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2008.09.12

B.プレストン、LIVE EUROPEAN TOUR を SHM-CD で聴く

●紙ジャケで新装発売された BILLY PRESTON LIVE EUROPEAN TOUR を買ってみました。最近よく出ているSHM-CDです

 といっても、本盤の目玉は音質ではなく、以前のUS盤LPに基づくCD(ユニバーサル、UICY3358)と異なり、UK盤LPに収録されていた9テイクが追加収録されたことと思われます。少なくとも私はそうです。

Preston_live
BILLY PRESTON LIVE EUROPEAN TOUR

US version と UK version のトラックを聴き比べてみましたが、同一曲でテイクが同じのは The Bus だけで、他はすべて別テイクでした。

 その The Bus にしても、エンディング後の、バロック風のフレーズをファンキーに即興演奏したようなビリーのソロが UK versionでは、かなり短くなっていて(この部分はそもそも別物?)カットされていて、トラックのタイミングが、US version が10:58秒、UK versionが10:30秒と異なっています。

 残念ながら、UK盤のマスターは損傷が激しかったということで、LPからの板起こしになってます。
(帯には「マスターに起因するお聴き苦しい箇所がございます」とあるだけで、板起こしであることは開封して初めて分かりますが)。

●しかしながら、UK versionの音、素晴らしいです。正直たまげました。全体の音像がUS version よりデカイです。もちろん、LP特有の歪感やディスク自体のダメージによるノイズ発生はやむを得ないですが、そんな欠点を補ってお釣りがくるくらい。

 特に、US version では、中央に引っ込み気味に定位し、バンドに埋もれがちに聴こえたミック・テイラーのソロが、UK version では、左・右チャンネルの前方でギュイーン、ギュイーン鳴っていて快感です。テイラー目当ての人は欣喜雀躍かと思われます。
(曲によってギターが聞こえくる位置が変わります。The Bus や Let It Be では左から聞こえますが、Outa-Space以降は右)

 UK盤とUS盤は、完全にミキシングの方針が違ったものと思われます。なんでそんなことになったかミステリーですが。

 今回の紙ジャケでは、インナー袋も再現。

Preston_live_inner

●最後に、SHM-CDの音質についてですが。

 音良いです、SHM-CD。くやしい(笑)。
 CDに挿入されていたペラ紙に書かれた「SHM-CDの音質」という説明によると、

1 透明感ある音質を実現
2 解像度が大幅に向上
3 バランスのとれた音質
4 歪感が少なく、低域の量感不足も解消

Preston_live_oldとのことですが(番号は私が打ちました)、私的な印象では、旧盤(左写真)と比べて透明感のある混濁のないクリアな音という感じで、上の1、2、4はその通りだと思いました。

 技術的には素晴らしい結果を出していて、CDは今後すべてこの方式で出して欲しいくらいですが、手持ちの旧盤を買い換えるかというと・・・

 NOですねぇ。その作品に対する印象が激変するほどの違いはないので。
 それは新マスターの発見や、劣化したマスターの修復などで可能なことでしょう。そういうのは買いますけど。

 以上、分かりやすく言うと、買い換える金がないです(笑)。

●この盤については、各テイクの異同部分など、あらためて書いてみるつもりです。UK version 素晴らしい・・・

BILLY PRESTON LIVE EUROPEAN TOUR (UICY-93458)

(US version)
1 Day Tripper
2 The Bus
3 Let It Be
4 Will It Go Round in Circles
5 Let's Go Get Stoned
6 Space Race
7 Amazing Grace
8 That's The Way God Planned It
9 Outa-Space

(UK version)
10 Day Tripper
11 The Bus
12 Let It Be
13 Let's Go Get Stoned
14 Billy's Bag
15. Will It Go Round in Circles
16. Outa-Space
17. Higher (Vamp)
18. Get Back

Billy Preston and The God Squad with Mick Taylor

-Band Lineup-
Billy Preston: keyboards, melodica, lead vocals
Mick Taylor: Guitars, backing vocals
Hubert Heard: Keyboards
Kenneth Lupper: Keyboards
Manuel Kellough: Drums, percussion

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コメント

紙ジャケ/SHM-CD盤『LIVE EUROPEAN TOUR』

ここでは詳しくは語りまへんが(呆)、私はこの盤を入手するのに大変な苦労をしました!爆

5/14に他の7タイトルと一緒に発売されたこのCD、買いそびれていたのではありますが、知らぬ間にこのタイトルだけ何処も完売!

何故なんだぁ~と考えた末の結論は、Satoさんのレビュー文中にもありますが・・・、

>ミック・テイラーのソロが、UK version では、左・右チャンネルの前方でギュイーン、ギュイーン鳴っていて快感です。

ミック・テイラーの参加!・・・それも転石'73 EUR TOUR時というテイラー超絶・絶頂期でのバック参加LIVE録音!
そうっ!あの『Nasty Music』で聴けるミック・テイラーの超絶プレイが、その前座BANDでのBILLY PRESTONのステージで、これでもか!これでもか!!と爆々聴ける!爆

>テイラー目当ての人は欣喜雀躍かと思われます。

間違いなくBILLY PRESTONファン以外に、多数の転石テイラー期ファン(オタク?爆)が買い漁った結果、品切れ続出したのかと思われます!

しかし・・・、Satoさんが書かれている「UK version では、左・右チャンネルの前方でギュイーン、ギュイーン鳴っていて快感」のコメントは、この盤の魅力の一つを(あくまでもメインはBILLYですからね♪)的確に言い表していると思います。

今も10曲目以降~のUK versionを爆音で聴いていますが、「THE BUS」でのテイラーの唸りを上げるギターには、もう鳥肌が立ちます!!!


PS.
この表名盤『LIVE EUROPEAN TOUR』と裏名盤?爆『Nasty Music』を立て続けに聴くと、転石'73 EUR TOURが完璧に再現されている様な気がしてきて最高な気分になります!是非、お試しを♪爆爆

すろはんさん、ども。

入手までの地をはうようなご苦労、お疲れさんです(笑)。

もっと最近発売と思いましたが5月発売でしたか。
私も出たときすぐ買おうかと思ったんですが、まあ旧盤CDがあるのでダラダラと買わず。最近買いました。

たしかにテイラーのギターは肝で、この盤だけ突出して売れてるのは、明らかにストーンズ、テイラー方面からの参入でしょう。

でもでも。この盤の真の肝は、ビリー率いる The God Squad の凄まじいファンク度だと思いますよん。
特に凄まじいのは、UK ヴァージョンのOuta-Space から Get Back までのメドレー。こんなのをメインのストーンズ前に聴かされたら、昇天でしょう。
「この時のビリーの演奏はメインのストーンズを食うようなステージだった」というような「伝承」がありますが、たしかにこれは前座なんてもんじゃないです。

個人的には、テイラーに関しては、Nasty で聴けるような本番モードに比べると、ちょいセーブ気味と聴きましたがいかがでしょう?
それが、本番前のパワー温存なのか、ゲスト参加ゆえの遠慮なのかはわかりませんが(笑)。もちろん充分楽しめた上でです。

正直、ビリーについては、裏方やゲストの彼しか知らぬままずずーっと来てしまいましたが、オリジナルアルバムをちゃんと聴こうかなと、反省猿状態です。

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