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2009年1月の記事

2009.01.24

ウィンウッド・クラプトンのMSG公演のDVDは出るのか?

●先に書いたデレク・トラックスやスーザン・テデスキのインタビューの読める NIGHT LIFE ONLINE MAGAZINE に、The Rock Rapport によるスティーブ・ウィンウッドのインタビューが載ってます。1月23日のSeneca Niagara Casino でのショーのプレ・インタビューという名目です。

 インタビューの中で、昨年2月にMSGでやったクラプトンとの双頭バンドのDVDリリースの可能性について語ってる箇所があります。


SW-「確かに撮影したよ。最近いくつかの最終編集に立ち会ったから、2009年の早い時期にリリースされるはずじゃないかな」(Yes they certainly were, we’ve just recently been looking at some final edits so that should be out early in 2009.)


 ホントなんでしょうか。もう2009年の早い時期ですけど(笑)、目立ったリリース・インフォメーションもない・・・
 まあ、ごく最近のインタビューだし、嘘ついても仕方ないので本当なんでしょう。本当と思いたい。お願い出してください。

Swec

●他にもいろいろ語ってますが、とりあえずこれだけで。気力があったら追記します(たいていない・・・)。

(追記)
 リリースは本当でした。

2009.01.23

The Derek Trucks Band の Already Free を聴く

●発売前にちょこっと書きましたが、ずっと楽しみにしてた待望の新作。素晴らしい。聴いたのはボーナストラックなしのノーマルUS盤。
 メイキング・ビデオについては、こちらで触れました。
 
▲
Already Free

 観音開きのペーパー・スリーヴで、スナップ・ショットのコラージュみたいなインナーの雰囲気がちょっと「レイラ」っぽいです。

Dtb_af1

●デレクがジャクソンヴィルの自宅敷地内に作ったスタジオ(Swanp Raga Studios)での録音ですが、ミキシングはNYのエレクトリック・レディ・スタジオ。

 こちらで読めるデレクのインタビューによると、デレクはレイ・デイヴィスの Konk Studios で使われてたコンソール等、アナログ時代の機材を集めてるそうです。自分は機材のことは素人ですが、デジタル臭のしない音に仕上がってます。ドラムのブラッシュ・ワークなんて自然で良い音です。

●12曲中8曲が彼らの手になる曲で、3曲はすっかり仲良しになったらしいドイル・ブラムホールとの共作・共同プロデュース。

 デレクの華麗なるソロに依存しがちな印象のあった初期dtbの頃に比べると、(メンバーは替わってますが)バンド・サウンドとしての一体感がさらに深まった感じで、サウンド的にもかなり緻密に作り込んでる印象です。Already Free のヴォーカルなんてギミック・スレスレのスタジオ・ワークですが不自然な感じはしません。ホーンは別スタジオで録ったオーバーダブですが言われなければ分からないかと。

カヴァー曲では、先行シングル扱いだったディランの Down in The Flood の他、ダン・ペンの Sweet Inspiration もやってます。

 前者のアレンジも面白かったですが後者のアレンジもなかなかお見事。ゴスペル風の即興的なオルガン・ソロで始まり、主部はかなりリズムの効いたカントリー・ロック風アレンジで、原曲からかなり生まれ変わった印象。

 dtb のレパートリーである Gonna Move の作者 Paul Pena の Something to Make You Happy もやってます(ドイルとの共同プロデュース)。Paul Pena という人のことを全然知らないのでちょっと調べてみたら、なかなか興味深そうな人でした。これから真面目に聞いてみます、すみません。

●デレク・トラックス・バンドは本アルバムの(たぶん)プロモーションの一貫として、1月8日にNBCテレビの Conan O'Brien Show に出演し、Down in The Flood を演奏してますが、NBCのサイトにある映像はリモートホストではじかれるのか残念ながら日本からは見れません。とりあえずYoutubeに上がってるのはこちらで見れます。
 デレクは2007年の日本公演でも弾いてた変なギター弾いてますが、途中でSGに持ち替えて後半のソロはSGで弾いてます。

 映像見てて思ったのが、ヴォーカルのMike Mattison の顔って月の家円鏡(5代目)に似てるなあと(笑)。アルバート・コリンズよりも似てると思います。

●いいですね、このバンド。自分の知らない音楽やミュージシャンのことをいろいろ教えてくれるのも有り難いというか感謝。また早くライブが見たいです。

Dtb_af2

2009.01.15

WOWOW がクラプトンの日本公演を3月にTV放送

●2月12日の大阪から始まるクラプトンの日本公演ですが、主催に名を連ねるWOWOWがこの公演を3月に独占放送するそうです。WOWOWの該当ページはこちら

 とりあえず、めでたし。出来ればフル・ショーでの放送お願いします。

Ec_tour08_09●チケットも、東京は全7回中4回分がソールドアウトとか。まあ、ある程度売れた日は閉めて、他の日のチケットをさばいてるだけで、本当に完売というわけではないんでしょうけど。

