ニール・ヤング / Chrome Dreams II
時差ボケ、疲労がなかなか抜けず、いろいろご迷惑かけてます。m(__)m
もう、旅先では無理しないことに決めました(トホホ)・・・
●すぐに買うかと思いきやなかなか買わず、ボーナス・ディスクに背中を押されて、Barnes and Noble 限定盤をポチったもののなかなか届かなかったニールのChrome Dreams II が留守中に届いてました(届くの遅い・・・)。
もはや時期遅れの感がありますが、ちょこっと。
●まず、ボーナス・ディスク。
Broken Arrow 1曲のみ収録のボーナス・ディスクですが、スリーブ上部の A Selection From NYA Series Volume I The Riverboat というタイトルから分かるように、今年出るであろうアーカイブ・シリーズ Vol.I 収録の、69年2月、カナダ、オンタリオ州、トロントの Riverboat でのライブからの1曲。
ギター1本の弾き語りで、演奏後拍手が入ってます(かなりの小会場)。すでにトレードなどで流通してる音源なのか自分は分かりません。もちろん、サウンド・エフェクトばりばりの バッファローの Again 収録バージョンとは大違い。
●で、本編。
77年にリリース直前までいきながらお蔵入りし、その後ブートで世に出た Chrome Dreams をもろ意識したタイトルですが、基本的に、Chrome Dreams とは別物です。
プレスリリース(?)のニール自身の言葉によると、
「いくつか元になった録音があって、曲調は様々。一つのテーマを持った独自色の濃い Living with War や Everybody's Rockin' よりも、After the Gold Rush や Freedom に近く、違ったタイプの曲だけど、それらが一緒になって一つの感情を表す感じ」
のアルバムということです。CDのブックレットに録音年月のデータの記載はありませんが、すべて最新の録音というわけではないようです。
お蔵入り Chrome Dreams との曲の重複は Box Car のみで、メロディーはお蔵入りテイクのまんまですがアレンジはかなり違います。
しかし、Ordinary People が18分超、No Hidden Path が14分超、ってまったくこの人は・・・
●Jimmy Mcdonough 著のニールのバイオによると、Chrome Dreams とは、
"What Chrome Dreams really was, was a sketch that [David] Briggs drew of a grille and front of a '55 Chrysler, and if you turned it on its end, it was this beautiful chick...I called it Chrome Dreams."
ということです。どなたか訳してください(苦笑)
幻の Chrome Dreams については、Broken Arrow magazine #48に掲載された Jef Michael Piehler の詳細な記事が、the sidestreet records のこちらで読めます。この記事は、ニールの公式サイト中の N Y times にもそのまま掲載されてます。
●最初見たときは???だった、表カヴァーの写真は、56-57年型フォード・リンカーン・コンチネンタル・マークII のフード・オーナメント(エンブレム)のクローズ・アップ写真のようで、車両は Human Highway のサイトで現物が見れます。
●お蔵入りした Chrome Dreams に興味のある方は、西新宿に行けばまだあると思います(無責任失礼)。私の持ってるのは左のショボイ・カバーのだけです。
●先日、ウィーンのケルントナー通りという所を歩いていたら、EMI というCDショップの店頭に「チケットあります」の張り紙があり、その中に 2月22日、Austria Center でのニールのウィーン公演(Sold Out)をみつけ、一瞬チケット買って行ける妄想に襲われました・・・・オツムどうかしてますな。
最新ツアーの日本公演はやはりないようで。ニールですら聴きたかったら海を渡るしかないのでしょうか(涙)・・・音源でも聴いて慰めます。しくしく。
でした。
« NIKI に乗るの記 | トップページ | ウィーンでコンツェルトハウスに行ってみた »
「ロック」カテゴリの記事
- Rock & Roll Hall Of Fame 創立25周年記念コンサートを見る(2010.11.13)
- クラプトンの2009年ツアー・メンバー(2008.12.21)
- スティング、エディン・カラマーゾフの大阪公演に行く(2008.12.20)
- ニール・ヤングのライブ記録本 Ghosts On The Road(2008.12.29)
- ニール・ヤング、Sugar Mountain: Live at Canterbury House 1968 を聴く(2008.12.05)
「N.Young」カテゴリの記事
- ジョナサン・デミ監督作品、Neil Young Journeys を見る(2012.11.18)
- ニール・ヤング&クレイジー・ホースの Oh Susannah(2012.05.01)
- ニール・ヤング&クレイジーホースの新作 Americana が6月に発売(2012.03.21)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント