1964年のコンサート映画、T.A.M.I. Show のDVD
●T.A.M.I. Show ことTeenage Awards Music International Show のDVD。去年リージョン1で出ていたそうですが、最近リージョンオールでも発売。まだ輸入盤のみですが、2000円前後とお安いです。(リージョン制限の有る在庫も残ってると思われるので通販で買われる方はご注意を)
本編が123分。1964年の10月28日と29日に有名なサンタ・モニカ・シヴィック・オーディトリアムで行われたテレビ番組用の公開ショーの模様を映画化したもので、お客さんは地元の無料招待の高校生だそうで、ド派手にギャーギャー騒いでます。映像はリストアが施されたそうで見やすいです。
●T.A.M.I.Showの映像を自分が初めて見たのは、多くの方同様、縦縞のシャツを着たビーチ・ボーイズの演奏シーンですが(特に Surfer Girl のシーン)、もちろんその時はT.A.M.I.Showなんてことは知らず。
どうやってこんだけ集めたんだというくらいの出演者なわけですが。ダルな演奏する出演者がいないのはすごいです。ビーチ・ボーイズ、ストーンズあたりは普通に楽しめますが、ジェームズ・ブラウンのパフォーマンスは圧倒的。M.ゲイも素晴らしいです。ミラクルズはちょっと荒っぽい感じ。
トリは、この年がアメリカ初上陸のストーンズですが、解説冊子によると、JBとストーンズについてはどちらがトリを務めるかで一悶着あったようです。
●ハウスバンド担当は西海岸の名手揃いの The Wrecking Crewで、音楽ディレクターはジャック・ニッチェが担当。
バンドを連れてないマーヴィン・ゲイやシュープリームスのバックはもちろんですが、チャック・ベリーもギター1本で参戦なのでバックは彼らがやってます。自分たちのバンド同伴のミラクルズの演奏シーンでもサポートで弾いてる姿が確認できます。
裏方なのであまり画面に映らないのですが、付属の解説冊子によると、ハル・ブレイン(dr)、トミー・テデスコ、グレン・キャンベル(g)、リオン・ラッセル(p)等々。
ブレインのドラムはもちろん素晴らしいですが、全員登場のエンディングで格好いいギターソロを弾いてるのは誰なんでしょう。
●公式予告編はこんな感じ。
●面白いです。読み応えのある英文の解説冊子つき。
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