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2009年9月の記事

2009.09.27

デレク・トラックス・バンド、日本ツアー東京2日目を見る。

●9月26日、東京国際フォーラム。ドゥービー・ブラザーズとのタブル・ビル公演ですが、ヘッド・ライナー扱いは当然ドゥービー。

Dtbdoobie

●前座扱いのデレク・トラックス・バンドは、70分ちょっと演奏。フェス出演時のセットくらいは充分やってくれたのでとりあえず満足。ドゥービーが約90分だったので、バランス的にはこんなものか。
 初日のPAは酷かったそうですが、この日は前半少し音がモヤモヤしたものの、後半は持ち直したので良かったかなと。

 オルガンソロを含むロングバージョンの Anyday で場内沸いてましたが、個人的には、Get Out of My Life、We're a Winner あたりがベストでした。特にレスポールを弾いた We're a Winner は、非スライドでの流れるような鮮やかなプレイは素晴らしかったです(セットリストは下に)。

●30分程のセットチェンジ後、ドゥービー登場

 正直まったく期待してませんでした。「なんで懐メロバンドなんか見なきゃいかんのか」状態で、dtbのフル・ショーが見られない八つ当たり。「見ないで帰ろうかな」という馬鹿な思いを止めたのはチケット代、13,000円。

 ところが、フタをあけてみたら・・・スゲー(笑)。
 すまん、ドゥービー。あんたら正真正銘のプロでした。一曲目の Take Me in Your Arms が始まったとたん完全にやられました。

 上手いのなんの、客を乗せる乗せる。dtbと違って音楽が開放的。こんなあっけらかんと楽しいロックンロール・ショーを最後に味わったのはいつだったか・・・

 トム・ジョンストンもパット・シモンズも元気過ぎ。トム・ジョンストンは熱血体育教師みたいな雰囲気で客をあおりまくり。

 私は70年代の代表的な曲しか知りませんが充分楽しめました。

●途中、デレク・トラックスを呼び出して、サニー・ボーイの Don't Start Me To Talkin を一緒にプレイ(初日はなかったそうです)。

 ドゥービーのメンバーはリズムに合わせてギター・ネックを上げるダンスで盛り上げますが、デレクはこの dance move をまったくやってませんでした。

 この点について、dtbのドラムのヨンリコがdtbの公式サイト中の記事で面白いことを語っていて、彼らがカリフォルニアのワイナリーで初めて一緒にやったとき、リハーサル中、デレクは、このdance move をドゥービーの連中から誘われてもやらなかったそうです。

 この日も頑なに dance move をやらなかった、頑固な?デレクでした。

●ということで、気乗りしないまま出かけたのですが、帰りはニコニコ。馬鹿にしてすまんかった、ドゥービーの皆さん。反省。

 初日は空席が目立ったそうですが、この日は一杯。他の日も売れ行きは今一つなようですが、個人的にはお勧めいたします。ロックンロールショーに飢えている、そこの迷ってるあなた。いかがでしょう。

 dtbのセットリストだけ載せておきます。


-setlist-

Tokyo International Forum,
26th Sep, 2009

Key to The Highway
Mahjoun
Already Free
Anyday
Sweet Inspiration

-Band Introduction-

Meet Me At The Bottom
Get Out of My Life
We're a Winner
Down In The Flood

2009.09.25

本日からデレク・トラックス・バンド日本ツアー

●ボナマッサ同様、あまり盛り上がってないのかしらん。

 彼らの場合、セットはまったく予測不能ですが。

●次は、単独で来てね・・・って、まだ早いか。土曜行く人は開演早いのでご注意。



(追記)
 東京国際フォーラム初日のセットリストです。


Down in The Flood
Sweet Inspiration
I'll Find My Way
I Know
Get What You Deserve
My Favorite Things
Meet Me at The Bottom
Anyday
Done Got Over

 セットリストペーパーには、ラストに Key to The Highway が入ってたとのことですが、初日聴いた人の話ではプレイしてないそうです。

2009.09.24

クラプトンとベックが、2月にロンドンで再共演

●2010年2月13日、ロンドン、O2アリーナです。詳細は2人の公式サイト及びこちらで。


Ecjbo2


●あちらのアナウンスでは、On the heels of a stunning collaboration in Tokyo, Japan last February となってますが、埼玉は東京じゃないですよ・・・

「僕とエリックが今年日本で共演できたのは、最高の喜びだったね。それからずっと連絡をとってたし、ファンのために同じようなショーをやりたいと思ってた。来年のロンドンでのショーが楽しみだよ。」(JB)
「僕にとってジェフ・ベックは最高のギターリストで、友人であり、最高の男だね。真の才能の持ち主だよ。日本のでのショーは最高だったし、彼とまたやるのは当然の結果って感じだね」(EC)

