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2007年10月の記事

2007.10.28

Led Zeppelin再結成コンサート・チケット・プレゼント

●もちろん私がプレゼントするわけじゃありません(爆)

Mothership: The Very Best of Led Zeppelin と Led Zeppelin Digital Box Set 発売記念。
アップル・コンピューター様の懸賞により、わずか1名ですが、以下の権利が当たります。

・11月26日のアーメット・アーティガン・トリビュート・コンサートのチケット2枚
・11月25日のゲネプロ招待券2枚
・ロンドンまでの往復航空券2名分
・3日間のホテル宿泊費(ツインルーム1室)
・本公演、ゲネプロ時の現地ホテルからO2アリーナまでの往復の交通手段

 詳細はこちら(要iTunes)、またはこちら

●「1名なんて、当たるわけねー」とお考えのそこの貴方。宝くじも、toto BIG も、必ず誰かに当たります(爆)

2007.10.24

リトル・フィート、Waiting For Columbus 2CD盤を聴いてブツブツ考える

●1CDに詰め込んだため2曲をカットとした旧盤CDから、その2曲(それまでは、The Last Record Albumに半端に収録)を再収録した上で、アウトテイク10曲追加の2CD盤です。

 リリースからもう5年も経ちましたが、買ったのは今年の中頃。毎度の時期遅れネタということで、ごめんなさい。

Waiting for Columbus
Waiting for Columbus
 
 私的には、Willin'の後に、カットされていた Don't Bogart That Joint が聴けるようになりホッとしてます。この2曲はワンセットでないとねえ。
 ただし2枚組LP時の2面と3面が入れ替わった収録になっているのは、旧CDと同様です。

 音質は、旧盤でも十分でしたが、さらに迫力のあるマスタリングになってます。

●ブックレットの録音データを見て驚いたのが、「77年ロンドン・レインボウ・シアターでのライブ」と、自分が勝手に思い込んでいた当盤が、実は、レインボウ音源と同年のワシントンDC、Lisner Auditorium音源との混合だったということ。

 本盤のブックレットで(不完全に)再現されてるLP内側のアートワークを見ると、たしかに recorded again at lisner auditorium とはっきり書いてあります。何という思い込み(ガク)。
 でもこの盤って、普通、「ロンドン、レインボウ・シアターでのライブ」と紹介されてたような気がするのですが・・・

●明らかになった具体的な録音データによると、本編全17曲中、ロンドン録音(8月2日~4日)はなんと半分以下の8曲で、残りは全部ワシントンDCでの録音(8月8日~10日)。アウトテイクも全10曲中ロンドン録音はたったの2曲。

 DC録音が混じってるとちゃんと知ってた真面目なファンの方も、ロンドン録音がこんなに少ないとは思わなかったのでは?
 何せ、開演を告げるイントロダクションでの F! E! A! T! Little Feat!!! というオーディエンスとの掛け合いもワシントンDC録音なんですから。

Littlefeat_london77_2●なお、本盤がらみでは、8月3日レインボウのプロ・ショット映像が存在していてブートDVDにもなってます(左写真)。

 TV放送を録画したビデオテープから落としたと思われ、画質は中の下くらい。熱心なファンと好き者(私)以外にはお勧めできません。


 とはいえ、内容は興味深く、Feat Don't Fail Me Now でオーディエンスとコール&レスポンスをする箇所では、ローウェルがマイクだけ持って舞台狭しと飛び回るシーンが拝めます。

Columbus_lowell

 A Apolitical Blues でゲスト参加するミック・テイラーの姿もちゃんと拝めます。この頃はまだスレンダーです(笑)

Columbus_mick

 ただし、ローウェルが歌の途中で咳き込み、マイクから顔を外すシーンがあったり、演奏自体は必ずしもベストではないように思いました。録音のバランスも今一つです(特に後半)。

 面白いのが、Willin'と Don't Bogart That Joint の関係で、Willin'の最後、And If you give me...まで歌ってからメンバー紹介。そのまま、Don't Bogart That Joint へとメドレー風に続き、最後に Willin' の最後に戻るという、Columbus(DC録音) とはまったく違う展開になってます。

 演奏に傷はありますが、いろいろと興味深い映像なので、できれば公式に発売して欲しいものです。

 なお本映像の3日の演奏で、Waiting For Columbus に収録されているのは、Dixie Chicken、Tripe Face Boogie(ピアノ・ソロは2日のを編集)とミック・テイラーが飛び入りした A Apolitical Blues だけです。

