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2009年10月の記事

2009.10.30

来週から、ライ・クーダー&ニック・ロウの日本ツアー

Ry_nick●来週、11月4日の名古屋からスタート。名古屋1回、大阪1回、東京4回です。

 以下、若干ネタバレありなので、知りたくない方は目を背けてください。

 メンバーは、ヨーロッパ公演では、

 Ry Cooder: Vo, Electric Guitar
 Nick Lowe: Vocals, Bass Guitar, Acoustic Guitar
 Joaquim Cooder: Drums
 Juliette Commagere: Vocals, Percussion
 Alex Lilly: Vocals, Percussion

でしたが、ウドーさんのチラシを見ると Alex Lilly は記載されていません。Juliette Commagere はライの近作でヴォーカル参加してます。

 WMJのサイト、ワーナーミュージックライフ内に今回のツアーについての興味深い記事が出てるので未見の方はどうぞ。ライはツアーなんてやりたくないみたいです(笑)

●YouTubeにあがっているヨーロッパ公演の動画を見ると大体の雰囲気はわかりますが、緩いです。ていうか緩すぎるような・・・

 dimeに6月のアムステルダム公演の音源が挙がっていましたが、全体のセットリストはこんな感じで、セットは微妙に変わるようです。ライとニックがメンバーだった Little Village の曲は、地味な Fool Who Knows だけ。

 セットはライの持ち歌が中心なので、「ニックはよう知らん」(私のこと)、「近作は知らん」という方も予習する必要ないようで。

●音源や動画を聴いても正直あまり萌えませんが(とほほ)、私は1回見る予定です。とりあえず、dimeの音源でもだらだら聴きながら当日を向かえようかなと。

 どうなることやら。

2009.10.26

グレイトフル・デッドのBOX、Golden Road (1965-1973) を今頃買う

●ほんとうにようやく購入。仕事の速い Amazon UKより土曜に到着。

Goldenroad
The Golden Road (1965-1973)

 発売が2001年なので、8年越し(絶句)。ポンド安に加え、EU外からのオーダーはVAT対象外のため、邦貨で10000円プラス500円玉1枚程度のお買い得プライス。

 旧版CDも持ってたので、まあそのうちと思いつつダラダラと8年。「お前のデッドに対する愛はその程度か」と言われれば、はい、としか言いようがありませぬ。途中一部買い換えありのためこのBOXと重複発生。ああ無情。
 
 このCDをヒモで引き出す収納って最近のビートルズ・ステレオ箱と同じ。先例があったのですね。

Deadbox

●デッド箱の到着を見届けて、昼から、久々にNHK交響楽団の定期を聴きにNHKホールへ。指揮はアンドレ・プレヴィン。

 最後にN響定期に行ったのがいつか記憶になく、かろうじて思い出せるのが99年のスクロヴァチェフスキーとのブルックナー7番。記憶が正しければ実に10年振り。月日の経つあまりの速さに仰天(ま、たぶん忘れてるだけで他に聴いてる予感)。

 当日券売り場に着くと貧民の友1500円の自由席E席は売り切れ。ガーン。
 窓口の人曰く開演20分前に売り切れたと。茫然。N響の自由席って売り切れるのか・・・わたしゃ初体験、あはは。

Nhkso

 さらに、D席も目の前で売り切れ。茫然。仕方なくC席4,580円で入場。手痛い出費にトホホ。電車一本早めればこんなことにはならず・・・・どんな時も油断は大敵ですわな。

●曲は、プレヴィン自作、モーツァルトのK488、ショスタコの5番。

 プレヴィンの指揮する音楽は高齢のためか(失礼)、全体にマイルドで音楽の表情が穏やか。ショスタコーヴィチの3楽章も肺腑をえぐるような激しい表情はなし。

 プライドの高いエリートオケの団員さんには、デュトワのような、指揮者が上から押さえつけるような音楽より、こういう音楽の方が歓迎なのでしょう。とりあえず演奏には満足。

 2階センター後方席は初めて。2階レフト/ライトの後方席は地獄の音響状態なので危惧しましたが、センターだと音はまあまあでした。自分基準ですが。

●この日はさらに続き、N響終演後、渋谷ルミネマンにあるカフェで、19時開始のピーター・バラカン氏の無料トーク・ショー見物。
 60年代ロンドンの音楽シーンで重要な役割を果たした海賊放送局を描いた映画「パイレーツ・ロック」(原題:The Boat That Rocked)の公開記念イベント。

Barakan_event

 バラカン氏がDJを務めながら、ご自身選曲の曲をかけては、話す、というイベントでしたが、当時のロンドンのラジオ・シーンのお話を生で直々に聞けてちょっと感激。いつ見てもジェントルマンです、バラカンさん。

