デレク・トラックス・バンド、日本ツアー東京2日目を見る。
●9月26日、東京国際フォーラム。ドゥービー・ブラザーズとのタブル・ビル公演ですが、ヘッド・ライナー扱いは当然ドゥービー。
●前座扱いのデレク・トラックス・バンドは、70分ちょっと演奏。フェス出演時のセットくらいは充分やってくれたのでとりあえず満足。ドゥービーが約90分だったので、バランス的にはこんなものか。
初日のPAは酷かったそうですが、この日は前半少し音がモヤモヤしたものの、後半は持ち直したので良かったかなと。
オルガンソロを含むロングバージョンの Anyday で場内沸いてましたが、個人的には、Get Out of My Life、We're a Winner あたりがベストでした。特にレスポールを弾いた We're a Winner は、非スライドでの流れるような鮮やかなプレイは素晴らしかったです(セットリストは下に)。
●30分程のセットチェンジ後、ドゥービー登場。
正直まったく期待してませんでした。「なんで懐メロバンドなんか見なきゃいかんのか」状態で、dtbのフル・ショーが見られない八つ当たり。「見ないで帰ろうかな」という馬鹿な思いを止めたのはチケット代、13,000円。
ところが、フタをあけてみたら・・・スゲー(笑)。
すまん、ドゥービー。あんたら正真正銘のプロでした。一曲目の Take Me in Your Arms が始まったとたん完全にやられました。
上手いのなんの、客を乗せる乗せる。dtbと違って音楽が開放的。こんなあっけらかんと楽しいロックンロール・ショーを最後に味わったのはいつだったか・・・
トム・ジョンストンもパット・シモンズも元気過ぎ。トム・ジョンストンは熱血体育教師みたいな雰囲気で客をあおりまくり。
私は70年代の代表的な曲しか知りませんが充分楽しめました。
●途中、デレク・トラックスを呼び出して、サニー・ボーイの Don't Start Me To Talkin を一緒にプレイ(初日はなかったそうです)。
ドゥービーのメンバーはリズムに合わせてギター・ネックを上げるダンスで盛り上げますが、デレクはこの dance move をまったくやってませんでした。
この点について、dtbのドラムのヨンリコがdtbの公式サイト中の記事で面白いことを語っていて、彼らがカリフォルニアのワイナリーで初めて一緒にやったとき、リハーサル中、デレクは、このdance move をドゥービーの連中から誘われてもやらなかったそうです。
この日も頑なに dance move をやらなかった、頑固な?デレクでした。
●ということで、気乗りしないまま出かけたのですが、帰りはニコニコ。馬鹿にしてすまんかった、ドゥービーの皆さん。反省。
初日は空席が目立ったそうですが、この日は一杯。他の日も売れ行きは今一つなようですが、個人的にはお勧めいたします。ロックンロールショーに飢えている、そこの迷ってるあなた。いかがでしょう。
dtbのセットリストだけ載せておきます。
-setlist-
Tokyo International Forum,
26th Sep, 2009
Key to The Highway
Mahjoun
Already Free
Anyday
Sweet Inspiration
-Band Introduction-
Meet Me At The Bottom
Get Out of My Life
We're a Winner
Down In The Flood
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