●ブックレットの Bud Scoppa による解説の冒頭で、オールマンの Fillmore East、ザ・バンドの Rock of Ages、ザ・フーの Live at Leeds と並んで紹介されるほどの名盤。解説には当時のメンバー間の確執等興味深い話がありますが、気力がないので省略(詫)。
 10代の頃初めて聴いた私は、当時、イーグルスやドゥービー等、ライブでもアレンジのキッチリした演奏をするバンドしか知らなかったので、即興的要素の強い凄まじくファンキーな演奏にほとんど腰を抜かしたのでした。

 おしまい。


(追記)
 旧盤CDの帯を見たら、「77年のロンドン公演を納めた(ママ)」とありました。
 また、同盤収録の会田裕之氏の解説(LP解説の転載)に「司会者のF、E、A、Tの呼び声も高らかに始まる。録音が行われたのは彼らの本拠地であるロスアンゼルスかと思いきや、ロンドンのレインボウ・シアターである」と書かれてます。

 みんな騙されてました(爆)。

 なお、旧盤CDのブックレットにも、recorded again at lisner auditorium とちゃんと書いてあります(ウルトラ爆)。

2007.10.21

生ぬるく菊花賞を味わいながら思う

 アリサ・フランクリンの次が競馬というのもあれですが・・・

●京都で牡馬三冠最終レース、菊花賞が行われる日にまったり東京競馬場で遊んでました。

 本日で今年の三歳馬クラシックレースはすべて終了したわけですが、今年の三歳牡馬はダメダメなのか、女の子のウオッカが単にマイラーが勝つ展開のダービーに勝っただけなのかは、凡人の私にはわかりません。それは、彼・彼女らが、来年古馬と一緒にレースをするときに明らかになるでしょう。

 菊花賞は、生ぬるい馬券で玉砕しました。しかも東京メインで買ったはずの53倍馬券がいくら探してもなく、さんざん大騒ぎしたあげく、マークだけして購入し忘れた投票カードが新聞の下から出てくるわ・・・・・
 競馬をやってると年取ってもボケないとか言いますが、大ウソですね(爆)。

07kiku_2

●それはともかく、気になったのが、指定席(メモリアルスタンド)のガラガラぶり。5割近く空席だったように見えました。
 来週が天皇賞なので今週は行かないとか、オープンエアーのフジビュースタンドの方が好まれているとか理由はあるのかもしれませんが、いくら東で重賞レースがないとはいえ、競馬不況?を身にしみて感じてしまいました。

Number689 先日読んだ Number誌10/25号(通巻689号)の武豊インタビューにこんな一節がありました。

「グリーンチャンネル(CSの競馬専門チャンネル)が普及しすぎて、地上波の競馬中継の視聴率が極端に下がってしまっているという事態ももったいないと思いますね。騎手が考えることではないですが、(地上波の番組は)競馬をもっとダイレクトに伝えてくれないかなあと感じますね。」

 まあ、これは普通に競馬を見てる人の代表的な意見でもあるでしょう。一競馬好きとしては、地上波の競馬中継は歴史的使命?を終えつつあるという気がいたします。地上波競馬番組の内容で、競馬人気がどうなるものではないといいますか。

 趣味性の高い番組については、より専門化・有料化、地上波には残りカス、という流れは競馬に限らずもう止まらないでしょう。

●話がやや脱線しますが、地上波ではできねーだろうな、というCS番組に「競馬予想TV」(フジテレビ739)という対談というかバトル形式の競馬番組があります。これが非常に面白い(笑)。

 この番組の画期的なことは、予想スタイルが従来の馬券予想とは異なるなんてことではなく(それもありますが)、他人の予想を批判しない、という従来の競馬予想の暗黙の了解事項を完全に破ってしまったことにあります。

 他人の予想を批判するなんてことを通り越して、嘲笑あり、罵倒あり。激昂して説明用のフリップを叩きつけたり(笑)、入院のため番組を休んでいた出演者に「もう一回病院行ってこいよ!」(オイオイ)とか平気で言います。
 まあ、馬券は必ず自腹で買うという厳格なルールの下、気合が入ってることの裏返しとも言えるわけですが。

●ということで、馬ライフは生ぬるく続く・・・

2007.10.20

A.フランクリン、72年フィラデルフィア・ライブ

●コレクターをいろいろと楽しませてくれるライノ謹製 Handmadeシリーズですが、この度、アリサ・フランクリンの72年フィラデルフィアでのライブ盤 Oh Me Oh My: Aretha Live In Philly, 1972 がリリースされました。全14曲、完全未発表音源。7500枚限定です。