 かかった曲はすべてバラカンさん持参のiPodから送り込まれてました。時代ですね。2時間ちょっとで終了。面白そうなので映画も見るつもり。

 会場の「カフェ マンドゥーカ」というところはオープンしてからまだちょっとですけど、食べ物がなかなか良く値段も手頃なので、こっちで食事すれば良かったわな・・・

●なんと自堕落なウィークエンド。こういう人生を送ってると地獄堕ち確定。

2009.10.24

日本語字幕付きの Eric Clapton and His Rolling Hotel を見る

●1981年製作のドキュメンタリー・フィルムが、少し前に日本語字幕付きで出てたので買ってみました。IMP製DVD-R。75分版。

Ec_rollinghotel_imp

●画質は、宣伝文句では過去最高ということですが Very Good の上くらいという感じ。ストレスなしにみれますね。

 オープニングはこんな感じです。以前から出回っているもの同様、脱色気味なのが惜しいです。

Rh0

 最初は、以前見てたVHS版とたいして変わらんと思ったのですが、実際比べてみるとさすがに昔のものよりかなり画質がアップしてます。
 こちらで比べるとわかりますが、画面上方に映ってる家の形なんて昔のVHSとは歴然と差が出てます。タランチュラ製もあるそうですが、そちらは見てません。

 音質はそこそこで、あまり期待しない方が良いです。疑似ステレオ化されてます。

●このディスクの素晴らしいのがウリの日本語字幕。今まで見ていて会話内容不明、隔靴掻痒だった不満が一気に解消。素晴らしい。喜びのあまり悶絶。

 マディの Mannish Boy の対訳なんてちょっとエロ方面への意訳が過ぎるんでないかとも思いましたが、実際そういう歌なんでしょうなあ。イヒヒ。

Rh2

Rh3


 このころは仲良しの2人。

Rh4

●ロンドンで上映されたきりで、拡大公開されることのなかった可哀想な作品ですが、78年ツアーの雰囲気が良く伝わってきます。

 当時は、レイドル、ジェイミー、ディックらの Tulsa Tops をバンドに従えていた時期の末期で、 EC自身、後々のインタビューで、この頃のバンド間の馴れ合い的な雰囲気に嫌気がさして英国人バンドにスイッチしたと語ってますが、その辺の心境にいたるグダグダ感みたいなものもよくわかります。79年に日本でも見れた英国人バンドの雰囲気とは大違い。

 アンコール前に舞台裏に引っ込んだメンバーの会話なんて、今ではあり得ないような暴言連発。コカインもおふざけ調と言っては言い過ぎですが、脱線すれすれ。

 コカインプレイ中のEC。今じゃこんな格好でギター弾かんでしょ。

Rh1


 いつかオフィシャルで、できれば長尺版で見てみたいです。この作品未見の方にはお勧めです。

2009.10.18

ジョン・メイヤーの新作 Battle Studies が11月にリリース

●待望の新作が11月17日に発売。国内盤は12月2日。メイヤー本人とスティーブ・ジョーダンとの共同プロデュースで、詳しい情報はこの辺に。

Battle Studies
Battle Studies

●全11曲で、Who Says という曲がこちらで聴けますが、良い曲書きますね。凄腕の割には、スタジオ作ではあまりギターを弾きまくる人ではないですが、収録曲にある Crossroads は例の曲なら楽しみです。

 新作を生み出すまでの日記みたいなのが公式サイトのこちらに。身辺雑記調ですが、お忍びで来日したときの動画などもあり面白いです。
 こちら、スティーブとのジャム風景。


●12月には、29日(サン・ディエゴ)と31日(ラス・ヴェガス)に、スティーブ・ジョーダン、ピノ・パラディーノとのあの素晴らしいトリオでの公演があるそうです。

 このトリオ、激しく生で見たいんですけど・・・まあ、まったり待ちます。

2009.10.17

加藤和彦(1947-2009)

 取り出したCDの帯より。

「私にとって、これは単なる思い出に過ぎないが、思い出が人生にとって重要な、そして意味のあるものになる時がある。だから、皆さんが、私のこれらの思い出を共有して下さることに感謝を覚える。」


Kazuhiko_2


 さよなら。

2009.10.13

ザ・ビートルズ・リマスターを聴く(2) レット・イット・ビー

●メディア方面の騒動はピークを過ぎたようですが、年末に向けて新旧比較なんぞしながら、だらだら聴き続けてます。とりあえず、Let It Be でも。

Let It Be [Original recording remastered]
Let It Be [Original recording remastered]

 今回のリマスターは、音を奇麗に磨き上げたというより、生々しさ追求路線なのかなと。その結果、アラが見えても、当時のテクノロジーの限界がさらされたとしてもかまいません、みたいな。私は大歓迎です。

●Let It Be は、今回の全リマスター盤の中で驚きがかなり大きい一枚でした。

 まず、Dig a Pony、I've Got a Feeling、One After 909、Get Back のルーフトップ音源
 凝ったエフェクトなし。各楽器から裸で発っせられるサウンドの生々しさとルーフトップの空気感。素晴らしい。One After 909 で右チャンネルから聞こえるギターの音はたまらんですなあ。
 Naked をうたいながら加工臭プンプンの Let It Be Naked より、こっちの方がよほど Naked ではないですか。