 というお二人のお言葉なので、日本のファンは先に良いものを見せてもらったということなのでしょう。

●バック・バンドのメンツが気になるところですが、すでに日本でも生見できたし、この景気だし、日本から行く人は少ないかなと思われますが、「埼玉に行くより、ロンドンの方が近いぜ」、というアブナイ・・・いや漢の方はどうぞ楽しんできてください。お値段は、£125、£100、£75、£60の4段階。

 プレス・リリースによると、ロンドン公演のみ。それぞれの演奏後に、共演という形は変わらないようですが、共演部は日本でのそれより長いかもしれないとの希望的観測(a joint set that is expected to be longer than their first shows in Japan)。.



(追記)
売れ行き好調につき、14日の公演が追加になりました。

2009.09.20

The Beatles In Mono で サージェント・ペパーを聴く

●サージェント・ペパーのモノ盤です。アナログのアートワーク再現なので、解説文は一切ありません。

Pepper_mono1

●はじめにまず、彼らが60年代後半までモノ・ミックスを作り続けた理由ですが。あっさり書いてありました。

「一九六七年当時はまだ、大半の人々がモノラルのプレイヤーでレコードを聞いていた-----ステレオなど、一部オーディオ・マニアの専有物でしかなかったのである。」 (ジェフ・エメリック&ハワード・マッセイ著「ビートルズ・サウンド 最後の真実」265頁)

 単純な理由でした(笑)。
 再生装置のスウィッチ期って60年代中頃のような思いこみがありました。我が家にステレオが備わったのは60年代の終わりくらいだったか。すくなくとも70年に入る前にはありました。脚のついた家具みたいなやつ。メキシコ五輪はカラーテレビで見た記憶がありますが、カラーTVとステレオのどっちが先だったか記憶曖昧・・・

●気を取り直して、モノ箱の Pepper を聴いてみました(今までモノはアナログ落としのCDRでもらったのを聴いたことがあるだけ)。

 最初は、音の拡がりがなく、この作品でモノはきついかなと思ったのですが、ステレオ盤にスイッチして聴いてみると、「なんでこんな音がスカスカなんじゃい・・」。で、またモノに戻り・・・「悪くない」。

●モノ盤で驚いたのが、音の塊としての響きの美しさ。

 ステレオだと左右チャンネルで音がバラバラに鳴ってる印象。まあ、Pepper は技巧の限りを尽くした、ある意味「不自然」な作品なので、ヴォーカルが片チャンネルからしか聞こえなくても、初期作品のステレオのような違和感はないのですが。

 対して、モノ盤では、全体が訓練された一つのアンサンブルのような響きで鳴ります。サイケ的なきらめきはやや薄れますが。

 She's Leaving Home は、元々ストリングスのアレンジが安っぽく(ジョージ・マーティンは多忙で担当せず)、ステレオだと弦楽器が高弦と低減で左右に分離して細い軽めの音で鳴りますが(しかも高弦が右、低弦が左と弦楽アンサンブルの通常の配置と逆)、モノで聴くと音の拡がりはないですが、ふっくらした音で鳴ります。低弦の深々とした響きの美しいこと。

●もう一つ印象に残ったのはベースの音。サウンド全体を土台から支えるようなヘビーな音ながら、初期のサウンドとは完全に次元の違うソロイスティックな動きもはっきりと聞き取れます。素晴らしい。ステレオ盤ペパーのベース音は全体から分離したような鳴り方です。クリアですが。

●ステレオとは違うミキシング・バランスも面白いです。

 1曲目の Sgt Pepper 後半でギターのオブリガートが聞こえるので、ステレオ盤で確認してみると、右チャンネルのヴォーカルの背後で控えめに鳴ってました。モノ盤ではもう少しはっきり鳴ってます。すべてが1トラックなのに・・・というか1トラックだからこそ聞こえるようにバランスを変えたわけですが。

 Getting Better 冒頭のギター・カッティング音はモノ盤の方が強烈。一定のレベルで鳴り続けるステレオ盤と違って、冒頭のから9音くらいまでのレベルが高く、ボーカルが入るとバランスを取るためレベルが落とされてます。

 Mr.Kite の万華鏡のようなエフェクト音は、ステレオの方が素晴らしいかなと。

 Pepper のようなエフェクトの多い作品はステレオ向き、と単純に考えてましたが、そんな単純なもんではないですね。反省。

●上の引用にもあるように、ビートルズがモノ・ミックスを作ったのは、ステレオ再生装置の未普及という単純な理由であって、モノラルの方がサウンド的に素晴らしいから、という理由ではないのでしょう。Abbey Road 以降で、彼らはモノラル盤を出すこと止めたわけですが、もう少しステレオ装置の普及が早ければ Pepper もステレオのみを出していたと思います。

