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2010.06.19

マシュー・ハーバートによるマーラー交響曲第10番
(RECOMPOSED BY MATTHEW HERBERT MAHLER SYMPHONY X)

●あなたがクラシック音楽も好きで、CDショップのポップ系新譜コーナーで、名門ドイツ・グラモフォンの古典的なアートワークによるこのカバーを見つけたらギョッとするでしょう。私もギョッとしました。そして買いました。

RECOMPOSED BY MATTHEW HERBERT MAHLER SYMPHONY X
RECOMPOSED BY MATTHEW HERBERT MAHLER SYMPHONY X

 マシュー・ハーバート(Matthew Herbert)による、マーラー交響曲第10番。正式タイトルは、RECOMPOSED BY MATTHEW HERBERT MAHLER SYMPHONY X です。サンプリングの下敷きに使用されたのは、シノポリ、フィルハーモニア管の演奏。シノポリは第1楽章の録音しか残していないので当然素材は第1楽章のみ。

●私はマシュー・ハーバートという人をまったく知らなかったので、一度このCDを聴いてから調べてみたら、ポップ系のジャンルではけっこう有名な人だったのですね。特にHerbert名義での作品。サンプルも聴ける米Amazonので検索すると、こんな感じで出てきます。iTunes環境があればこんな感じで、ジャンル分類は electronic です。

 ビョークのアルバムをプロデュースした経歴もあるそうですが、私はとにかく彼については何も知らず。

●で、本盤のマーラーですが。

 約37分。便宜上10トラックに分割。上にあげたHerbert名義の作品のように聴きやすい音楽ではまったくありません。

 彼のプロフィールにあるようにミュージック・コンクレートからの影響が濃いですが、マーラーの10番が無加工に近い形で鳴る場面も多く、中途半端に原曲のイメージが呼び起こされます。もっとズタズタに切り刻んだ方がよろしかったのでは。

 原曲の再現部に出てくる金管の咆哮、特に有名なトランペットのロングトーンの場面がこちらでもクライマックスのように扱われていて、結構強烈なサウンドが聴けます。強烈過ぎてここだけ何度も聴きそう。でも、あなたの傍にいる人から「ステレオ壊れた?」と言われるかも。

●マーラーの音楽なんて何も知らない人が聴いた方が楽しめるかも。ショップのディスク紹介はこんな感じ
 紹介文によると、「ハーバートはカー・ラジオを棺に詰め、ジュゼッペ・シノーポリ指揮によるフィルハーモニア管弦楽団が演奏した第10番をそのカーラジオでかけて、その音を録音」、「プレリュードからのヴィオラのソロはウィーンにあるマーラーのお墓で新たに録音。その後火葬場でアダージオを大音量で流し、カーテンの後ろにマイクを置き録音した」とありますが、そんなこと音だけ聴いていてわかるわけありません。

●付属のブックレットにはハーバート本人による解説の他、シェーンベルク、ヴェーベルン、アルマ・マーラーがマーラーについて語った言葉の引用3つ。

 作者本人が語る動画。案の定、貶しコメントあり。コメント者の気持ちはよく分かる(笑)。


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クラシック音楽」カテゴリの記事

コメント

何かけったいな方向に走ってますね。
素直にクラシック聴いてた方が幸せになれるんじゃない?
ロックって、かなり底が浅いもんだから、自分の好きなものを何百枚か買ってしまったら、何を買ってもそれ以上のものってなかなか当たらない。
ジャズなら、結構深い。(ロックより幅が広いもんだから、外れた時の外れ方が大きい。)
クラシックとなると、途方もなく広い、深い。
(とてつもなく酷いものは、淘汰されているので、比較的外れは少ない。現代音楽は別として。)
短い人生、こんなもの聴いている暇なんかないんじゃないの?
(モーツァルト170枚組とベートーベン100枚組を聴かなくちゃ)

ディランやクラプトンやニール・ヤングやビーチ・ボーイズの最悪の時期にも、よく聴きこんでいくと結構いいものもあるなんていってて、最良の時期のものを久しぶりに聴いてみたら、なんであんなものありがたがって聴いてたんだろうって気持ちになったことってありません?

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