サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

聴け!

無料ブログはココログ

index

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年3月の記事

2010.03.30

ボブ・ディランの東京最終公演を聴く

Bob_eyelogo●2010年日本ツアー最終日、3月29日、Zepp Tokyo。

 ボブは最後だからって特別なことはしない人。でも予想に反し、今夜は特別でした。

●初の指定席見物。良く舞台が見えます。このクリアな視界はスタンディングでは味わえません。舞台上に書かれた円形模様はスタンディングでは見えない。ライブ中は10×25の双眼鏡でドアップのボブをずっと観察。

●前奏短くいきなり歌い出した Rainy Day Women ですでに場内大沸き。ついで、ギターを持って It's All Over Now, Baby Blue、オルガンに戻って Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine)。

 頭の3曲聴いて今日のボブは素晴らしく歌えてるぞ、と。あの歌い方ゆえ、しばし音楽の流れをブツ切りにしてしまうこともあるボブの歌ですが、今宵は気持ちよく音楽に乗って流れてました。快調確信。

●やっと出た、My Wife's Home Town。アルバムより遙かにエッジの効いたリズムを刻むバックに、センターマイクですごみのあるダミ声でたたみ掛けるボブ。もう背後に偉大なブルーズメンの霊が漂ってましたぜ、ボブ。

●でも今宵はジャムナイト。The Levee's Gonna Break、Highway 61 Revisited、Thunder On The Mountain でバンドがグルーブしまくり。こんなサウンドを、彼は60年代にも、70年代にも、80年代にも聴かせたことはなかった。
 特に、The Levee's Gonna Break 後半の延々と続く大ジャム大会は当夜の白眉。誰かが傑出したソロを延々と聞かせるわけでもないのにこの興奮は何? おかげで、Highway 61 ですらおとなしめに聞こえたくらい。そして、両者に挟まったリリカルな When The Deal Goes Down の美しいこと。

 Thunder On The Mountain ではオルガンのグリッサンドで勝手に自分だけ演奏終わらして中央にすたすた歩むボブ。続いてバンド陣がジャーンとエンディング(笑)。いやーかっこいい、68才。

●で、本編ラストの Thin Man かと思いきや、聞こえてきた音は、あのノワール感ある暗黒サウンドとはまったく別物。何じゃ?・・・・

 ボブが、May God bless and keep you always と歌い出した瞬間、かすかに眩暈が。涙腺決壊寸前。あとは忘我の中で聴き惚れとりました。ああ、来て良かった。Forever Young

●アンコールの Like A Rolling Stone、Jolene が終わっても、ドニーが椅子から立たない。今日は「風に吹かれて」はないのか。その通り、また Watchtower に戻り。

 でも、この瞬間「もしや」と思いましたね。こんなすぐに Watchtower に戻すはずがない(笑)。

●Watchtower 後、整列の挨拶。ボブは腰よりちょっと上の位置で両手の平を客席にむけて何度も動かしながらご挨拶。

 退場しても止まない拍手。歓声の大きさが自分の聴いた2回とは違いすぎ。

 はい、バンドの面々が一気にステージに戻ってきて、今ツアー初の2ndアンコール。場内ヤバイ興奮状態。ドニーはヴァイオリンを持って、はい皆さんの予想通り、How Many Roads.....と歌うボブでした。このあたりは完全に舞い上がっていたので演奏に対する細かな記憶がないです。

 風に吹かれた後も、また整列の挨拶。ボブはうれしそう。サンキュー、ボブ。あんたの歌が好きだ。

●至福の夜。お台場の奇跡。我が音楽体験最高の一夜。聴きながらこの瞬間が永遠に続けばよいと、何度思ったか。

 セットリストはこちら


2010.03.21

ボブが東京にやってきた-東京公演初日を見る

●9年ぶりの東京公演初日。こんなわくわく待ったコンサートは久しぶり。当日もワクワク。ワクワクし過ぎてチケット忘れて家を出て、あわてて戻って、タクシーで再突撃するはめに。とほほ。
 
 セットリストはこちら

Bob_osaka20101st_2●Zepp Tokyo は公称のキャパ数ほど、大阪に比べデカイいう感じはせず。大阪より後方にちょっと長い感じ。何はともあれ、過去の全東京公演中、最も小規模の会場。

 1000番くらいまでしか売れてなかった大阪初日と比べると、ラッシュ時の満員電車状態。後半は人の圧力で柵まで動いとりました。

●ボブは白帽子で、アクションの方は本日ちょっとストイック?

