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2008年7月の記事

2008.07.29

クリーム、またまた「再結成」?

●7月28日付の Billboard.com に、「ジャック・ブルース、クリームの新たなショーを望む」(Jack Bruce Hopeful For Fresh Cream Shows)という、Gary Graft 名義の記事が出ました。

Jack_hope_cream_shows

 記事によると、ジャック・ブルースとクラプトンが、ドラムのジルジャン社(Zildjian)によってジンジャー・ベイカーに授けられたドラマー・アチーブメント・アワードに関連して10月3日にロイヤル・フェスティバル・ホールで催されるセレモニーに出席するプランがあるそうです。

●もっとも、ジャックは、「自分はべース・プレイヤーに過ぎないし、確かなことは言えない。話を誇張したくないし、ありもしないようなことは言いたくない」と言ってます。記事のタイトルに hopeful(願わくば)とあるように、ジャックの「また一緒に演奏する機会があっていいんじゃない」的意見表明という感じですね。
 何より、当のジャック自身が「みんな離れてるから難しいよ。ジンジャーは南アフリカにいるし、エリックは超ビッグ・スター(mega-star)だし、コミュニケートするのは難しい」と言ってるわけで。

●ということで、一種の「飛ばし記事」みたいなものかと。仮に実現したとしても、セレモニーの一部で数曲ご披露という形にしかならないでしょう。

 なお、ジルジャン社は上のセレモニーで、ジンジャー・ベイカーの他、ミッチ・ミッチェルに対しても、表彰するそうです。

2008.07.26

Dylan Speaks 国内盤発売

Dylanspeaks●1965年のサン・フランシスコ KQED TV でのテレビ・インタビューを完全収録したDylan Speaks の国内盤DVDがようやく出ます。歓迎。

 発売予定日は8月27日。


●このDVDについては、2006年に出たリージョン1の国外盤を買ったときにこちらに書いたので内容に興味のある方はご参考いただければ。

 メニュー画面です。

Snapshot005

 ご機嫌ボブ。

Snapshot013

 真剣なボブ。

Snapshot014

 ボブの背後から撮った会見場。

Snapshot009
 
 字幕が命みたいな物なので、割引の効くうちに買っておきましょうかいな・・・

2008.07.21

函館競馬場に行く

 何もせず寝て過ごすお休みは素晴らしい・・・ということで、ちょっと箸休め(?)。

●先日、函館競馬場に行ってきました。

 「函館、馬の旅」は、ここ数年の懸案事項だったのですが、夏場は高い航空券、同行者(同好者)とのスケジュール調整等々、微妙なハードルがあり未実現でした。
 今年は「もうどうでもいいから、行っちまえ」ということで、「ビジネスきっぷ」で函館に飛んでしまいました。まあ、ある意味「ビジネス」なんで。ははは。

 こんなネタでは、「お前は遊んでばかりか!」と誤解されるかもしれませんが・・・
 その通りです。わははは。

●昭和の雰囲気が残るスタンド。今年の開催後は、20112010年完成を目指し改修工事に入ります。

Img_2078

と感慨にひたるヒマもなく馬券モード突入。ハズれた・・・

Race

●当日は並んでB指定席(600円)を購入したのですが、コース前の芝エリアの方が気持ちが良いので結局最後までそこにいました。ふかふかの洋芝が気持ち良いです。

Img_2091

 ピーカンなので、4コーナー寄りの木陰に避難。極楽。

Img_2085

 ランチは、場内にテント出店してる地元焼肉店のステーキ弁当(1000円)とラム焼き(400円)とたこ焼き(未撮影)。

Img_2084

 東京競馬場で売ってる某チェーン店のステーキ弁当もほぼ同じ値段ですが、味は比べものにならんです。函館の圧勝。「まいう~~~~」
 ちなみに、前日行ったお寿司屋さんも、おまかせ+お好み注文で、1人5000円程度。お値段は都内と比べものになりません。作り置きでなく、頼むと時間をかけて作ってくれる穴子ウマ~。

 ランチ後は、また日なたに出て馬券に没頭してしまい、気づくと両腕が日焼けで真っ赤に。数日後、両腕の皮がボロボロ。いやー、この歳で、皮がむけるとは思いませんでした。わはははは。

●当日重賞初勝利となったキンシャサ君です。

Img_2102

 この日は重賞レースの日でしたが、混み具合は程々で快適。府中、中山の一般エリアはいつも人密集で年寄りにはかなりしんどく、指定席以外で現場見物する気がしないのですが、この混み具合なら一般席で十分です。

●昼あたりから、函館空港に着陸する飛行機が競馬場上空を至近距離で飛んで行きます。もうスタンドの屋根をかすめると錯覚するような近さ。

Img_2089

 馬券がボロボロに終わった帰り際に、こんな記念碑?を発見。

Img_2109

 馬番連勝馬券の誕生は日本の競馬史に残る大事件だったらしいです。この記念碑を作るのにいくらかかったのでしょうか(笑)。

●下は、前日、函館山から見下ろした函館市内。残念ながらモヤってましたが、晴れた日には、競馬場まで一望できるかと。

Img_2056

 日曜、羽田行き最終便の搭乗ゲート前は、馬関係者だらけでした(笑)。

 これで、JRA全競馬場中、未訪問は福島だけとなりました。
 また行くのだ。年に1回函館競馬。

2008.07.19

UNRAVELLED TALES / ディラン、63年カーネギー・ホール公演完全版

●少し前に出た、63年のタウン・ホール公演完全版 Stolen Moments に続き、Hollow Horn から同年10月26日のカーネギー・ホール公演の完全版が出てきました。

