですか。

 驚いたのがロックやブルースはアメリカが本場だという強烈な自負心。

多くの英国人は自惚れていて、特に「ブリティッシュ・ブルース」についてそれが言える。彼らは「ブリティッシュ・ブルース」について話しかけてくるが、自分はそんなクソなもの(that shit)は聴きたいと思わないし、兄も嫌っていた。英国人のやるブルースは、大英帝国製造のブルースのようなもの、だ。ロックやブルースは最良のアメリカなのだ。ブリティッシュ・ブルースはグリーンランドにいるオウムみたいなものだ。

ってそこまで言うかい(笑)。そんなこと、クラプトンが聞いたらひっくり返りますぜ。他にも、グラハム・ナッシュは良い友人だけどホリーズの音楽は愚劣だと思ってた、とか、自分の気持ちを偽れないというか、正直な人なのでしょう。

Allmanjoys●60年代中盤のThe Allman Joys 時代(写真。PD)の回想の中に、デュアンがヤードバーズ時代のジミー・ペイジーとジェフ・ベックの大ファンだった(特にジェフ・ベック)とあり、クラプトンのことはまだ良く知らなかったそうです。ということは、Blues Breakers with Eric Clapton はまだ聴いてなかったということでしょう。デュアンはストーンズもよく聴いていたそうです。ってなんだ、英国ロック聴いてるじゃん、オールマン兄弟(笑)。

 リクエストが多かったので、Yesterday や Paperback Writer も演ったそうですが、彼らがそういう曲やってる姿はあまり想像できません。でも上の写真のように、ちゃんとマッシュルームカットなんですよね。一番よく演奏したビートルズの曲はリヴォルバーからの曲。リヴォルバーはビートルズのベスト・アルバムとグレッグは言ってます。

●ディッキー・ベッツとの決別について、アルコールが原因で荒れていくベッツの演奏に他のメンバーが耐えられなくなる様子がベッツ脱退のための仲裁手続での様子を含めて詳しく書かれてます。オールマンとした録音のカセットを持ってきて床にぶちまけて暴言吐く、仲裁手続でのベッツの振る舞いもかなり子どもじみてて、これじゃあ他のメンバーはうんざりするはず。実際ベッツ以外は今も一緒に活動してるわけで、グレッグは「今彼のことを考えても怒りの感情も何もない。もう終わったこと」とあっさり。たぶん彼らが一緒にやることはもうないんでしょう。

●Kindleのエンハンスト版にはグレッグのインタビュー映像が所々入っているのですが、これは自伝本編の文章には含まれていないものでした。こんな感じで再生されます。

Gregg_enhanced

 この部分ではアリーナやスタジアムのような大会場は嫌でビーコンやオーフィウム・シアター(ボストン)のような小さなホールが好きだ、と言ってます。理由はもちろん客との距離が近くて親密な交流ができるから。ステージ前に楽屋で聴くのは、マディ・ウォーターズ、レイ・チャールズ、ハウリン・ウルフ、ソニー・ボーイ、リトル・ミルトン、マーヴィン・ゲイ、ジョニー・ギター・ワトソン等。こてこてですね。iPodで聴いてるそうです。

 こちら、自伝のプロモーションのため、Conan O’Brien Show に出た時のグレッグ。

2012.05.02

グレッグ・オールマン自伝、My Cross to Bear が発売

Gregg_crosstobear●待望の自伝出ました。私は安いので米AmazonでKindle版を買いました。オーディオ・ビジュアルの仕掛のついたエンハンスト版で9ドルちょっと。本の冒頭には「母さんとデュアンに捧ぐ」とあります。

●先にRolling Stone 誌にほんの一部分が抜粋掲載されていて、案の定というか元妻のシェールがらみの場面だったので、世間の興味は結局それかいと苦笑。

 ただし、内容は赤裸々にシェールと出会った時のことを語っていて驚かされました。ビッチ女(失礼)に舞いあがってちんちんにされてる様子が笑えましたが、リムジン奮発して初デートに乗り込んだら「こんなクソ霊柩車で来んな」と小馬鹿にされたとか、よくぞこんなに覚えてるもんです。何十年前の女の子とのデートがどうだったかなんて私しゃ何も覚えてません。ははは。

