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2010.03.11

ボブ・ディラン、9年振りの日本ツアー始まる

Bob_osaka20101st●3月11日、Zepp Osakaで待望の日本公演スタート。個人的には2001年3月の武道館以来の生ボブでした。
 セットリストはすでにこちらに上がってます。Catpochiさんありがとう。

●追加公演で、全公演中唯一ソールドアウトでない公演でしたが、始まってみれば後方まで客で埋まってました。さすがに後方の人口密度は薄めでしたが。菅野ヘッケル氏が2階最前列、真ん中にいらしたように見えました。

●最近の定番、ヤナーチェクのグラゴル・ミサをバックに、むみゃむにゃはらほれ・・・Columbia Recording Artist, Bob Dylan!のイントロダクションで華麗にオープン。基本的には、昨年からの延長。まあNever Ending Tour なんで。ボブは、数曲でギターを奏いたもののほとんどキーボード。

 驚いたのが、ボブのアクション。特に、キーボードから離れ、ギターも持たずにマイクスタンド前でボーカルを取るときの、演劇的というか芝居っ気たっぷりのアクション。これは近距離でないと味わえない。

 セットリスト上では "Bob on keyboard" という情報でしかないわけですが、単にキーボード奏いてるだけじゃないんですね。I Don't Believe You でのボブのアクションはまるで怪しいペテン師みたいで、ニタニタしながら見てしまいました。Can't Wait でも強烈。曲毎にオスカー像に近づいてする挙動不審な動きも最高です(笑)。

●チャーリー・セクストンも素晴らしく、淡々とバンドを支える他のメンバーとは違い準主役級。でも、ギターはもっといけるでしょう、この人。まあ、まだ初日なんで。しかし、ドイルと違って華がありますなあ(笑)。

●ジャム風の演奏で盛り上がる Highway 61は、自分が聴いたすべてのこの曲の演奏中最高だったかも。場内興奮状態。小会場、スタンディングの威力はかなり強烈。録音で聴くのと大違い。シンプルですが照明等の視覚効果も美しく印象的。

●自分の最高のボブ体験は、場内騒乱状態だった97年の東京公演初日だったわけですが、今宵を最高に上げてもよいくらい。なんというしあわせ・・・ですが、明日朝急いで東京に戻り仕事です。ははは。

●次の参戦は東京公演。はげしく待ち遠しい。わたしゃ、あなたにひれ伏しますよ、ボブさん。

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Dylan」カテゴリの記事

コメント

97年の国際フォーラムは3日とも観ました。私もその場にいたひとりですが、初日のオーディエンスの乱暴狼藉ぶりはよく覚えてます(笑)。♪Everybody must get STONED!

今夜、satoさん的にはそれに匹敵するほどよかったですか。
私自身よくあることなんですが、なんでも観た直後だと気持ちが昂ってて「もうこれまででサイコーだ!」と感じることってありません? で、しばらく経って落ち着いてくると「いや、そうでもなかったな」と思い直したりするという・・・(笑)。

それはともかく・・・

あの声聴いて、正直どう感じられました?(笑)

97年はまだまだThe Beatles真っ直中で、Bobまで届いていませんでした。
ただし、国際フォーラムの話はよく聞きますねぇ。
あそこをライヴハウスにしてしまったとかで。

昨晩の公演は、全体的にはあれで十分です。
Charlieが引き続き残ってくれてよかった。
それにつきます。

昨秋のツアーから使っている、Thunder On The MountainからWatchtowerの流れを、
また昨晩も見られました。
相変わらず、よくまとまった流れだと思います。
多分、この流れはソウルまで変わらないでしょう。
もちろん、ファンは飽きているようですが。

Can't Waitの照明効果が、Thin Manと一緒でした。
そこから昨秋のセットリストを思い浮かべて、
Can't WaitがThin Manの置き換えになったのか、
そしてまさかこれでメインセットは終わりなのか、
とすら思ってしまいました。