Unravelledtales

●タウン・ホール音源もそうでしたが、ボブの語りをはさみながら時系列的にショー全体を追体験できる喜びは当然大きいです。私の英語力ではすべて内容は聞き取れませんが、聴衆とのやり取りもけっこうあります。

 個人的には、一番打たれたのが Only A Pawn in Their Game で、表現意欲にあふれた歌いっぷりが素晴らしいです。

音質は極上ではありますが、曲によって若干バラつきがあります。

 ところどころデジノイズのような雑音が発生する箇所があり、特に Blowin' in The Wind では断続的なノイズが聞こえます。

 また、disc1の最後3曲(Percy's Song、Seven Curses、Walls of Red Wing)は、板起こしのようなサーフェイスノイズが聞こえます。特に、Walls of Red Wing 明らかに他の曲と音質が異なっており、ボブの声質も違います。この辺はちょっと謎です。

●本ブログ内では、タウン・ホール公演のディスクについてはこちらに淡白なカキコを、ボーナス・ディスクの Bob Dylan Live at Carnegie Hall 1963 についてはこちらに粘着カキコをしました。

●アートワークは、タウンホール音源同様、ミニブックレットの付いたデジパック仕様

Unravelledtales_in

以下、収録曲です(青字は、SONY(Columbia)の正規音源で聴けた曲)

UNRAVELLED TALES, Carnegie Hall, Oct 26th, 1963

(Disc 1)
01 The Times They Are A-Changin' (CH)
02 The Ballad of Hollis Brown (CH)
03 Who Killed Davey Moore? (BS vol.1-3)
04 Boots of Spanish Leather (CH)
05 Talkin' John Birch Paranoid Blues (BS vol.1-3)
06 Lay Down Your Weary Tune (CH)
07 Blowin' in The Wind
08 Percy's Song (Boot)
09 Seven Curses (Boot)
10 Walls of Red Wing

(Disc 2)
01 North Country Blues (CH)
02 A Hard Rain's A-Gonna Fall (BS vol.7)
03 Talkin' World War Three Blues
04 Don't Think Twice, It's Alright
05 With God On Our Side (CH)
06 Only A Pawn in Their Game
07 Master of War
08 The Lonesome Death of Hattie Carroll
09 When The Ship Comes In (BS vol.7)

BS=Bootleg Series
CH=Live at Carnegie Hall 1963 (Bonus Disc, 6 songs only - not for sale)
*(Boot)は従来のブートレッグで聴けた曲

こうしてあらためて確認してみると、正規に聴ける曲ってけっこう多いですね(笑)

2008.07.18

ロイヤル・オペラ・ハウスで「フィガロ」を聴く

●コヴェントガーデンにある、ロイヤル・オペラ・ハウスにも行ってみました。

Front1

 演目はモーツァルトの「フィガロの結婚」、指揮はサー・チャールズ・マッケラス・・・のはずだったんですが、当日、キャスト変更のメールが来て、「サー・チャールズは風邪でダウンのため David Syrus に指揮者が変更になります」。

 サー・チャールズのモーツァルトは大変素晴らしく楽しみにしてたので、仕方なしとはいえ落ち込む。

●チケットはWeb予約。最上階のAmphitheater というエリアで48ポンド。オペラなんで安席でもそれなりの値段です。

 以前に書きましたが、この劇場のチケット予約システムは素晴らしいです。楽しみながらチケット予約できます。チケットは海外発送はしてくれず、劇場のボックス・オフィス受け取り。

●これは劇場のコヴェントガーデン・マーケット側入り口。すぐ右後方が、有名なコヴェントガーデン・マーケットです。

Back

 ここから入ってすぐ左に、劇場のショップ(DVD1枚散財)。その先がボックス・オフィス。
 
 このコヴェントガーデン・マーケット側出入り口の途中、こんな人が見下ろしてます(笑)。

Solti0

 プレートには、「サー・ゲオルグ・ショルティ 音楽の手品師、指揮棒の魔術師 1961-1971 の音楽監督」。

●実は、以前からこの劇場の正面からの全景写真がないのを不思議に思ってたのですが。行ってみてわかりました。

 劇場前は、日本なら時速30k制限の狭い片側一車線道路。向かい側には建物がびっしり建ってます。ようするに魚眼レンズでも使わない限り全景を捉えるのは無理。

 無理矢理、全体(といっても正面のみ)を撮影しようとすると、こんな角度になってしまいます。

Front2

 ファサードの美しい左側の建物(フローラル・ホール。かつてはマーケットの一部)も今は劇場の一部で、入って階を上がると吹き抜けのこんなテラス・カフェがあります。

Roh_terracecafe
 
 ちなみに、私は最上階の Amphitheater というエリアで聴いてましたが、メインの建物からは最上階エリアに行けません。フローラル・ホール内、左側にエスカレータがありそちらを通ります。
 つまり、安い席の衆(笑)は時計回りに迂回して上がり座席までいきます。上のカフェ写真は、エスカレーターを昇りきった高さから撮ったものです。