 エンジニアだったジェフ・エメリックは、

「真のビートルズ・ファンならば、ぜひとも≪サージェント・ペパー≫と≪リボルバー≫のモノ・ヴァージョンを入手するべきだろう。ステレオ・ミックスとは比べものにならないほどの時間と労力が、モノ・ミックスには投入されているからだ」(前掲266頁)

 と語ってますが、これはわずか1トラックに複雑怪奇なサウンドをまとめる困難な仕事をやり遂げたエンジニアの自負みたいなものであって、これをもって、「モノが本物でステレオは下」という序列付けをするのはいかがなものかなと思います。

 Pepper はステレオも充分素晴らしいです。ステレオとモノそれぞれの良さを味わえばよろしいのではないかと。

 ちなみに、マーク・ルーイソンの Recording Sessions を読むと、彼らは通常でも4つ前後のモノ・ミックスを作成。Lucy in The Sky With Diamond では11のモノ・ミックスを作りながら、メンバーにダメだしされ、さらに4つのモノ・ミックスを作成してます。たしかにすさまじい「時間と労力」。

Pepper_mono2

 続く(かも)。

2009.09.19

The Beatles In Mono 届く

●Amazon UK より The Beatles In Mono 届きました。ステレオ箱だけでいいと思ったんですけど、結局モノも買っちまったか・・・

Beatles_mono1

 オーダー翌日に発送通知。通知から5日で到着。Amazon UKの人はいつも仕事早いです。

●装丁だの紙ジャケだのにあまり執着する人間ではないのですが、実際ブツを見ると感嘆の溜息。もはやこれは工芸品ですね。
 ディスクはポリエステルの保護袋入り。紙の袋は付いてるだけで、出荷状態ではディスクは入れられてません。日本製だけあって扱いがデリケートです。

Beatles_mono2

 モノ・ミックスのない Let It Be と Abbey Road は当然なし。Help! と Rubber Soul の2つは Original 1965 streo mix 付きでモノとステレオの両収録。

●ややポンド安に振れたこともありますが、円換算の請求は2万6000円台後半。全11アルバム(うち2つは2CD)で1アルバムあたりの価格は2500円弱。マニア向け商品なので、不当にお高いということはないのかもしれませんね。あくまで1アルバムあたりですけどね、ははは。お金のある方は国内盤でどうぞ。

●だが、なぜモノで聴くのか。

 ビートルズ自身がモノ・ミックスにしか立ち会わなかったとか、初期アルバムのステレオ盤はいかにも未成熟な左右分離型ミックスだったといった事情はあるわけですが、Help! 以降はステレオ・ミックスにサウンド的な不自然さはないです。
 少なくとも、華麗なるサウンド絵巻が激しく進化していく Revolver、Sgt Pepper、Magical Mystery Tour は素直に考えればステレオ向きなわけで。これらはモノ・ミックスを止めた Let It Be、Abbey Road よりサウンド的にはるかに複雑です。

 とりあえず、サージェント・ペパーでアシスタント・エンジニアだったリチャード・ラッシュのお言葉。

「『SGT PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND』の本当のヴァージョンは、何といってもモノ・ヴァージョンですよ」とリチャード・ラッシュ。「モノ・ミックスはすべてビートルズの立ち会いのもとに行われました。アルバムの録音を完了してから、ジョージ・マーティンとジェフ(エマリック)と僕が数日でステレオのほうをやっつけたときは、ビートルズのメンバーは誰ひとり現れなかったな。モノ・ヴァージョンには、ステレオに入っていないエフェクトが、そこそこで使われているんです」  ジェフ・エマリックもこの証言を裏書きし、ビートルズのレコーディング・セッションの大半(『SGT PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND』を含めて)において、コントロール・ルームのモニターは、ステレオ・ミックスを行う場合を除き、モノ・スピーカー1台きりだった、と指摘する。「スピーカーはちゃんと2台あったけど、右のやつしか使わなかった。両方のスピーカーをモニターに使うことは禁止されてたんだ。オーケストラのステレオ・レコーディングのために取ってあるんだって!」(Mark Lewisohn / The Beatles Recording Sessions 旧版133頁)