これから行かれる方。
Satoさんも挙げられているように、Bobの一挙手一投足から目が離せませんぞ。

>ブルー爺さん

昨夜は行かれてたのですね。
97年東京は私も3日フル参加しました。

生で聴いて感激、あとで聴くと(考えると)・・・、というのは私も経験があります。
まあ、その時々の自分の受けた印象がすべて、と開き直ってます。
昨夜の演奏も最近のNETの中ではありふれた演奏の一つだったかもしれませんが。9年待たされたというのも大きいのかもしれません。


>あの声聴いて、正直どう感じられました?(笑)

正直、以前は少し気になりましたが、今は納得してます。
万人受けする歌い方ではないし、こんなの歌じゃねーという人がいても完全に納得します(笑)。

亀レスですが、「インビクタス」は私も見ました。
感激しましたが、近作は影のある、極限状況にいる人間を扱った作品が多かったので、ストレートなポジティブさに若干戸惑ったのというのが正直なところです。

>Catpochiさん

もしや、ビートルズ方面も相当イケてるクチですか?

聴き慣れた人には平凡なセットだったのかもしれませんが、個人的には十分。
定食化してるLARSからWatchtowerも迫力十分、聴き応えありました。Ramonaは何の曲かなかなかわからんかったですけど。はは。

Can't Wait聴きながら、雰囲気がThin Manぽいと思ったのですが、なるほどそうでしたか。

行く日増やそうかなと、考え中です。

あのThin Manを昨秋観たときには、視覚的にやられました。
照明の色使い、巨大な影、そして何よりもセンターステージ。

Ramona、あまりにもメジャーな曲で、コード進行も先が読めるほどだったのに、わからず。
誰かが直後に、"Ramona!"って叫んだのを聞いて思い出しました。

元々はビートルズ発なんです。
ビートルズを聞いて、ソロを一通り聞いて。
関連するものを片っ端から聞き漁って。
Bobも、もちろんその一環でした。
それがこんなに大きくなっちゃって…。
男の趣味って、恐ろしいもんですね。

こんにちは、
昨日初めてボブをみてきました!めちゃめちゃよかったです☆二曲目にやったlay,lady,layが印象的でした。マイクいっぽん+ハーモニカ素晴らしかったです!スタンディングでみれたのですごく近かったです!歌いながらよく笑っていたので癒されました。
ちなみに東京最終日も行く予定です。
楽しみ!

Ronnyさん、

初ボブで、めちゃめちゃよかったということで、おめでとうございます。
ボブ自身も、彼の全キャリアの中で、今が一番純粋に音楽を楽しんでるのかなと思います。

ハーモニカ持つ手が妙にごついので???だったのですが、ハーモニカ用のマイクも持っていたようで。自分はそんな近くなかったので笑い顔まではわかりませんでした。
次は注目してみます。

東京もぜひお楽しみを。

2日目、3日目とだんだんこちらも今の声質にシンクロナイズしてきたというか、慣れてきました。実際、ほんの少しずつですが、声の荒れも落ち着いてきた感じを受けます。
3日目のショウは、相当イケてたと思います。

帰宅後、「嵐からの隠れ家」をやってたことをネットで知ったときはガクゼンとしましたが(笑)。

まさか大阪全日制覇予定とか・・・

3日目が良かったという人は多いですね。

>帰宅後、「嵐からの隠れ家」をやってたことをネットで知ったときはガクゼンとしましたが(笑)。

なーに。私も宿で初日のセットを確認してて、「ラモーナ」とあったので愕然。お前は本当にディランのファンなのかと禿鬱に(笑)

♪♪♪Stuck inside of Zepp with the Memphis blues AGAIN!

順調にボブ毒が体に回ってるようじゃ・・・・

すまん、今日はアンガス・ヤングに解毒剤を注入してもらったわ・・・・

“Come in,” she said, “I’ll give you shelter from the storm.”

と常にはいかんもんで。この世は、げに難しき(笑)。

荒しからの隠れ家ってか?(笑)

残留毒にやられました。
たった今しがた名古屋から帰還したとこ
「男は黙って当日券」をひさびさに実践。
続報を待て。
さらにをカリカリさせることになるか?(笑)

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