 昔読んだ本に、コヴェントガーデンは安席の客の出入り口が別になってる、それくらいイギリスは階級社会だぞ、というのがありましたが、そういう側面があるかどうかは知りません(笑)。

 劇場の main auditorium は、Listed building のグレード1です。

●最上階 Amphitheater はこんな感じ。「座席での(in tne auditorium)写真撮影は禁止です」とありましたが、「上演中の撮影禁止」と勝手に解釈して撮りました。ごめんなさい(チキン度が日によって変わる)。

Amphi1

 下の写真は文字通り「最上階」。両サイドにある Upper Slips という席(暗いので色調いじりました)。ほとんど舞台は見えないので、皆さん身を乗り出して聴いてました。高所恐怖症の人向きではありません。実際Webでチケット買おうとするとそういう警告が出ます。

Upper_slips

 Amphitheater の座席はアーム・レストがなく、幅が狭いのでちょっと窮屈。長時間物だと拷問かもしれません。

●Amphitheater に聴こえてくるオーケストラの響きはダメダメでした。オケの音が薄っペらで軽い。序曲で軽く失望。お値段相応ということで仕方ないかと。歌手の声はまあ良く聴こえてきます。
 反面、舞台上は良く見え、当夜のすばらしい舞台装置の全貌が、離れてはいますが見渡せました。舞台上方に英語の字幕が出ます。
 
 ちょっと驚いたのが、英国のお客さんが声を出してよく笑うこと。ミスター・ビーンの映画並みに笑います。
 たしかに、「フィガロ」は喜劇ですが、作品、ストーリー、台詞超有名。わかりきってるのにそんなに笑うか???、という位笑います。隣のオバ、いやご婦人もワハワハ笑ってました。
 
 David Syrus の演奏は、私には、オペラ小屋のルーティーンのレパートリーを消化する指揮者の演奏以上には聴こえませんでした。

●最寄り駅はもちろん地下鉄のコヴェントガーデン駅です。

Covent_statiion

 有名観光地なので駅はいつも混雑。地下鉄車内の路線図に「コヴェントガーデン駅は混雑します。特に夕方、週末行く方は、最寄りのレスター・スクエア駅かホルボーン駅をご利用ください。コヴェントガーデンには歩いていけます」という注意書きがある位です。

 自分が劇場に行った金曜夕方も混み混み。
 エレベータが混雑してたので脇の螺旋階段を登りましたが、「この階段は190ウン段あります。緊急時以外利用しないでください」という警告が(笑)。ちなみに、国立競技場の聖火台への階段は163段だそうです。

 地上に出た時はヘロヘロ。

2008.07.17

ロイヤル・フェスティバル・ホールでフィルハーモニア管弦楽団を聴く

 とりあえず気がすむまで書きます。

●旅行けば~、音楽関連の場所にフラフラ、フラフラと出没(というか、いつも音楽のための旅ですが)。

 ということで、ロンドンは、テムズ河のほとりに立つロイヤル・フェスティヴァル・ホール(以下、RFH)に行ってみました。初訪問。

Rfh1

 市内を蛇行するテムズ河の南岸(いわゆるサウスバンク地区)に立っていて、サウスバンク・センターという文化・芸術総合センターの一部をなしてます。

 クラシック音楽メインのホールですが、私の行った10日前に、YMOが28年振りのロンドン公演をここでやってます。

 上の写真はテムズの対岸から撮ったものですが、橋を渡ったところからの眺めはこんな感じ。1951年竣工なので見かけは地味です。ホールに入場する人は建物の上の方へ昇って行きます。

Rfh4

 ホール西側のエントランス脇に立つ、偉大なるネルソン・マンデラの像。

Mandela

●聴いたのは、マゼール指揮フィルハーモニア管弦楽団で、ブラームスの1番と2番。座席は Front Stalls と呼ばれる1階席E列(5列目)のほぼ正面。29ポンド。当たり前ですが現地で聴くと安いです。

Ticket 演奏は良かったです。特に2番。

 フィルハーモニア管は弦も管も素晴らしいですね。日本公演の時より気合い入ってるような。気のせいでしょうけど(笑)。
 1st Vn の次席がアジア系の人だったのでメンバー表みたら、マヤ・イワブチさんという日本人(日系英国人?)の方でした。

 余談ですが、ビートルズのリヴォルバーに入ってる For No One という曲でホルンのソロを吹いてるアラン・シヴィル(1929-1989)は、このオーケストラの主席奏者でした。

●ホール内の写真も撮りたかったのですが、NYで2回怒られたのでチキンな私は諦めました。その代わり、イタリア系かスペイン系と思われるグループがホール内で記念撮影するシャッター押しのお手伝い(トホホ)・・・

 ホール内部はこんな感じです。バック・ステージの席から見るとこんな感じ
 シンプルですが、落ち着いて音楽に浸れます。

 オーケストラ公演の前方席は好きでないのですが、1階前方からすぐに傾斜が付いてるので、E列だと、視線が弦楽奏者の膝くらいの高さになり結構聴きやすい席でした。

●これは、エントランスのガラス扉に書いてある文字です。

Proud

 「サウスバンク・センターは、ロンドン・フィル、フィルハーモニア管弦楽団、ロンドン・シンフォニエッタ、オーケストラ・オブ・エイジ・オブ・エンライトメントの本拠であることを誇りに思います」って、ちょっと気障ですが。冒頭Sの文字が消えかかってるのはご愛敬。