Aretha_philly72_2 ライノのサイトの説明によると、72年にフィラデルフィアで催された、The National Association of Television & Radio Announcers (NATRA)のコンヴェンションでのライブとのことで、放送関係者にのみ公開されたステージと思われます。
 録音テープは2003年に、R&B/ソウル・ミュージック研究家の David Nathan によって発見されるまでテープライブラリーの奥深くに忘れられたまま放置されていたそうで、ようやく発見から4年を経てリリースということになります。

●ライノのサイトでは、最近リリースされた、レア・テイク&未発表曲集 Rare And Unreleased Recordings From The Golden Reign Of The Queen Of Soul と併せて買うと、期間限定で$32ポッキリのお値打ち価格となってます。日本からだと送料入れて$40.79です。

 5000枚限定だったフィルモア・ウェスト公演完全盤(4CD) Don't Fight The Feeling: The Complete Aretha Franklin & King Curtis Live At Fillmore West を買いそびれて散々苦労した方は(私じゃ...)は、早めにポチっておいた方がよいと思います。

 ということで、再度泣くのはご免なので、期間限定2セット $32ポッキリ・コースでポチりました。

●David Nathan によると、終曲の Spirit In The Dark は、R.チャールズと共演したフィルモアでの演奏に優るとも劣らない出来で、彼女の歌のベースを築いたデトロイトのゴスペル教会時代を思わずにはいられない熱狂度だとか。上のリンクから試聴できますが、フィルモアとは違った味わいがあり、素晴らしいです。

(収録曲)

1 Introduction (Also Sprach Zarathustra)/Rock Steady
2 This Girl's In Love With You
3 Medley: I Never Loved A Man /I Say A Little Prayer
4 Medley: Day Dreaming/Think
5 Spanish Harlem
6 Medley: Chain Of Fools/See Saw
7 Don't Play That Song
8 Respect
9 Medley: Bridge Over Troubled Water/We've Only Just Begun
10 Young, Gifted And Black (Instrumental)
11 Oh Me Oh My (I'm A Fool For You Baby)
12 That's The Way I Feel About Cha
13 April Fools
14 Spirit In The Dark

2007.10.15

J.J.ケイル、蔵出音源集 Rewind を買う

 最低でも週2回くらいは更新したいのですが、なかなか難しいです・・・・

●出たばかりのJ.J.ケイルの蔵出し音源集です。正直、JJとのお付き合いは半端な私ですが、クラプトンの Golden Ring が入ってたので即買いしてしまいした。

Rewind
Rewind: The Unreleased Recordings

 音源は、2000年に亡くなった JJ のプロデューサーだった故Audie Ashworth の地下スタジオ(Crazy Mamas Studio)に眠っていたものです。全14曲。うちカヴァー曲が6曲。全曲歌詞付き。

 収録年代は73年から83年まで(80年1月のセッションが5曲と最多。あとは、73年5月・7月・11月、75年1月、78年11月、83年2月が各1曲。年代不明が2曲)。JJ のコアなファンの方なら、「ああ、あのアルバムの時の録音ね」と分かるのかと思うと羨ましいです。

●ちょうど10年間のセッションということになりますが、悪い意味でなく「金太郎飴」のJJなので、アルバム全体のサウンドのばらつき感はなく、しかも佳曲揃い。「ちょっとフェイド・アウト早いんでないの」って曲はありますが(笑)。

 ブックレット掲載の Colin Escott の解説によると、Audie が JJ のキャリアをステップアップさせようとしても、JJ はそれを拒んだそうです。
 曰く、「自分はショーの中で役割を果たせれば十分で、ショー自体にはなりたくない。有名になんかなりたくないよ。(略)面が割れてなきゃデニーズでサンドイッチだって食えるし」だそうです。
 Audie「そろそろ新しいアルバム作ろうよ」、JJ「前のじゃダメなの?」だとか・・・・・まったく、JJ って人は(笑)

 解説に、こんな JJ の言葉があります。


「皆、ナチュラルなサウンドが好きだって言うけど、そういうサウンドは、巧みに計算された結果生まれるんだよ」


 深いお言葉です。2人はアルバムに収録する曲を厳選しようとしていたそうです。結果、本アルバムのような佳作もお蔵入りしたのでしょう。
 昔のアルバムも、もう一度耳をそば立てて聴きたくなりました。怠け者なので怪しいもんですが。