 バンドは快調。特に、三つ巴で短いソロの応酬が挟まる Shelter From The Storm 新ヴァージョン以降、演奏の密度が上がったような印象を受けました。この新Shelter いいですね。

●Mr. Tambourine Manが聴け、Tweedle Dee & Tweedle Dumが聴け、我が最愛曲の一つ Not Dark Yetが聴け満足。アルバムよりずっとヘビーな Thunder On The Mountain 最高。

●原曲の原型をとどめないアレンジ。コード進行やリフから自分の中の記憶が徐々に眠りから呼び起こされ、歌われる歌詞から確信にかわる瞬間の快感。ネヴァー・エンディング・ツアー的至福。分かり切った定番曲を、分かり切ったアレンジ、メロディーで繰り返すショーではこの感じは絶対に味わえません。

●ボブがギターを持たずに歌ったのは96年頃でしたか。背中だか腰だかの故障という身体的理由だったと思いますが、テレビでも放送された96年のハイドパークで、マイクだけ持って歌う彼の姿は、まるで突然マイク握らされてカラオケ歌わされてるオッサンというか(笑)、何となく落ち着きがない感じでした。

 ところが今や、ギターを持たずに立っても完全に堂に入ってるボブでなのでした。

●ボブと他のメンバー間に漂う微妙な緊張感。これはどこかで見たはずだと、しばし考えて思いだしたのは、最後の方のマイルス・ディヴィスのバンド。あれだ。マイルスとケニー・ギャレットの間の微妙な緊張感。自由になったときの素晴らしさ。今回のボブとチャーリーの関係もよく似てる。時々親子のように寄り添ったり。でもどこかピリピリ。

 ボブに一番近い位置にいるドニー・ヘロンは、もう少しリラックスした感じでニコニコ顔多し。

●自分の参加予定は指定席で見る最終日だけ。椅子にすわってじっくり見るのが1回くらいあってもよいかなと。本音はもう1、2回聴きたいですが。

2010.03.13

ジミ・ヘンドリックスの未発表録音集 Valleys Of Neptune 発売

●ジミ・ヘンドリックスの未発表録音集です。全12曲。Sony Legacy シリーズでのリリースで、プロデュースの名義は Janie Hendrix と Eddie Kramer

The People Speak
Valleys of Neptune

 Experience Hendrix の発売権がSONYに移ったので、その新装開店ご祝儀盤みたいなものだと思いますが、2000年に出た未発表録音集 The Jimi Hendrix Experience(4CD) の言ってみれば追補盤。

●収録曲は下記参照。収録音源を大まかにわけると、

1 69年2月のRAH公演のためのリハーサル・セッション (5曲、青文字)
2 69年4月-5月、NYでのレコーディング・セッション (5曲、赤文字)
3 69年9月 NYでのレコーディング・セッション (Valleys Of Neptune)
4 67年5月 Axis Bold as Love のレコーディング・セッション (Mr. Bad Luck)

で、NY録音はレコード・プラント・スタジオ、他はロンドンのオリンピック・スタジオ。

 細かな録音データは解説冊子にかなり詳細に載ってますが、視力悪化中の私には、Wikipediaの該当ページのまとめの方が見やすいです。データによると、ジミの死後に録音された素材は Mr. Bad Luck と Crying Blue Rain のリズムセクション(ともに87年6月録音。プロデューサーはチャス・チャンドラー)だけです。

●公式音源だけでも今まで複数のヴァージョンが聴けた Hear My Train a Comin はかなり強烈(1969年4月7日録音)。Red House のギター音色は鳥肌ものの生々しさ。

 Bleeding Heart は6分20秒。没後リリースされた War Heroes に収録されていたいじくり回された ヴァージョンはこちらで聴けますが、当然、今回のヴァージョンが素晴らしいです。

 Sunshine of Your Love は途中で Outside Woman Blues のリフが出てきますが、偉大なギタリストの一方は40年前に死に、同じくジャンキーで死んでいても不思議でなかった例の方は今も現役でツアー中、ステージで Outside Woman Blues 演ってるわけで。なんとも・・・

●ジミ自身はアート志向というか、自分の演奏に人工的なプロデュースを施して「作品」を作り出す意欲満々だったのだと思うのですが、当盤や 4CD Box を聴いていると、手を加えない生の素材ままの彼らの音楽の方が素晴らしいと私的には思いますねえ。正直、ジミのスタジオ・アルバムを聴くといつも妙な違和感を感じてしまいます。天国のジミには怒られるでしょうけど。

●アメリカではCD発売に先行して、Valley Of Neptune のアナログ・シングル盤が出ていて、そちらにはB面にCD未収録の Cat Talkin' To Me が入ってます。

 Cat Talkin' To Me はこちらで聴けますが、シングル盤は買ってないのでこれとどのくらい違うのかはわかりません。

●スタジオ・アルバムもボーナスDVD付きで再発されましたが、自分は買ってません。DVDの映像は公式サイトのここで見れるもの(エディ・クレーマーがマルチトラック・テープいじくって遊んでます)と同じ?