 66年頃のだらだらしたライブ演奏を考えると、ライブを止めスタジオ・ワークに没頭し続けたあげく、互いのエゴで崩壊寸前だった彼らが、一瞬にしてここまで一体感のあるライブバンドになれるのが驚きです。音楽のミステリーというか奇跡。ビリー・プレストンにかなり助けられてますけど(笑)。

Letitbe3

●ついで、フィル・スペクターがいじくった音源。私は好きですが。

 ご存じのように、スペクターにより最も辱め(?)と受けたのが、 Let It Be と The Long and Winding Road なわけですが、その wall of sound 部分の音質は旧盤よりかなり生々しいです。

 Let It Be でのスペクター風に加工されたブラス音(すごいです)、The Long and Winding Road の "many times I've been alone..."で繰り返される音階風パッセージでのストリングスの繊細な響き具合とか(ベスト盤 1 のバージョンもなかなか良かったです).....って文字で書いてても虚しいだけですね。

 書き出したらきりないですが、Across The Universe でのジョンのヴォーカルの深々とした響きも素晴らしいです。

●もちろん、新盤でまったく聞こえなかった音が突然聞こえだしたとかいう話ではないし、旧盤CDだって、無数に作られた初期のCDのなかでは丁寧に作られたクオリティーの高いマスタリングだと思います。どっちも音楽の印象は同じ、という人がいても不思議ではないでしょう。

Letitbe2

 でも、私には新盤が圧倒的に素晴らしい。

2009.10.08

ジョー・ボナマッサの DVD、Live From the Royal Albert Hall を見る

●発売が9月から10月にずれ込みましたが到着。今年5月の公演からたった5ヶ月で発売。このDVDについては以前、こちらにちょこっと書きました。リージョンはフリーで日本仕様のDVDプレイヤーで再生できます。

Live From the Royal Albert Hall
Live From the Royal Albert Hall

 コンサートの前半と後半が2枚のディスクに分けられた2枚組。disc2の方には30分を超えるギターを弾きながらのインタビューがボーナスで入ってます(字幕なし)。

●少年時代に父親に見せられたクリームのRAHでの映像がギター弾きになるきっかけになったと語るジョー君に相応しく、「RAHへの道」みたいなドキュメンタリー風の導入で始まります。当夜のフルセット収録(ただし、日本でも演奏したアコースティックギターでのアクロバティックな Woke Up Dreaming は本編から外れボーナス扱い)。

Bonamassa_rah1

●ツインドラムでサウンドは派手目。彼の音楽には、影というか感情がにじみ出てくるような切迫感がなく、ちょっと軽めという感じ。

 スロー・ブルースもやや甘め(sweet)に流れる感じ。「甘い」といっても、ジョン・メイヤーのように娘どもが黄色い嬌声を上げる「甘さ」ではないので、そのあたりがジョーが地味に見えてしまう理由なのかなと。

●ゲストは前半登場のECと、後半登場の元マンフレッド・マンのポール・ジョーンズ。ECのゲスト参加はDVDのプロモーション的な意味もあるのでしょう。EC自身の演奏はゲストなんで控えめです。

Bonamassa_rah2

●カメラワークは良い意味でオーソドックスで不満なし。RAH内部の雰囲気が良く出てます。

 充分楽しみましたが、大満足というにはちょっと物足りないと言うのが正直な感想です。まだ2回しか見てないので、もうちょっと聴き込んでみます。

2009.10.01

ポール・マッカートニーの2009年ライブ Good Evening New York City がCD/DVDで11月に発売

●今年の7月にニューヨーク・メッツの新本拠地 Citi Field で行われた、ポール・マッカートニーのコンサートライブ盤 Good Evening New York City が出ます。US発売は11月17日、UK発売は23日。

ライヴ・フロム・シティ・フィールド[CD+DVD]
ライヴ・フロム・シティ・フィールド[CD+DVD]

 City Field でのショーはこんな感じで、あらためてこの人はバケモノじゃないかと思ったので、正規盤で見れるのはうれしいです。正直クラプトンのRAHよりこっちに行きたかった・・・


●スタンダード・エディションが2CD+1DVDの3枚組、デラックス・ヴァージョンが2CD+ 2DVDの4枚組。
 デラックス版のボーナスDVDには、6月15日のNY、エド・サリヴァン・シアターの宣伝看板上での演奏や、デヴィッド・レターマン・ショーの未放映曲が収録されるそうです。

 7月17日のセットリストはこんなんでした。

Drive My Car
Jet
Only Mama Knows
Flaming Pie
Got To Get You Into My Life
Let Me Roll It
Highway
The Long and Winding Road
My Love
Blackbird
Here Today
Dance Tonight
Calico Skies
Mrs. Vanderbilt
Eleanor Rigby
Sing The Changes
Band on The Run
Back in The U.S.S.R.
I'm Down
Something
I've Got a Feeling
Paperback Writer
A Day in the Life/Give Peace a Chance
Let It Be
Live and Let Die
Hey Jude

-encore1-
Day Tripper
Lady Madonna
I Saw Her Standing There (w/ Billy Joel)

-encore2-
Yesterday
Helter Skelter
Get Back
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)/The End

 67歳。元気過ぎますわ、ポール。

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