●最後に、Golden Ring(80年1月録音)について

 本盤収録のJJ版よりも、Backless 収録の EC版の方が遙かに枯れてるのは意外でした。つまり、78年頃のECの枯れっぷりは凄まじかったと(笑)。個人的に、Backless は、レイド・バック期のECのアルバムでは461と並んで最も好きなアルバムですけど。

 個々の曲は・・・・省略(詫)。私的「お気に」は、73年録音の美しい自作カントリー・バラード My Baby and Me

 おしまい。

2007.10.07

Clapton: The Autobiography を買う

●「クラプトン 自叙伝」。 シンプルなタイトルです。

 WHERE'S ERIC の記事によると、邦訳は2008年3月にEAST PRESS社から出るようですが、その頃は、道楽本なんて読んでる時間はなさそうなので(といいつつ道楽エニータイム)、買ってしまいました。

Clapton: The Autobiography
Clapton: The Autobiography

 9日発売のはずですが、なぜか今日(7日)来ました。いいのか?(爆)。

 上の WHERE'S ERIC の記事を見ると、米、英で装丁が違うようですが、英版の表写真は、私の買った米版ハードカバーの裏に使われてました。中質紙で、索引含めて全343頁。

Ec_autobio_2

●もちろん、まだパラパラめくりの斜め読みですが、ドミノス前後の記述をチョロっと。

 まず、クラプトンと言えばパティー(p121)。


 つかず離れずという感じのアリスとの関係は、その頃には難しい状況になっていた。パティーへの想いを一瞬でも消すことはできなかった。いくら忘れようとしても不可能だった。パティと一緒になる機会が訪れるとは思えなかったとはいえ、その場限りの関係を持った他の女達のことを思い出してもみた。どんな女に巡り会っても、パティーのようには愛せないだろうという観念に完全にとりつかれていた。
 実際、パティーに近づくため、彼女の妹と親しくなったりもした。


 おいおい(笑)。EC先生、30才を過ぎてなお初々しい。「オレにはこの女しかいねーんだ~!」。
 まあ、有名人であろうと、一般人であろうと心当たりがあるようなありふれた感情ですけど。稀代の大ギタリストも人の子です。


 ドミノス末期の頃(p130)。


 私は、ジョージの元を去り自分と一緒になってくれるよう虚しく懇願し続けた後、ある日、彼女に、もしそうしてくれなければ自分はヘロイン漬けの生活が始まってしまうと告げた。(略)彼女は自分を見て悲しそうに微笑み、私はゲームが終わったことを悟った。その後、数年、彼女に会うことはなかった。


 こういう生々しいことは、当事者だけが語れますなあ・・・・

●デュアンについて(p128)。


 彼は、それまで望んでも持つことのできなかった音楽上の兄弟だった。思いはジミ(ヘンドリックス)以上だった。ジミは本質的に一匹狼だったが、デュアンは家族的で、兄弟だった。


●レイラ・レコーディング後、いったん英国に戻ってからツアーのため再渡米した頃には、もはやドミノスへの熱意は無くなっていたという記述も驚かされます。
 ドラッグ漬けのECを心配したトム・ダウドが、アーメット・アーティガンに、ECに会いに来てくれるよう頼んだそうです(p128)。


 アーメットは私を連れ出して、父親のように、私のドラッグ摂取をいかに心配しているかを話した。彼は、レイ・チャールズとのすべての体験、レイがハード・ドラッグにのめり込んで行くのを見るのがどれほど辛かったかを教えてくれた。そして、彼はとても感情的になり、どなり始めた。今でもその光景をはっきり覚えているし、心動かされた。だが、実際、状況は変わることはなかった。自分のしていることについてもはや向こう見ずで、それがどれほど酷い状況か気づいていなかった。


 以上、極々一部。まあ、クラプトン・ファンなら読んで損はないでしょう。というかかなり面白そうです。
 まもなく出るベスト盤は、知らんテイクは未収録のようなので、たぶん買わないでしょう。

●捧げられているのは、祖母の故ローズと、妻、子(Ruth と今の妻との子3人)。

 ECは、90年のRAHでのオーケストラ・ナイトで Holly Mother をやる前に、「ローズとパット(叔母)に捧げます」と言ってますが、ECにとってローズは一生特別な存在なんでしょうね。