●ここは美しいコンサート会場というだけでなく、「ホール周り」の雰囲気がなかなか良いです。

Rfh3

 1階部分のテムズ河側が、居酒屋兼カフェ兼レストランみたいな感じで、コンサートに来た人たち以外も含めワイワイ、ガヤガヤ。

 その一部がCDショップ。MDC CLASSIC MUSIC という小さなお店ですが、なかなか在庫揃えが渋いです。リンク先に写ってる店舗がまさに、RFHにある店です。開演前の暇つぶしにうっかりタルコフスキーのDVD1枚散財。コンサート中はタルコフスキーを膝に於いてブラームス・・・

 これは2階のテラス。これは昼の写真ですが、開演前は人でいっぱいになります。

Terrace

●なお、RFH は、英国でグレード1(= buildings of outstanding or national architectural or historic interest)の Listed building の認定(国家的、歴史的に重要性の認められた建築・建造物の認定制度)を受けてます。第二次大戦後に建造された建築物としては唯一 の Listed building だそうです。大切にしてるんですね。

 RFH に遅れること7年の1958年に竣工した大阪フェスティバル・ホールは50年で解体。RFH は、たぶん今から50年後もここに立っていることでしょう。

 ちなみに、フィルハーモニア管弦楽団は年末に来日し、解体前の大阪フェスティバルホールで1公演やります。行きましょうか(笑)

●お土産は、マグカップが12ポンドとかあり得ない価格だったので、RFHの50周年に作られた2ポンドの小冊子。ホールの計画・着工からこけら落としまでの解説冊子で、値段の割に内容濃いです。

Book

 また来たいです。

 でした。

2008.07.15

ヴァージン・トレインズ、ペンドリーノに乗る

 まだ旅記録。

ヴァージン・トレインズペンドリーノ乗車ルポです。

Pendolinoeuston

 ロンドンのユーストン駅からリヴァプールのリヴァプール・ライム・ストリート駅の往復乗車。ファースト・クラス、往復60ポンド。

 Off Peak の早割運賃ですが、座席指定、飲食サービスを考慮すると新幹線の指定席よりずっとコスト・パフォーマンス高いです。

 チケットは、ヴァージン・トレインズのサイトでWeb予約できます。
 ただし、住所記入時にUK内しか選択できないようになってました(プルダウン・メニュー上はUK以外もありますが、ブラック・アウトして選択できなくなる)。仕方ないのでホテルの住所、郵便番号入れました。

●予約時に機械発券を選ぶと、チケットは駅の Fast Ticket という券売機で発券します。
 マシンのメニュー画面の「チケット購入」/「予約済みチケットの発券」うち後者を選んで、予約時に使ったクレジット・カードを突っ込み、予約番号を入力するとすぐ発券。

 乗車券が昔と同じデザインでした(左から旧、新)。

Ticket

 旧英国鉄道は90年代に分割・民営化され、現在、在来線の運行会社はバラバラですが、統括機関はあるようです。当然チケット発券システムも承継・共有かと。

●ユーストン駅にはファースト・クラス客用のラウンジがありました。駅の隅っこ。ちょっと薄暗く、人いません(笑)。
 飛行機の乗り継ぎならともかく、鉄道移動でこんなとこにくるヒマ人はいないんでしょう。貧乏性の私は入ってジンジャエール飲みましたが。

Lounge

●列車案内の電光掲示板です。

Departure

 この下で皆じーっと掲示を眺めてます。何番線発か表示されてない列車があるので表示待ち。リヴァプール行きは発車15分前になっても表示なし。
 「大丈夫か」と思ったら表示され、皆いっせいに移動。何だ。皆、リヴァプールに行くのか(笑)。

 で、私も移動。車両前でタイムズ紙を無料で配ってたのでガメツクもらいました。

●席に着くと、すでにテーブルセッティング済み。発車してすぐサービスが始まり紅茶をついでくれました。

Table1

 ファースト・クラスは、off peak時間でも、9-11時の乗車は朝食が出ます。
 9時前の列車だと、ただの Breakfast ではなく Great British Breakfast という豪華?バージョンです。11時過ぎるとスナック類。ドリンクはフル・タイムのサーヴィス。
 飲食サービスに限っては、新幹線のグリーン車よりも全然いいですね(乗りませんがw)。

 で、これが朝食。スモーク・サーモンかサンドウィッチが選べ、後者はベーコンかソーセージお好みの方。これは、ソーセージの方(先に注文を取りに来てしばらくすると配食されます)。

Breakfast

 あまり美味そうに見えませんが(笑)、ホットな炒めたてソーセージで悪くない味でした。200キロ超で走る車両の揺れで、紅茶がこぼれそうになります。

●時間遅れを気にする私の心配をよそに、ほぼ定刻、ライム駅内に入線。

Lime_enter

 下車し、ぞろぞろ歩く客。

Lime2

 ライム駅構内。

Lime3
Lime4

 こちらは駅構内のお店エリア。飲食店、コンビニ、ドラッグ・ストア、スーパー、ATM、有料トイレ、証明用写真撮影機(笑)等、一通りあります。ローカル線の改札もこちらにあります。

