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2012年2月の記事

2012.02.27

ヒューバート・サムリン追悼コンサート Howlin' for Hubert 開かれる

●2月24日にNY、アポロ・シアターで開催されました。豪華すぎる出演者は下の主催者のリンクから。ショーの模様はこちらや、こちら

 このイベントのニュースが非公式に伝わったのが1月後半、具体的な内容が公式に発表されたのは1月末という慌ただしさでしたが、ちゃんと開催されました。

 サムリンと関係が深いハウリン・ウルフはもちろん、マディ・ウォーターズですらこれほど大規模な追悼公演は開かれていないので不思議だったのですが、このショー、Jazz Foundation of America (JFA)という団体への寄付を目的としたショーでした。チケットは150USD-1000USD。

●JFAのサイトによると、20年以上の歴史を持つというこの団体は、ジャズ、ブルーズ系ミュージシャンに対する経済、医療、住居面での援助や法的な支援を行ってきたということで、ミュージシャン達が音楽で多くのものを与えたくれたのだから、彼らが困難な生活を送らないですむよう援助していくというのがJFAの趣旨であると書かれてます。

 実際、サムリンの葬儀費用はミック・ジャガーとキース・リチャーズが負担したそうですから(報道はこちら)、サムリンとて、そうした事情とは無縁では無かったことを考えると、自分はお気楽に音楽だけ聴いてる立場ではありますが、複雑な気持ちにさせられます。

●すでにオーディエンス・ソースが聴けて、それによると(dimeのログインが必要です)、コンサートは2部構成で、オープニングはクラプトンとジェームス・コットンによる Key To The Highway。各ミュージシャンを紹介しながらそれぞれ1、2曲(時にゲストが加わりながら)という感じで進行。2部の後の方に出た大物さん(バディ・ガイ、クラプトン、キース・リチャーズ)は曲数は多め。最後は出演者総出の大フィナーレが2曲。

●まだ、ながらでさっと聴いただけですが、正味3時間半を超えるショーでも聴いてて飽きないのは、ブルーズという音楽が持ってるシンプルな良さかなと。フィナーレの Wang Dang Doodle なんていかにもリハ無しの荒っぽさですけど、ジワジワ効いてくる感じはこの音楽の醍醐味です。当初伝えられたDr.ジョンはどこにいるんでしょう?(出演せず?)。あまりブルーズという感じのしないエルヴィス・コステロですが、演ってる Commit A Crime を聴くとなかなかカッコいいです。

 バディ・ガイのフチクチはもう貫禄。相変わらず色物ぽいですが。バディのセットでカッコいいギター弾いてる Quinn Sullivan という人は、去年バディのサポートでデビュー作を出した人だそうです。なんと1999年生まれの12才!

 Shake For Me の最初のソロの2人目はクラプトンですが、バッキングの延長みたいなサラッとしたソロ弾くとほんと上手いですね。

 各セットのパーソネルは音源だけでは今ひとつ不明確ですが、出演者リストから想像してみるのも逆に楽しいかも。

●ハウス・バンドが付いていて、バンマスはスティーブ・ジョーダン。この人、モータウンのバックバンドに対するトリビュート映画 Standing in the Shadows of Motown のハウスバンドでもディレクター扱いでした。リーダー的な信頼のある人なんでしょうね。

●映像で見たいところですが撮影はなかった模様。Youtubeにはちょこちょこ断片的に上がって、こちらはフィナーレの Wang Dang Doodle。コステロの弾いてるゴールドのレスポールはサムリンのギターかも。

 ニューヨークはいいな。

2012.02.25

ホワイトハウスでのテデスキ&トラックスです

●2月21日にホワイトハウスで開催された、Black History Monthにちなんだ Red, White and Blues というショーに出演したときのデレク・トラックスとスーザン・テデスキの舞台裏動画です。仲良いですね。

●ホワイトハウスの公式アカウントがこういう動画をYoutubeにアップロードしてしまうのだから、すごい国です。

 ショーの模様はストリームでライブ配信されてましたが、アメリカではPBSが2月27日に放送するそうです。

2012.02.10

テデスキ・トラックス・バンド、東京公演2日目セットリスト

●2月9日、渋谷公会堂。とんでもないもの聴いたという感じ。凄すぎてあきれました。

1 Everybody's Talkin'
2 Comin' Home
3 Days Is Almost Gone
4 Rollin' and Tumblin'
5 Learn How To Love
6 Wade In the Water
7 Band Introduction
8 Darling Be Home Soon
9 Nobody's Free
10 That Did It
11 Uptight
12 Bound for Glory
13 Midnight in Harlem
14 Love Has Something Else to Say



(追記)
 PC環境の不具合で音源で反芻してないのですが、以下、記憶の範囲で感じたことメモっときます。

●セットは予想したほど大きく変わらなかったのですが、面白いのが、同一曲でも演奏順が変わること。

 大阪では1曲目だった Bound for Glory が東京2日目では本編ラストに。ほぼ、定位置だった Midnight in Harlem が東京2日目ではアンコール1曲目だったり。