 今年はジミの没後40周年。亡くなった9月にはDVDのリリースが予定されてるそうです。

-Valleys of Neptune-

1 Stone Free
2 Valleys Of Neptune
3 Bleeding Heart
4 Hear My Train A Comin'
5 Mr. Bad Luck
6 Sunshine Of Your Love
7 Lover Man
8 Ships Passing In The Night
9 Fire
10 Red House
11 Lullaby For The Summer
12 Crying Blue Rain

2010.03.11

ボブ・ディラン、9年振りの日本ツアー始まる

Bob_osaka20101st●3月11日、Zepp Osakaで待望の日本公演スタート。個人的には2001年3月の武道館以来の生ボブでした。
 セットリストはすでにこちらに上がってます。Catpochiさんありがとう。

●追加公演で、全公演中唯一ソールドアウトでない公演でしたが、始まってみれば後方まで客で埋まってました。さすがに後方の人口密度は薄めでしたが。菅野ヘッケル氏が2階最前列、真ん中にいらしたように見えました。

●最近の定番、ヤナーチェクのグラゴル・ミサをバックに、むみゃむにゃはらほれ・・・Columbia Recording Artist, Bob Dylan!のイントロダクションで華麗にオープン。基本的には、昨年からの延長。まあNever Ending Tour なんで。ボブは、数曲でギターを奏いたもののほとんどキーボード。

 驚いたのが、ボブのアクション。特に、キーボードから離れ、ギターも持たずにマイクスタンド前でボーカルを取るときの、演劇的というか芝居っ気たっぷりのアクション。これは近距離でないと味わえない。

 セットリスト上では "Bob on keyboard" という情報でしかないわけですが、単にキーボード奏いてるだけじゃないんですね。I Don't Believe You でのボブのアクションはまるで怪しいペテン師みたいで、ニタニタしながら見てしまいました。Can't Wait でも強烈。曲毎にオスカー像に近づいてする挙動不審な動きも最高です(笑)。

●チャーリー・セクストンも素晴らしく、淡々とバンドを支える他のメンバーとは違い準主役級。でも、ギターはもっといけるでしょう、この人。まあ、まだ初日なんで。しかし、ドイルと違って華がありますなあ(笑)。

●ジャム風の演奏で盛り上がる Highway 61は、自分が聴いたすべてのこの曲の演奏中最高だったかも。場内興奮状態。小会場、スタンディングの威力はかなり強烈。録音で聴くのと大違い。シンプルですが照明等の視覚効果も美しく印象的。

●自分の最高のボブ体験は、場内騒乱状態だった97年の東京公演初日だったわけですが、今宵を最高に上げてもよいくらい。なんというしあわせ・・・ですが、明日朝急いで東京に戻り仕事です。ははは。

●次の参戦は東京公演。はげしく待ち遠しい。わたしゃ、あなたにひれ伏しますよ、ボブさん。

2010.03.02

ボブ・ディラン来日公演のバンド・メンバー決まる

●11日の大阪公演からスタートする、ボブの日本公演ですが、バンド・メンバーが決まりました。

 大阪ウドーさん情報によると次の通り。

Charlie Sexton - lead guitar
Tony Garnier - bass
George Recile - drums
Stu Kimball - rhythm guitar
Donnie Herron - violin, electric mandolin, pedal steel, lap steel, trumpet

●結局、去年最後のメンバーと同じでした。大阪公演は、去年11月19日のNY公演以来のライブですが、去年のセット・リストについてはこの辺で辿れます。

 さて、一曲目はなんでしょうか。

2010.03.01

ジョン・メイヤー来日公演決定

●5月の来日公演が正式発表されました。

Mayer_jpn

 東京は5月11日、12日、JCB Hall で、招聘はUDOさん。詳細はこちら

●JCB Hall はこじんまりしてるのでうれしいです。Battle Studies の国内盤は、やはり来日記念盤として売るためにわざとタイミングをずらしていたということですね。あまり良いこととは思いませんが。

●5月13日の同会場追加公演決定。これで東京3days

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アルバム(作ってみました)