Lime_shop

 ライム駅正面。

Lime_main

 車寄せのあるライム駅サイド側。帰る時撮影しましたが、当時どしゃ降り(泣)。

Lime_side

 復路も軽食サービスがありました。待ち時間に食べてしまい空腹でなかったので、コーラ注文。グラスに入れた氷にミニ缶2つくれました。当然、ヴァージン・コーラ(笑)。

Coke

 復路もほぼ定刻にユーストン着。

 でした。

2008.07.14

ジョンとポールの住んだ家に行く(番外編)

 ジョンとポールの住んだ家に行く「番外編」です。たぶん読んでも面白くないかと(自虐)

●実は、ツアー集合地点にたどり着くまで一苦労というか、冷や汗体験。自分の準備不足が悪いんですが。

 まずは、ヴァージン・トレインで Liverpool Lime Street 駅に到着。でも、お家訪問ツアーに申し込んだのがその3日前。下調べ適当。リヴァプールの地図・観光案内すら持ってない。

Lime_arrive

●で、参加したジョンとポールのお家訪問ツアーですが、冬場の一時期を除き、1日4回実施されてます。

 午前中の2回が市の中心部、シティー・センターにあるコンサーヴェイション・センター(The Conservation Centre)発・戻り。
 午後の2回は、市内の名所 Speke Hall 発・戻り。午後の2回は、Fab4目当ての人に Speke Hall も見てもらおうという配慮(策略)なんでしょう。

午後のツアーの難点は、Speke Hall 直行の公共交通機関がないこと(笑)。で、昼前リヴァプール着の私の申し込んだのは Speke Hall 発のツアー。

 とりあえず、駅構内で地図を買いましたが、Speke Hall までどうやって行くか、地図見てもまったく分からん(T.T)。地下鉄駅構内にある地図によると一番近い駅は、Liverpool South Parkway 駅らしいんですが、買った地図に駅が載ってない(泣)。

 Speke Hall に一番近い、著名公共施設はジョン・レノン空港ですが、ジョン・レノン空港へ鉄道は乗り入れてない(トホホ)。

Map

●結局、空港最寄り駅の Liverpool South Parkway 駅まで行って、バスかタクシーにでも乗るかと。

 Liverpool South Parkway 駅に行く電車です。2両編成(写真は帰りに撮った同型車両です)。

Traintosouth

 発車しました。Liverpool South Parkway 駅に着きました。電車降りました。どう見ても田舎駅。

●降りた人は2人(笑)。地図に載ってない理由がわかりました。駅がピカピカ、出来たばかり(2006年オープン)。地図の改訂が間に合ってないんです。そんな地図を駅で売らんでくださいな・・

 予想通り、駅にはタクシーなんて1台もいない(ガハハ)。というか駅構内に客の姿が異常に少ない。無駄に広い構内に全部で10人もいない。

Southparkway

 駅構内には、巨大な障害レースの壁画が・・・

Grandnational

 この壁画を見た瞬間、この駅が最も人で溢れる日が分かりました。

 英国ではダービーよりも盛り上がるという、英国競馬最大のイベント「グランド・ナショナル」障害レース。実は「グランド・ナショナル」が開かれるエイントリー競馬場(Aintree Racecourse)がリヴァプールの北部にあります。

 おそらくグランド・ナショナルの日には、英国・欧州中の競馬ファンが、ジョン・レノン空港から、この駅へやってくる。壁画を見て、「これからグランド・ナショナルに行くぜえ」で盛り上がるんでしょう(ほんとかいな)。

●幸い空港行きのバスが来たので飛び乗り、空港へ。

 小走りで空港のタクシー乗り場に行き 「Speke Hall へ」と告げると、ドライバーのお兄さんの話す言葉は、すんごい訛でとても英語とは思えない(泣)。こっちのヘボ英語もようわからん様子で、書類を見せてどうにか分かってくれた模様。ちなみに、Speke はスピーキーと発音するようです。

 とりあえず、ガンガン飛ばし、無事 Speke Hall に着きましたわな。タクシー代5ポンド弱とチップ少々。しばらくするとツアー用バスが到着。

Busspeke

 ちなみに Liverpool South Parkway 駅から空港まで歩くのはほぼ無理。空港から Speke Hall まで歩くのもほぼ無理ですので、行かれる方はご注意を(地図上は歩けそうに見えるのが恐ろしい)。

 ツアーに出発したバスは無事メンローブ・アヴェニュー251番に到着。左の黒い服の人がガイドさん。ポールの家のガイドさんと違って、ちょっと学究的な雰囲気。

Men251

●で、話は飛んで、ツアー後の帰りルートですが、Speke Hall からの公共の交通手段はありません。どんなツアーだいったい・・・

 ポール宅のガイドさん曰く「街の中心部に戻りたい人は、Speke に戻らずここで別れて市バスに乗るといいよ」。

 ということで(ポールの家を出て、左に行き、突き当たりを渡らず左に行くとすぐバス停があります)、市バスで無事 Liverpool Lime Street 駅まで戻りました(City Center 行きバスなので、Lime 駅手前の停留所で降りて)。
 ツアーに参加してた3人組のオージーも市バス帰り組でしたが、他の人たちはどうやって、どこに戻ったのでしょう・・・

