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●レイラの40周年盤です。2枚組のデラックス・エディションで聴いてみました。
Layla & Other Assorted Love So [Original Recording Remastered, Import, From US]
●音質改善化のスタートだった20周年盤に比べると音はかなり変わってます(あちらはリミックスでしたが)。月並みな言い方ですが、ベールを数枚剥いだようなかなり生々しい音。ヘッドフォンで聴くと今まで聞こえなかったような音が聞こえてくる箇所もあります。これに比べると20周年盤はデジタルぽい平板な音に聞こえてしまうのは否めないです。
I Looked Away 冒頭約2秒の波形(左chのみ)を見るとこんな感じでした。上が20周年盤で、下が今回の40周年盤。
波形を見て実際に出てくる音を読み取れる能力はないですが、20周年盤の音質を考えるとこの波形はなるほどという感じです。
ちなみに、下はSACD盤のCD層に使われていたDSDマスターの波形。40周年盤の波形と似てます。
面白かったのが、1曲目の I Looked Away がアナログ時代に聞いていた、モコモコした感じが良く出てるなということ。この辺、本当にアナログに近い音なのかどうか。アナログ盤鬼のお詳しい方教えてください(笑)。
個人的には、「レイラ」は今後この40周年盤で聴いていくかな、と。20周年盤を聴いたときの驚きと喜びの記憶は今も生々しいし、あの盤にはとても感謝してますけど。
●今回、あらためてブックレット記載の曲毎のレコーディング・データを眺めてみたのですが、20周年盤の記載と同じでした(なぜか、Why Does のオーバーダブ日付の一部が9月9日から4日に変わってます)。
かなりの曲でオーバーダブが施されてますが(あまりギミックなことはしてないはず)、オーバーダブされてないのが、Nobody Knows You、Key to The Highway、Have You Ever Loved a Woman という古典ブルース曲なのは当然と言えば当然。これらは細工のしようがないので。
他では、ウィットロックが自伝でも録音時の様子を語っていて、ダウドがキャリア中会心の出来と自負したという一発録りの「庭の木」もオーバーダブなし。それから Little Wingもなし。あの凄い演奏がオーバーダブなしというのは驚異的かも。
●Disc2 の内容も素晴らしいですが、一番の喜びはやはりジョニー・キャッシュ・ショー音源が高音質でフルで聴けるようになったこと。Got To Get Better...と Blues Power は、基本的にカントリー音楽番組のJCSにはサウンドがヘビー過ぎで、この2曲が放送から外れたのは仕方ないという感じ。ブートでは Matchbox の没テイクも聴けますが、さすがにそこまで要らんです。
今回初出のGot To Get Better In a Little While のジャム音源についてはまたあらためて。
●見開き内側は、例のスナップショットのコラージュなのですが、デジパックのサイズが正方形ではないので、下部がトリミングされてしまい、ECが手に持った紙コップもデュアンがギターネック押さえる左手も消えてしまってます。ブックレットの方はちゃんとなってますけど。
とりあえず音には満足。
p.s,
前回の書き込みに対して、色々ディープな情報いただきましたが、お返事せずにすみません。大変興味深いお話、情報が含まれているのでぜひご覧ください。
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