 禁止云々はたぶん言い訳で、無視すればできたでしょうに(笑)。60年代後半になっても、なぜ彼らはモノ・ミックスを作り続けたのか。

 とりあえず、ペパー軍曹から聴いてみましょうか。

2009.09.17

ジョー・ボナマッサの東京公演を見る

●ボナマッサの初の日本ツアー最終日(3日目)の東京公演を体験。9月16日、代官山UNITにて。

Bonamassatokyo

 前売りチケットの売れ行きは今ひとつだったようで、直前にチケット・プレゼント告知がありましたが、私は自腹組(6800円)。フタを空けてみれば、ぎゅう詰め満員。

●ジョー以外は、キーボード、ドラム、ベースのみの4人編成。ジョーは主にゴールド・レスポール使用。ジョーの後ろにマーシャルが2台。

 スタジオ録音を聴くとちょっと優等生的な音楽で、破天荒な魅力や、dtbのような多種多様な音楽がミックスされた面白さはないですが、実際のライブは予想しいていたよりずっと楽しめました。あまり好きではないハードロック寄りの曲の演奏も良かったです。スロー・ブルーズもよし。ロングトーンでのけぞり連発。MCなんて茶目っ気もあり。やっぱ生はええです。

 まあ、彼の音楽をそれほど聞き込んでいるわけではないのでこのくらいしか書けません。今までは微妙に夢中になるには今ひとつでしたが、今回で間違いなくフェイバリット入り。平日なので迷いましたが行って正解。万歳。

 10月に発売が延びてしまいましたが、今年のRAHのDVDが非常に楽しみになりました。DVDのことはここに書きました。

 こちらは大阪公演の動画。


●終演後のサイン会にカジュアルな服装に着替えて出てきたジョーはまるで大学院生みたい。開場前にも入場待ちしてた客の行列前を移動していきましたが、誰も気づかない(笑)。大物感ゼロ。でもギターは素晴らしい。

●会場のUNITは初めてでしたが、後方のバーの前あたりのスペースは視界が遮られちょっと見にくそうな感じ。PAは良かったです。コインロッカーも250個ほどあり充分。
 フロアでも喫煙可なので、人密集エリアでライブ中にけむりモクモク状態。個人的にはこれは勘弁してほしいです。

 オープニング・アクトもあったので、入場待ちから終演まで約4時間近く立ちっぱなしで膝から下がガクガク。ジジイにはスタンディングはつらい・・・

Unit_daikanyama

 来週はデレク・トラックス・バンド。贅沢。

-set list-

代官山UNIT, 16th Sep, 2009

Ballad of John Henry
Last Kiss
So Many Roads
Further on up The Road
Sloe Gin
Lonesome Road Blues
Hard To Cry Today
Your Funeral My Trial
The Great Flood
Woke up Dreaming
Just Got Paid

-encore-
Ball Peen Hammer
Mountain Time

 セットは大阪と同じだった模様。PA卓にあったペーパーは日付だけ修正でした。

Jb_set


2009.09.09

ザ・ビートルズ・リマスターを聴く(1) リボルバー

●ついにこの日がやって来ました。自分はステレオ箱をオーダーしましたが、数日前に発送が遅れるというトホホなメールが来ました。ボックスは、舞台裏では在庫の奪い合いらしく、新規オーダーを止めてる店もありますが、今月中に届くんでしょうか・・・

 そんなことにもめげず、とりあえずリボルバーだけ聴いてみました。主にヘッドフォン使用。

Revolver [Original recording remastered]
Revolver [Original recording remastered]

●リミックスではなく、旧CDと同じアナログマスターのリマスターですが、一聴した感想は、音が非常にクリアということです。音の肉付きも良く、旧盤の音が痩せて聞こえます。ノイズは少ないですが過剰にリダクションをかけた感じはしません。

 目立って聞こえるリード・ヴォーカルやソロ楽器はもちろんですが、それ以外の「脇役」の音のリフレッシュ具合が素晴らしいです。

 Eleanor Rigby でのヴァイオリンの高域の伸び具合、Love You To のファズ・ギター音の鮮やかさ、Here There And Everywhere での指鳴らし音のクッキリ感等々は旧盤では聴けなかった音。独特の鈍い音を出すへフナーベースの鳴り具合も良いです。

 トリヴィアルに聴すぎるのはあまり音楽的ではないのでしょうけれど、こういった細かな違いがサウンド全体に与える影響にも少なからぬものがあります。

●デジパック仕様のアートワークで、約20ページの奇麗なコーティング仕上げのブックレット付き。最近取り壊された旧東京ヒルトン・ホテルで撮られものを含む美しい写真が楽しめます。解説は、Historical Notes と Recording Notes の2つ。

Revolver_new
Revolver_new2

●おまけの動画は画質が非常にクリアで、これはボックスに付くDVDで見たいです。長さはオマケ程度のものですけど。PC上での再生はこんな感じ。

Revolver_movie

●素晴らしいリニューアル。早く全CD聴きたい。(2)以降も書くかどうかは、気分次第。

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