 そういえば、地下鉄改札前にいた関西弁の女の子3人組はちゃんとガイドブック持ってたなあ・・・無事観光したことでしょう。私と違って。

 「お家訪問ツアー」に行かれる方は、早起きして、午前の The Conservation Centre 発のツアーにした方がよろしいと思います。

●帰りはぐったり疲れて、ヴァージン・トレインでロンドン、ユーストン駅へ。

 疲れた・・・

2008.07.12

ジョンとポールの住んだ家に行く

 UK訪問の続きを、あと数ネタ。

●リヴァプールにあるジョンとポールの住んだ家を見てきました ロンドンから電車に乗って日帰りで。

 2つの家とも、ナショナル・トラストが管理していて、内部に入れるツアーは、ナショナル・トラストのツアーだけです。The Beatles' childhood homes というタイトルのツアーで、Mendips にあるジョンの住んだ家と 20 Forthlin Road にあるポールの住んだ家訪問。ツアー代15ポンド。

 このツアー体験者のご報告はすでにネット上に溢れてますが、以下、屋上屋を承知で私も一筆。

●現地でこんな恥ずかしい(ギャ~)ミニバスに押し込まれてツアー出発。左にいる緑のメタボ系オヤジがドライバーの人です。

Bus

 まず、ジョンの住んだ家から訪問。ミミおばさんの家ですね。

 こちらは家の前のメンローブ・アベニュー。日本なら間違いなく高級住宅地の(というか高級住宅地にもない)美しい通りなんで驚きました。

M_ave1

 帰国して開いてみた、あのドデカイ本 THE BEATLES ANTHOLOGY の中に、ジョンのこんな言葉が載ってました。


ペニー・レーンを離れて郊外のミミおばさんの家へ移った。ウールトンのメンローブ・アベニュー251番地にあって、ふたつの建物が仕切り壁でつながった小さな庭のある家だった。近所には医者や弁護士といった人たちが住んでいて、よく言われる貧しいスラム街のようなところじゃないんだ。僕は郊外に住む小ざっぱりとした感じの子供で、階層で言えば公営住宅に住んでいたポール、ジョージ、リンゴより、半階級は上だった。うちは庭付きの持ち家だったんだからね。ある意味で僕は3人より恵まれていたのさ。1980年
(THE BEATLES アンソロジー、10p)


 家の外観です。

Jl_house

 出っ張ってる部分が玄関ですが、ジョンはもちろん、ジェーンシンシア、ポール、B.エプスタインといった親しい人も左奥の勝手口から出入りしてたそうです。
 ジョンの部屋は玄関の上に見える2階の部屋です。

 正面から見て外壁の右あたりに、English Heritage のブルーのプレートが見えます。下の写真はプレートを拡大したもの。

Jl_heritage

 プレートにはシンプルに、「ジョン・レノン 1940-1980 音楽家・作曲家 1945-1963 の間ここに住む」と書いてあります。ちなみに、これも English Heritage のプレート。

 ツアーも、かつての友人達同様、裏の勝手口から入場。当時からあった鉄柵の向こう、ちょど玄関の真裏が勝手口です。

Wall

 家の左側から裏にかけて小さな庭があり、そこからストロベリー・フィールズの敷地内へ抜けられたそうです。ジョンは、下の写真の左奥あたりから抜けていったんでしょうか。

Sf

 残念ながら、家の中は写真撮影厳禁。荷物はいったん室内の物置のような所に預けます。

 中では、キッチン、居間、ミミの部屋で、かなり長いガイドさんの説明。説明後は、自由に家の中を見学できます。狭い家の中を10人超の参加者がひしめいていて、正直、あまり感慨にひたる余裕はないです。

 とりあえず、ジョンの部屋で1人ボーッとして、窓から見えるメンローブアヴェニューを眺めてました。置いてあるベッドは残念ながら、ジョンの使用してたオリジナルのものではなく、当時の物で代用してるそうです。

●続いてポールの家。ジョンの家とは全然違います。

Pm_house

 ポールの家の周囲の雰囲気はこんな感じです。

Pm_street

 ポールが、アッパーでもミドルでもないクラスの出身だということを実感できます。ガイドさん曰く「地元の人は誰もこないよ」。そりゃそうです。市内に無数にある労働者階級向けの、平凡な家の一つでしかないんですから。地元の人がそんな物見てもなんの感慨もわかんでしょう。
 ポールの家には National Heritage のプレートはありません。彼だって(もしかしてジョンより)、Working Class Hero

 こちらも室内撮影禁止ですが、ポールの家のガイドさんの説明によると、著作権の問題だということです。居間でのガイドさんの説明の後は、室内、裏庭、見学自由。

 室内には、この家に関係する写真が多く飾られているので、狭い居間でギターを弾くジョンとポールの写真を見て、「写真のこの角は、この部屋のあの角だ」なんて確認ができます。ガイドさんも、「ほら、このポールの写真に移ってる窓枠は、この部屋のあそこの部分だよ」みたいな感じ。

