ニール・ヤングのパフォーマンス・シリーズ第5作 Dreamin' Man Live '92
●ニール・ヤングの Performance Series 5作目。92年のソロー・ツアー音源。
やる気のないカス・ブートのような適当なタイトル。フルショーには遠い10曲のみ収録。PS12とナンバリングされていて、次のアーカイブシリーズのVol.2に入ると予想されること等々、買う気がなくなりそうでしたが心を奮い立たせて購入。
●Harvest Moon リリース前に行われた92年のソロ・ツアー音源は、オレゴン公演(1月23日)の Such A Woman がストリングスのオーバーダブが施されて Harvest Moon に収録されましたが、本盤の収録データは不明。クレジットもなし。
ブートは、TSPから出た Silver and Gold というタイトルの極上オーディエンス・ソース(3月22日フィラデルフィア公演)が定番でしょうか(左)。といってもブートはこれしか持ってません。
●いまさら10曲だけかよ、と思いながら Dreamin' Man Live '92 を聴き始めましたが、さすがオフィシャル。ニールの細かな息づかい、デリケートな発声までわかる生々しさ。いくら極上でも所詮はPAから出た音を拾ってるオーディエンス・ソースではこうはいきません。
92年ソロツアー音源なら Long May You Run で始まって欲しいですけど、聴けるだけありがたや。拍手や歓声は抑えめに収録。
●胸を締め付けるような Such a Woman の素晴らしさ。私的には、甘ったるく厚化粧された Harvest Moon ヴァージョンより遙かにこちらの方を好みます。
昔の Birds、最近だと It's a Dreamでも聴けるような、独特の終末感を漂わせた彼のラブソングはあまりの美しさに泣けてきます。Living With War のようなアルバムを作れる一方で、なんでこんなに哀しい歌を歌えるんでしょう、この人は。
●カバーの作りは前作までと同様、チープなアメリカン仕様。
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