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2011.12.02

エリック・クラプトン&スティーブ・ウィンウッドの金沢公演に行く

Swec_pict●ウィンウッドはもちろん、クラプトンにとっても初の金沢公演。11月28日、いしかわ総合スポーツセンター。

 我が通算6回目のクラプトン&ウィンウッド公演は、自分の記憶の中で何度も思い出すであろう素晴らしいショーでした。

●この日のちょっと面白い出来事。

 例年になく暖かかったというこの日の金沢。何曲かプレイした後にギターを外すので、ギター交換?と思ったらベストを脱いだだけ。その後も長袖シャツを脱いで半袖Tシャツ一枚に。Wonderful Tonight の後には首のあたりを拭うしぐさ(たぶん汗)をして何やらローディに話しかけてる。そして、Very warm, it's hot?と一言。あとで気づいたのですが、ガッドの右横の床上に小型扇風機のようなものが。

 まあよほど暑かったんでしょうけど。ステージ進行に関係ないことはまず喋らないECなのでとても愉快でした。

●Hot だったのは気候だけでなく演奏も。いつもはあっさりした感じの Low Down 後半のソロもかなりアグレッシブ。90年代中頃くらいまでの破綻なく流れるようなプレイは今のECからは聞けませんが、多少の破綻はお構いなしでかなり攻めてる印象。シット・ダウンの Driftin' はピックなし、強い打弦を多用したソロはかなり聴き応えがありました。

●ウィンウッドの声の調子はどんどん良くなっていて、横浜で感じた少し不安定なところはなくなり快調。

 自分の見た位置は、横浜では彼のピアノの正面、広島はオルガンの右横、この日はオルガンを正面から見るような位置。見る位置の関係もあるんでしょうけど、この日のスティーブはオルガン演奏時のアクションが大きく、かなりエモーショナルな演奏。ギターも素晴らしく、彼のソロが大きくフィーチャーされる Cocaine では完全に「ギターリスト」ウィンウッドで、完全に2人のフロント・ギタリストがいるバンド。

●フロントの2人が好調ならその影響は当然他のメンバーにも及ぶわけで。Crossroads 後半ではバンド全体がうねるようなグルーブを発して、このまま延々とジャムが続くんじゃないかと錯覚するくらい。ガッドには2006年ツアーでのスティーブ・ジョーダンのような派手さはないし、ウィークスも今回はソロ場面もなくリズム隊は裏方的な印象ですが、こういうことが起きるのがライブの面白さ。こういう Crossroadsは、自分の行った横浜、広島では聴けなかったかなと。

●会場の「いしかわ総合スポーツセンター」はこじんまりした、いかにも町の体育館という印象。金沢のお客さんの反応はとても自然。でもとてもエモーショナルで正直予想以上に熱狂してました。

 特に印象的だったのがウィンウッドに対する声援。Georgia On My Mind では、As Moonlight Through The Pines のような、センテンス歌い終わったところでも拍手・歓声。偉い。もちろん、Wonderful Tonight に対してはこの夜最大の拍手・歓声。新アレンジとはいえセット落ちしたことがない耳タコ曲ですが、ジーンとしてしまいました。

●金沢でこんな良いショーが見られて大満足。終演後はかなりハイ状態で、同じく東京から遠征した別宿滞在の知人に電話。金沢公演についての驚きと喜びを語り合ったのでした。

Ecsw_kanazawavenue

●次はいよいよ武道館初日。

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コメント

こんばんはです。
本日から武道館ですねー!!

金沢公演、イロイロな意味で熱かった良い公演
だったようですね。

ワタシは先日の名古屋公演に参戦したのですが、
他日はモチロン聴いていないのでわからないのですが、
EC&SWの両雄、そして素晴らしいバンドの
演奏に感動いたしました。

MSGでしかみられないであろうと思われた、
Blind Faith Reunionがまさか我が町で体験できるとは
本当にウレシイかぎりです。

ウインウッドさんの歌声、オルガン、ギター、
EC師匠の力のはいったギタープレイ、(ソロプレイ部では
以前より、さらにドライブがかかった音になっていた
気がします。)
スティーブガッド氏のテクニカルながらツボをおさえた
演奏(予想してたよりパワフルでした。少々、驚き、
ガッド氏のドラムも凄く楽しみしてたのです。)

長々とすみません。
行けてよかったですー!!!