 この人がガイドさん。ポール似(笑)。動作も意識してます。左奥に写ってる水色の服のお兄さんはガイドのアシスタントの人。少し知的障害があるお兄さんでしたが、私には裏庭のトイレのことを、ニコニコ説明してくれました。

Pm_guide

●2つの家を見て感じたのが狭いこと。日本人の家がウサギ小屋なら、2人の家も十分「ウサギ小屋」。ジョンの部屋なんて4畳あるかどうかという狭さ。居間も、キッチンも、みな狭い。このページを下がっていき最初に出てくる写真がジョンの部屋です。

 ということで、リヴァプールくんだりまで来て、ここだけ見て日帰り(トホホ)・・・・・したわけですがツアー出発地点にたどり着くまでがまた一苦労。

 続く(はず)。

2008.07.08

キャムデン・マーケットに行くとブートが待っていた

●ロンドン滞在中、有名観光スポットでもあるキャムデン・マーケットに行ってみました。といっても、観光意欲ゼロのまま知人の金魚のフン状態でついて行っただけなのですが。

 旅行ガイドブックには必ず載っているキャムデン・マーケットは、6つのセクションからなる面白市場みたいな場所なのですが、主な売り物は、服、靴、アクセサリーといったアパレル系商品。他に、昔のコミック本屋、フィギュア等・・・

 見物するには非常に楽しい場所ですね。

Camden_street

 なんだこりゃ。

Ipood

 UKでも放送され人気だった堺さんです。

Monkey

 こんなのも。

Mao

 真面目な中国人が見たら怒るんじゃない、と思ったら、店員が中国人でしたw 「これはミッキー・マオっていうんだよ」という、同行者のオヤジギャグが・・・

 まあ、上のTシャツなんかは香港あたりの露天でも売ってそうですが。これは、よくわかりません(笑)。

Body

●レコード・CD屋さんもあったので、私がのぞかないわけがない。

 日本製の紙ジャケがガラスケースの中に大切そうに並んでたり。昔のシングル盤が大量にあったり(価値わかりません・・・)

 ブート置いてる店もありました。でも、昔のブート中心。ビートルズのULTRA RARE TRAX とか。Cream のSilver Rarities から出てたBBCものとか。あとは、日本でいうカスブー・・・物色し尽くすにはほど遠い見物でしたが、西新宿にはとてもかないません。

 陳列も埃かぶった小汚いジュエルケースが並べてあって、なんとなくバッチい感じ。手に取って見たら、アートワークは家庭用プリンターのコピーで、ケース開くとディスク入ってませんでした(笑)。
 まあ、買うときに奥から「本物」(?)出してくれるんでしょうけど(ほんとかい・・・)。

●でも、あるとこにはある。
 買ってなかった、ディランのHollow Horn盤がずらりと置かれてるショップがありました。

Bob_boot

 「M(ミント)/15ポンド」というシールが張ってあったので、「中古なのかな」と思いましたが、新品といっても良いような状態で、お手ごろな?値段だったので、うっかり?買ってしまいました。

 2CD×5点と、西新宿でも見かけた気もするワイト島フェス映像等のコンピレーション物DVD1点。
 
 店の人は、こんなのもあるよ、と写真だのなんだのいろいろ見せてくれました。まさに鴨ネギ状態。 「悪いがオレは音源にしか興味がないんだ。すまんな、フフフ」といって逃げました。「明日も来るかもしれない」と言って(トホホ)。

 もう一軒あった、在庫豊富そうなスペースの広い店もありましたが、これ以上物色してたら仲間に絶交されそうなので渋々諦めました。

●私がブート買ったショップがあったのは、Stables Marketというエリアです。他のエリアにもあるかどうかはわかりません。

 これは、Stables Market の一部。「馬に乗らないでください」という注意書きが貼ってありました(笑)。

Stable_in

 こんな物も売ってました。

Mario

 Stables Market からは、リージェントパーク沿いの美しい運河(Little Venice)に抜けられました。 ((追記)Little Venice自体はもっと西に行ったところです)
 ブート買った袋をブラブラさせながら、そこをトボトボ歩く変な日本人・・・

Canal1

 でした。

2008.07.06

ハイドパークの Hard Rock Calling 現場

Hard Rock Calling の現場の感じを少々。

 会場は広いハイド・パークの東側。フェスの公式サイトのマップを見るとだいたいの感じがわかると思います。

 当日は、ハイドパークの北東部にあるマーブルアーチ駅で降りて、スピーカーズ・コーナーを抜けてパーク内に。公園の北東部は会場外でまだこんな感じです。右の白いテントがゲート、左の白いテントの屋根は場内最後方にあるグッズ売り場。

Park1

 この場所で聴く分にはタダです(笑)。ただし、PAからかなり遠いので音はモヤモヤです。

 しばらく歩くと、エントランスゲート。ヒースローの入国審査まっ青の大渋滞。

Gate1

 左奥に見えるのがステージ。

Gate2

●入国審査所ほど通過に時間を要しませんが、カバンは中を開けてチェック(でも適当)。

 チケットチェックは、MSGもそうでしたが、「もぎり」でなくバーコード読み取り。この方が偽造入場者を防止できるし、もぎり作業の身体的負担も軽減できるわけで。初期投資は掛かりますが合理的ですね。

