PMFオーケストラ、2009年東京公演
ヘロヘロのこの頃です。暑いですが、皆さん頑張りましょうね。
●札幌で毎年行われている教育音楽祭PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)オーケストラの東京公演を聴きました。前から聴いてみたかったのですがようやく体験。
7月29日、サントリーホール。指揮はマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)でマーラー5番とMTTの自作曲。
●教授陣も舞台に乗るのかなと思いましたが全員学生さんのようでした。狭いサントリーホールの舞台に溢れるような人数のオーケストラを見て下品な私は「ニター」。
コントラバスなんて10本。ヴァイオリンは6列でしたか。休憩時間中にオケのメンバーが出てきて音出し始めてしまうアメリカン・スタイル。
●大編成のせいか音がデカく、2階の上の方で聴いていた自分のところにもかなりのヴォリューム聞こえてきました。
オーケストラは均質ないい音で鳴っていて、短期集中でもここまで仕上がるのだなと。オーディションで選ばれた学生さん達なので皆さん上手いです。音楽学校の学生オケ体験はそれほどありませんが、だいぶ前に聴いたジュリアード音楽院のオケと比べても立派な出来だったと思います。
●生MTTは初体験で、自分の中の彼はメジャーになり始めた頃の青年指揮者といった印象が強かったのですが、1944年12月生まれなので現在64歳。
60年代から活躍してるロッカー達と同じ世代ですが、イケメン、スレンダーで格好良かったです。それにひきかえクラプトンのあの腹はなんだ。どっちがロックだよ(笑)
評判の良いサンフランシスコ響とのマーラー録音も聴かずに行ったのですが、リリカルな部分でゆったりと歌わせるところなど、こちらの勝手なイメージとは異なり意外でした。この指揮者はもっと聴こう、っと。
札幌でのMTTの会見の様子はこちら。
●1ヶ月続くお勉強の仕上げ、PMF公式日程の最後の公演なので、終演後は、舞台上で学生たちの打ち上げモード全開の抱擁大会。プロのオーケストラの公演では味わえない良い光景でした。
7月のフェス中は、本拠札幌の野外会場で芝生に寝ころんで聴ける公演もあるのでそちらもそのうち。
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