その文才に当日が思い出され涙。

この日はSatoさんからのお電話を切るまでがLIVEでした。

ケーンさん、どうも。

名古屋でもかなり良い感じだったと知人方面から聞いております。

>Blind Faith Reunionがまさか我が町で体験できるとは
本当にウレシイかぎりです。

まさにこれですね。
自分も数回見た後なのに、武道館初日の昨日は昼からちょっとハイになってました。
武道館は、我が町と言うにはちと遠いですが。笑

最近のクラプトンは、かなりワイルドというか、勢いで弾くようなところがあり、かつての完璧なスローハンドぶりとはちょっと変わった感じですね。

私はフロントの2人に気を取られるあまり、正直ガッドについてはちゃんと観察していなかったのですが、スティーブ・ジョーダンの叩き出すようなグルーブはないものの、やはり素晴らしいドラマーです。クラプトンはむしろガッドのようなタイプが好みなのかも。

名古屋公演、おめでとうございました。
(なんか変な言い方ですけど)

Slunkyさん、

あのコンサートも忘れがたいですが、あの電話での語らいも最高でした。話すすべてがツボにはまり、ガハハハ状態。

電話であんな楽しかったのはおバカ20代の時以来だったですよん。

金沢についても何か書かねば・・・(笑)。
いつもやるイントロでの「焦らし」抜きに、いきなりあのリフから入るCrossroadsは印象的でしたね。あの日のECの勢いがそこに表れていたようで。

開催地等、もろもろの周辺環境や付加価値も含めて、忘れ難い公演になりました。
ただ純粋に「演奏」のみを取り出した場合、かつての来日に比べて、今回は日ごとにそれほどレベルの差があるわけではないというのも、また事実だと思います。この辺はまたSLSのほうにも書くつもりでおりますが。

翌日はとんだ珍事で滞在延長を余儀なくされましたが、おかげで金沢をタップリ堪能できました。Sweet Home Kanazawa♪

名古屋でいつものPAさんに伺ったところ、あちらさんも乗るはずだった電車がストップしたので車での移動になった、とのことでした。


>開催地等、もろもろの周辺環境や付加価値も含めて、忘れ難い公演になりました

これは友人とも話し、うんうんと頷きあいました。
不思議なことって起こるなというか、
音楽の神様というのは居てちゃんと微笑むのだなと。それが金沢だった。
地元の人にとってはよそ者の勝手なファンタジーなのかもしれませんが。


>今回は日ごとにそれほどレベルの差があるわけではないというのも、また事実だと思います。

本当にネチネチ事後チェックすれば、各公演毎のばらつきはなんぼでも言えるかもしれません。
今ツアーは、Presence of the lordやCan't find my way home、Voodooといったキラーチューンがあるので、仮に平凡な箇所があってもそれで幻惑されてしまうというのはあると思います。
ただ、一番大きいのはEC、SWの大きさ、2人の間に濃厚に漂ってる敬愛の雰囲気が、お客さんを納得させてしまうのかなと。

翌日の鉄道アクシデントは金沢駅内の混乱を目撃しました。自分らは車だったので無影響でした。ECSW御一行は、もしや空路羽田に戻り、新幹線で名古屋入りかなと思いましたが、車移動だったのですね。

入れ忘れたハンドル名は書いておきましたので、「入れ忘れたよコメント」は消しました。

>音楽の神様というのは居てちゃんと微笑むのだなと。それが金沢だった。

ええコトバや・・・

―「魅惑の金沢」シリーズでした(笑)。

この記事へのコメントは終了しました。

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