 入場に時間がかかりR.ランドルフ聴き逃しました(涙)。場内も後方はこんなのがあり、まったり感。

Fes0

 シート敷いてる人はほとんどおらず、たいていの人はそのまま寝ねそべり、しゃがみ込み。
 客層はヨーロッパで見るECの単独公演のときほど、オサーン、オバサンだらけじゃないですが(笑)、まあ高めですね。

Fes

 とりあえず、こんな位置まで進んで行き、ずっとここで聴いてました。メインステージの後方にはサブステージもありますが、そんな気力はとてもとても・・・
 飲食物売るテントは会場両脇にずらーとありましたが、もはや脱出無理め(泣)。一緒に行った人が持ってきたパゲットかじってました。

Fes3

 すぐ右横はTVカメラ。

Camera

●登場メンバーはこちら参照。聴いたのはムラーツ、メイヤー、クロウ、クラプトンでトータルすると6時間近く、セット・チェンジの時以外は立ちっぱなし。ギックリ腰持ちの体がよくもったもんです・・・

 クラプトンのセットチェンジ前は、昔の古典名曲のPVがモニターで流れてました、たしか、Zep の Communication Breakdown、ドアーズの Light My Fire、ストーンズの Angie だったかと。

Angie

 で、ほぼ定刻、20:15にクラプトン登場。あちらの夏はこの時間じゃまだ明るいです。アコースティックセットまで進行してまだこの明るさ。

Ec2

Ec3

 さすがに、後半は暗くなります。終了は。22時過ぎくらい。

Ec4

 当日のステージ写真は公式サイトのGalleryページで見れますが、クラプトン、だいぶ痩せましたな。3枚目の写真でよく分かりますが、頬はこけてるし、メタボ腹もすっきり。なんともなきゃいいいんですが、ちょっと心配・・・

●終了後は地下鉄駅が混み過ぎ。乗るのを諦めホテルまで、30分程歩いて帰ったのでありました。

 フェスの模様は、8月27日のPM9時よりWOWOWで放送予定だそうです。

2008.07.02

MESSAGE FROM ERIC

●ハイドパークでの Hard Rock Calling でも、ECの今ツアー用プログラムを売っていて、当然買いました。
 フェス全体用のプログラムは簡素なミニサイズの冊子のようなものしか売ってませんでした(こちらは買わず。値段忘れました)。

はこんな感じ。

Ec_tourbook2008a

内容は、メンバー紹介はもちろん、WHERE'S ERIC の Tony Edser の書いたECの最近の活動まとめ(CGF、J.ベックとのロニー・スコッツでの共演、ウィンウッドとのMSG公演等)、年代毎に使用してきたギター紹介(写真はクリスティーズ提供。未確認ですが、たぶん各コメント部もクリスティーズのオークションカタログからの引用かと)となかなか良い出来です。
 これで10ポンドはお値打ちでしょう(笑)。現地の人には1000円台前半くらいの感覚では。

 ちなみに、フェスのチケット代(ホスピタリティーなしのノーマルチケット)は50ポンドでした。

Ec_tourbook2008b

 メンバー紹介中のベースとドラムは、もちろんウィリーとエイブになってます。

 冒頭に MESSAGE FROM ERIC というEC本人の言葉が載っていて、その中でもウィリーとエイブについて語っている箇所があるのですが、ピノとイアンがメンバーだった先のUS・カナダーツアーでは、どんなプログラムが売られていたのでしょう?ちょっと不思議です(笑)。

●それはともかく、MESSAGE FROM ERIC の部分が印象に残る文章なので、最後にご紹介します(一部略)。

 またツアーに出る時がやってきた。前回の時ほどハードではないが、それも比較すれば、と言うだけの話だ。すぐに、ホテル、食事、枕(最近じゃ自分の枕を持ち歩いてるくらいだが)等々のクオリティについて、ブツブツ文句を言い出すだろうことは目に見えてる。だが、そんなことは贅沢な悩み。実際ツアーに出るのが待ちきれないのだから。

 家族と離れるのは本当に辛い。可能な時は、家族と一緒にツアーできるようにしたいと思う。それでもツアーに耐え、待ちきれない気持ちになるのは、音楽が生み出してくれるものに対する期待があるからだ。幾つかやってみたいと思うことがある時だって、それはツアーが生み出してくれるものにはかなわない、というのが自分の経験だから。

 今回のステージでも起こるだろう多くのことは、自分が選んだバンドのメンバーがもたらす結果だ。今回は本当に小さな変更しかしなかった。エイブが新たに加わったくらい。彼については長い間素晴らしいと思ってきたし、彼がバンドにもたらしてくれるだろうグルーブを待ちきれない気分だ。

 今回のステージで共演するメンバーは、自分が一番聴きたいという理由で選んだ。
 (以下、各メンバーについてのコメントについては略)。

 もちろん、バックステージにはいつもの完璧な技術陣、プロダクション担当のスタッフ達がいる。彼らがいるからこそやって行ける。皆、仕事仲間であると同時に友人でもある。家族サーカス団のツアーみたいなものだ。

 自分は恵まれた人間だということを、見てもらえればと願っている。音楽を楽しみに、また来てください。

ERIC C

Message_ec

●恥ずかしながら、読んでちょっとウルっときました。

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