 アルバムに入ってないオリジナル曲、Nobody's Free は、東京初日では、メンバー紹介を兼ねた即興的なブルース曲 (ペーパー上の表記は Stevie Groove) からメドレーのように演奏されたのですが、2日目もそうだろうと身構えてたら、Nobody's Free の前に Darling Be Home Soon と、初日の逆パターン。

●こういう不確定な面白さは曲順だけでなく曲中でも出てくる。

 Love Has Something Else To Say の途中、初日はMaki Madni を歌ったかと思ったら、2日目はビートルズの Why Don't We Do It In The Road だったり。セットリスト紙には「Love Has Something To Say」としか書いてなく、どちらをやるか即興的にその場で決めるのか事前に決めておくのかはわかりませんが、決まったセットとアレンジを毎日反復するようなバンドとは違って、予測不能。聴いててすごく面白いです。

●スーザンのヴォーカルは、オーディエンス・ソースで聴くと声の荒れや、必ずしも広くない声域からくる声のムラが気になったりしてたのですが、生で聴くと意外とそういう印象はありませんでした。録音で聴くより生で聴いた方がよい人はジャンルを問わずいますが、スーザンはたぶん生で聴いた方がずっと良いタイプ。

 彼女のギターも自分の技量をわきまえてサラッとまとめるようなソロではなく、かなりチャレンジング。彼女のソロがたっぷり聴けたスローブルーズ That Did It はかなり聴きごたえありました。正直、見くびってました。ごめんスーザン。

●驚きだったのがホーン隊。CDではあまり分からないのですが、とにかくただ演奏にアクセントをつけるホーン隊とはまったく違う。ソロは取るは、うろうろ動きまわるは(笑)、コーラス隊に紛れ込むは、ドラムの後ろに回り込んで打楽器叩いたり。

 アクションも芝居がかってて、とにかく見ていて飽きません。仮に、3人のホーン隊だけ撮影したビデオがあったら相当楽しめると思います。Uptightの時は、途中からスーザンもひな壇上のコーラス隊に入って4人横並びでステップ踏んだりと、視覚的な面白さもたっぷり。CDのカバーや宣伝写真は11人全員で写ってることが多いですが、たしかに11人全員が皆主役。

●デレクのソロはまあ皆さん感じた通り。2日目本編ラストでやった Bound For Glory 後半の演奏なんて、ABBで言ったらフィルモアイースト・ライブのLiz Reedを聴くのと同じくらい興奮しました。

 本当は、もっとデレクのソロ中心に聴くつもりだったのですが、バンド全体に見所、聴き所が多すぎて困り?ました。

●編成がなんとなく、デラニー&ボニーに似てるので2010年代のデラボニなんて思ったりしましたが、バンドのあり方は、豪華メンバーがバッキングに徹していたデラボニとかなり違う。むしろ、ギル・エバンス・オーケストラとかに近いかも。ギルの晩年のやつ。自由で、緻密さと荒々しさが混ざっててokみたいな感じ。

●ということで、とんでもないバンドですよ、こりゃ。早くまたライブ見たいです。


2012.02.09

テデスキ・トラックス・バンド、東京公演1日目セットリスト

●2月8日、渋谷公会堂。今ツアーで最初の生観戦。

1 Don't Let Me Slide
2 Everybody's Talkin'
3 Midnight in Harlem
4 Rollin' and Tumblin'
5 Until You Remember
6 Bound for Glory
7 Learn How to Love
8 Nobody's Free
9 Darling Be Home Soon
10 That Did It
11 Uptight
12 Love Has Something Else to Say
13 Sing a Simple Song > I Want To Take You Higher

 アンコールは1曲のみ。用意されたセットリスト紙にはあった Wade in the Water は演奏されず。時間が足りなくなったんでしょうけど、2時間半があっという間に過ぎました。

●とにかく、セットだけで表しきれない部分が多いです。

 Love Has Something Else to Sayの途中で、デレクがローランド・カークのVolunteered Slavery を弾き出すと、それに呼応してバンド全体も徐々にVolunteered Slaveryに移っていき、コーラス隊もあの呪術的コーラスでハモり出す場面がありました。で、そこからまた Love Has Something Else to Say に戻っていく。

 メンバー紹介もブルーズの即興演奏に乗せて、歌詞をつぶやくように各メンバーを紹介して行き、そのまま即興演奏がしばらく続いた後に、Nobody's Freeになだれ込んでいくとか。とにかく自由。

●最終日も見る予定。

2012.02.07

テデスキ・トラックス・バンド、大阪公演セットリスト

●ネタバレではありますが、セットリスト以上に演奏力で圧倒してしまうバンドなので大阪のも載せておきます。2月7日、メルパルクホール大阪。

 前日の名古屋とそれほど変わってない感じですが、最後にスライ・メドレー

1 Bound for Glory
2 Rollin' and Tumblin'
3 Midnight in Harlem
4 Learn How to Love
5 Days Is Almost Gone
6 Everybody's Talkin'
7 Darling Be Home Soon
8 Nobody's Free
9 That Did It
10 Uptight
11 Love Has Something Else to Say
12 Wade in the Water
13 Sing a Simple Song > I Want To Take You Higher