 私的課題は、埼玉に行くかどうか。心理的には埼玉は大阪より遠い・・・
 ああ、ハムレット。

2009.01.12

山下達郎、長崎公演

●ゆえあって福岡入りしましたが・・・


「1月11日の長崎での山下達郎公演のチケットがありますよ~」
「はい、行きます。おウチに帰るのは12日にします」


 良い音楽が聴けるならどこへでも行きますよ。


Tatsu●ということで、1月11日、長崎ブリックホールでの山下達郎公演にノコノコ行って来ました。6年ぶりのツアーとのことで立ち見も出る超満員。達郎公演初体験。

 がーん。「そこそこ楽しめるでしょ」などという私の生ぬるい気分を吹き飛ばし、山下達郎の音楽は見上げても届かないような遙かな高みを舞っていたのでありました。
 何度も涙腺が決壊しそうに・・・

 全3時間びっしり。ハイテンション。素晴らしすぎる曲、上手すぎるバンド。最高の職人気質と最高のショーマン・シップ。「そこそこ楽しめる」なんてとんでもない。こんな世界を知らないまま何十年も怠けていたとは、ああ情けない。

 達郎さん曰く、まだ4ヶ月ツアーは続くから、セットリスト等のご開陳はこれからショーを見る皆さんにご配慮のほどお願い、とのことですが、ベタな(ご本人談)という今回のセットは私にはちょうど良かったです。
 アルバムの発表がないにもかかわらず6年ぶりにツアーすることになった動機の一つに大阪フェスティバル・ホールの閉館があったそうで(事実、ポピュラー系公演では最後のショーになりました)。しかし、56歳にもならんとするのに何であんなスレンダーなんでしょ。

 今ツアーから初参加のドラムス担当の小笠原拓海は、山下洋輔カルテットでも叩いてるとのこと。ジャズやれる人のテクニックは素晴らしいです。ピアノがエレピ代用でなくコンサートグランドをきちんと使うのも感激。

 間違いなく、我がコンサート体験の最高峰の一つ。

 このツアー、一度しか見ないのは我慢ならないっ。何とか算段してまた行こうっと。

●長崎訪問は初めてでしたが、こぢんまりした素敵な街でした。近くないけどまた来よっと。

Ngs

2009.01.07

フェスティバルホール最後の日

9coral1_2●12月30日、今年で再築のため一時閉館する、大阪は中之島に50年立ち続けたフェスティバル・ホール最後のコンサートに行ってきました。

 曲は、年末の葵の御紋、ベートーヴェンの「第9」。演奏は、ザ・シンフォニー・ホールができる前はここが完全にホームグラウンドだった大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー合唱団他。指揮は大植英次。


●私の隣席に座った人が「フェスに来るの久しぶりやな」と話してましたが、ポピュラー系、クラシック系問わず、様々なホール・会場が出来て以来、このホールの相対的な地位が下がったのはやむを得ないところなのでしょう。解体を惜しむミュージシャン・聴衆がいる一方で、他に良いホールもあるし、次に出来る新フェスが良ければそれでいいじゃん、みたいなドライな意見もあるようです。

 とはいえ、この日はなんとなく漂う惜別ムード。開演前から、ホール前、入り口、ホール内で写真撮影してる人が非常に多かったです。

 当日は1階席で聴いてましたが、開演前に2階の上の方に上がってパチり。2階席としてはかなり高い感じでした。

Stage

●演奏ですが、正直なところ大植/大フィルの「第9」にはそれほど魅了されませんでした。フェス最後、というモニュメンタルな機会の演奏としてはちょっと物足りなかったかなと。ホールの響きも6月に聴いたときよりも、音が平板といいますか。合唱団用のひな壇が舞台後方に設置されていましたがそのせいでしょうか。まあ、ここで3回しか聴けなかったのでたいしたことは言えません。たった半年ほど前に初めてここに来たときの感想はこちらに書きました。
 このホールは2階席上方で聴く音が上々であったという声もありますが、残念ながらそれを味わうことはできずに閉館。

●「第9」終了後に指揮者の大植氏のスピーチに続いて、このホール開館時の非公開コンサートで演奏されたというエルガーの「威風堂々」第1番。主部で手拍子を煽る指揮者、反応の良いお客さん(笑)。逆に有名な中間部ではシーンとして、本場UK(ロイヤル・アルバート・ホール名物プロムス・ラスト・ライト)とは正反対。あれを日本人が英詩で唱いまくったら恐いですが。

 演奏後にはステージ上部から垂れ幕登場。ちょっとベタな演出ですが、まあ最後なので。

Encore

 もう、このあたりで会場中で写真撮影の嵐ですが、この日くらいは無礼講で場内係の人の注意もなし。

 ステージからオーケストラが退場し、客が帰り出し始める頃に、舞台から退場後ひそかに客席通路に紛れ込んでた合唱団メンバーによろ「蛍の光」。たった半年ほどのにわかフェス通い者でもちょっとジーンときましたが、何十年もここで聴いてきた方はどうだったでしょうか。

●新フェスティバルホールは2013年オープンとのこと。旧フェスは良かった、などど言われないよう良いホールを作ってくださいね。神様が許しくくれればまた来ます。

Hall

Thank50

 お疲れさんでした、フェスティバルホール。

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