●出たばかりなので、本当にさわりを飛ばし読みしただけです。有名すぎるレイラ録音時のクラプトンとのマイアミでの伝説的な出会い、デュアンの死あたり。

 後者で印象的なのが、デュアンの死が、彼を兄のように慕っていたベリー・オークリーにとっては人格を崩壊させるような衝撃的な出来事だったということ。

 オークリーがデュアンの死後アルコール漬けになっていく様子が書かれていて、オークリーの事故死は自暴自棄の自殺と捉えられても仕方ない旨のことが書かれてます(書き方自体はペンディングですが)。グレッグの言葉、I don't think he wanted to die; I just think he didn't want to live は、2人のお墓が兄弟のように寄り添うように並んでいることを思い出すとやはりジーンとしてしまいます。

●クラプトンとの件については、ABB40周年のバックステージでの話が短いですが感動的。
 レイラセッション時の話も当時者が語るだけあって重みを感じます。トム・ダウドがデュアンに、ドミノスのセッションを見に来れるか尋ねたときのクラプトンの反応は、グレッグによると、「見に来れるか?ヤツが来るなら弾かせるにきまってんだろ」だったそうで。

 クラプトンのバンドでプレイするデュアンをディッキー・ベッツは嫉妬の目で見ていたとグレッグは書いてますが、同時に、自分がギタープレイヤーだったら同じ気持ちになっただろうとも書いてます。

 かと思うと、デュアンの死後一時的にバンドをサポートしたレス・デュデク(ジェシカでアコギを弾いてる)のことには一言も触れられていません。

 あと、全体的にfuckという言葉が多いです(笑)。

●エンハンストの中身は、写真や音楽ファイル、グレッグのインタビュー動画などで、Statesboro Blues はフィルモア・イースト音源だし、あっと驚くようなレアなものはない感じです。というか、Kindle版はなんでオマケのあるエンハンスト版の方が通常版より安いんでしょうか?間違って通常版も買ってしまいましたが、文字部分の収録量は同じに見えるんですが。(追記:価格の逆転はプレオーダー時だけだったようです)

●公式サイトではグレッグの直筆サイン入り本も売り出されましたがあっという間に売り切れたそうです。グレッグ・オールマン級の大物なら当然邦訳を期待したいですが、最近の洋楽ニーズを考えるとどうでしょうねえ。

●電子版なんでいつでもスマホでちょっとずつ読めるので、ちびちび読みます。

2012.05.01

ニール・ヤング&クレイジー・ホースの Oh Susannah

●6月5日に出るニール・ヤング&クレイジー・ホースの新作ですが。公式サイトでプレオーダーすると、Oh Susannah 1曲だけ5月1日からFLACでダウンロードできるようになったので聴いてみました。

 というか、オフィシャル・ビデオも公開されました。先行ダウンロードの意味あまりないか。

 うーん、これはたまらんというか。真面目にやりなさいというか。「この人達とは遊んではいけません」オーラが漂いまくってますな、こりゃ。いや、たまりません。ていうかこのビデオ、幼児にタバコ吸わせるシーンが出てきますが大丈夫なんでしょうか・・・

 去年のブリッジ・スクール・ベネフィットでニールがデイブ・マシューズとやったバージョンとほぼ同じなのですが、ニールはこの曲をやるアイデアをどうやって思い付いたのでしょうか。

●Oh Susannah というと、中年以上の世代なら、小中学校で聞かされたはずの有名な「オー、スザンナ」(スティーブン・フォスター作)を思い浮かべると思うのですが、ニール・ヤング・サイト Thrasher's Wheat のブログ Neil Young News にAmericana のライナー解説を引用する形で、Oh Susannah という曲についての興味深い記事が出てました(と思ったら、その部分はなぜかもう消えてる。先走って怒られたか)。

 それによると、1848年に初演されたスティーブン・フォスターの曲 Oh Susannah には、

(1) 1963年にティム・ローズという人が新たなメロディーを付けて改作し、The Big Three というグループが演奏したもの
(2) 1964年にティム・ローズ自身によって彼のグループ Tim Rose and the thorns のために再度改作したもの(有名なショッキング・ブルーのヒット曲「ヴィーナス」の元ネタ)

があるそうです。私は全く知りませんでした。去年のブリッジでの Oh Susannah は(2)が元になったそうで、今回のホースとのヴァージョンの元でもあります。

●それにしても、「これってテイク1なんじゃないの」と思わせるような荒々しさ。この人達、普通じゃありません。

 この調子じゃ、同じくアメリカの古い歌が元になってる他の収録曲はいったいどんな風に料理されてるんだか激しく不安、もとい激しく期待せずにはいられません。Clementineとか。

●ちなみに、公式サイトでプレ・オーダーすると Lyric Book という小冊子が付いてくるそうです。どんな代物かわかりませんが。

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