 明日の東京初日は、もっと大胆に変えてくるかしらん。でもスライ聴きたい。

●公演後、早々にセットリスト呟いてくださった、「ディラン」@itsu33 さん、ありがとうございました。

2012.02.05

テデスキ・トラックス・バンド、名古屋公演セットリスト

●2月5日、名古屋クラブ・クアトロ。セットは知らずに行って現場で驚く、というバンドでもないので載せます。実際毎回セットは変わるバンドなので。

1 Don't Let Me Slide *
2 Everybody's Talkin' (Fred Neil というかNilsonで有名な「真夜中のカウボーイ」の曲)
3 Midnight in Harlem *
4 Rollin' and Tumblin' (説明不要かと)
5 Bound for Glory *
6 I've Got a Feeling (The Beatles)
7 Darling Be Home Soon (The Lovin' Spoonful)
8 Nobody's Free (TTBのオリジナル。アルバム未収録)
9 That Did It (Bobby Bland)
10 Uptight (Stevie Wonder)
11 Love Has Something Else to Say *
12 Wade in the Water (有名なトラッド曲)
13 Preachin' Blues (Robert Johnson)
14 Learn How to Love *

* Revelater 収録曲。

●約2時間半。カバー曲が多いのはいつも通り。カバーをたくさん聴けるのがこのバンドのライブの面白さ。先達の生み出した宝物に対する愛情と、そこに新しい命を注ぎ込んでしまう圧倒的な技倆。素晴らしい。って、まだ過去の音源でしか聴いてませんが。

 大阪、東京では別の曲も出るでしょう。スティービーのUptightは聴きたいので、東京でもやって欲しいです。

 TTBは、春〜夏頃にライブアルバムを出す予定で、入れて欲しい曲公募してますが、こうなったら3CDになってもよいので、少なくともカバー曲は全部入れていただきたいくらい。あるいは配信でもOKなので。

●情報伝えてくれた皆様、ありがとうございます。
 (コメントでの追加情報により、Preachin' Bluesを追加しました)

2012.02.01

ゲイリー・クラーク Jrのデビュー作、The Bright Light

●テキサス州オースティン出身のゲイリー・クラーク Jr(Gary Clark Jr)のアルバム・デビュー作。4曲入りミニ・アルバムです。

Bright Lights Ep
Bright Lights Ep

 彼の公式サイトはこちらで、このアルバム収録のThe Bright Light を無料で落とせる他、ストリームで全4曲聴けます。太っ腹というか、CDのようなパッケージ商品って難しい時代なんでしょうねえ。

●84年生まれのアフリカ系。デビュー作と言ってもすでにキャリアを積んでる人で、2010年のクロスロード・フェスティバルにも出演してます。10代の頃からキャリアを積み、オースティンの音楽シーンの重要人物クリフォード・アントンに出会って以来、ジミー・ヴォーンを含むオースティンのミュージシャンとプレイしてきたとのこと(Wikipedia英語版より)。

●4曲とも自作曲。2曲がバンド編成で、ソロが2曲。ソロはジョン・メイヤーがやっても違和感ないようバラードと、ブルーズの弾き語りですが、後者のソロは狭いブルーズの話法に留まらない表現で、好みは分かれるのでしょうけど良いです。

●CGF2010のDVDでも自分のバンド(ドイル・ブラムホールがゲスト)とやってるThe Brigh Light(本アルバムの1曲目で無料で落とせるやつ)が収録されていて、ヴォーカルは少し線が細いですが、素晴らしいギターソロを聞かせてます。

 CGFではシェリル・クロウのセットにも参加して、クラプトン、デレク、スーザン、ドイルと共演してるシーンが拝めますが、こちらは他のメンバーが凄すぎてほんの脇役という感じ。情けない短パン履いてトボトボ出てくるECとなぜか握手、挨拶するシーンが(笑)。

 余談ですが、シェリルの2曲目 Our Love Is Fading でオブリガート、ソロと弾きまくってるクラプトンのプレイ素晴らしいです。こういうプレイ聴いちゃうと、ECはギタリストとして終わったみたいな極論がいかに馬鹿げてるか分かると思います。このオッサンほんと侮れませんわ。途中、ドイルと言葉交わしながらのけぞって大笑いしてますが、あれは何なんでしょうか。

●ちょっとゲイリーから脱線しました。オーソドックスなブルーズ好きの人の趣味からは少し外れるかもしれませんが、ミニアルバムでお安いのでどうでしょう。

 下の動画は While My Guitar Gently Weeps をやってるゲイリー。オリジナルに比べるのは酷か。

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