 でした。

ハリー細野&ザ・ワールド・シャイネスによる FLYING SAUCER 1947を聴く

細野さんの最新作です。

FLYING SAUCER 1947
FLYING SAUCER 1947

 今年7月に、日比谷野音で見た還暦記念祭「細野晴臣と地球の仲間たち」では、ほぼカントリースタイルの演奏に徹してた(と思う)ので、単純に「カントリーアルバム」という先入観で聴き出しましたが、とんでもない。

 そんな単純な分類などできる音楽じゃありませんでした。

●確かに、モロ「カントリー」って曲もあります。

 うち、私が一番気に入ったのが、Sportsman のカントリー・ヴァージョン。これぞ「せーの!」で皆一緒に演奏するバンド演奏の醍醐味。短いですが、中間部のバンドのカントリー・ノリのグルーブなんて最高。高田漣のフラットマンドリンも素晴らしいです。
 細野さん自身、「多重録りでない一発録りの面白さに目覚めた」旨のことを言ってましたが、これを聴くと、その言葉に完全に納得させられます。

 かと思うと、まったく逆に、全楽器一人で多重録音なんて曲もあり(以前、森高千里に提供した Miracle Light)。

 Close Encouters は、あまりにも有名なスピルバーグ映画でのジョン・ウィリアムス作の例の「タ・タ・タ・タ・ター」をモチーフにした曲ですが(作者のクレジットもジョン・ウィリアムス)、いったい、あの単純なモチーフをこんな曲に仕上げるなんて世界中の誰が考えるでしょう。Body Snatcher の新アレンジも秀逸。

●各曲について、Jazz風だの、昭和歌謡風だの、テクノ風だの、形容しようと思えばできますが、そんな分類が虚しくなるくらい、多くの音楽のミックスぶりが素晴らしいです。
 異論を承知で言うと、聴いてるうちにライ・クーダーの音楽を思い浮かべました。「チキン・スキン・ミュージック」あたりが好きな人が本作を聴いたらどんな感想をもつでしょう。

アートワークは素晴らしく、上質紙による綴じ込みのブックレットは、細野氏の序文、コシミハル嬢との対談の他、各曲の歌詞、関連写真付き。さらには曲毎に細野さんが簡潔なコメント寄せていて、見てて楽しい気分になります。

Fs_1947_3

 全12曲で、40分ちょい。CD時代になって、1ディスクあたりの収録可能時間がアナログ盤の倍近くになったわけですが、私にはこのくらいの長さがちょうど良いです。

●アマゾンの「DEEP DIVE」というコーナーに興味深いインタビューが載ってます(でも、文章はちゃんと校正しましょうね)。

 日本のポップ・ミュージックの至宝ですわ。

2007.10.03

ニッポンロックアーカイヴス復刻シリーズで THE APRYL FOOL を聴く

日本コロンビアによる日本のロック黎明期の重要盤紙ジャケ復刻シリーズ「ニッポンロックアーカイヴス」というのが始まりました。怠け者の私は渋谷のCD屋さんの陳列を見て初めて知りましたが。

 自分の食指が動いたのは1枚。THE APRYL FOOL のデビューアルバムにして最後のアルバム、APRYL FOOL.
 理由は単純で細野さんが参加してるから。

Aprylfool

 ジュウェル・ケース盤は、すでに94年に出ていて今も在庫ありのようですが、怠け者の私は全然知りませんでした(ガク)。

 メンバーは、小坂忠(vo)、菊池英二(g)、ヒロ柳田(Key)、細野晴臣(b)、松本隆(ds)。

発売は1969年9月ですが、聴いてみてびっくり。もろサイケデリック・ロックだったので。

 裏表のカヴァー写真が、エリオット・ランディ(Elliott Landy)が68年にウッドストックで撮った The Band の一連の写真に雰囲気が良く似ていたので、てっきり、もっとDown to Earth なサウンドかと勝手に思いこんでしまいました。ちなみに、アルバムに使われている写真は荒木経惟氏によるもの。

 楽曲・演奏のクオリティは非常に高く、同時代の米英のサイケデリック・ロック系のバンドに比べて遜色はないです(と言いつつ、そっち系の音楽はあまり知らんですが・・)。
 当時の日本にアメリカ同様のサイケデリック・ムーブメントが存在したかは微妙、というか「ノー」だと思いますが、少なくとも、作品は完全に同時代のロックシーンの音でびっくりしました。

 日本語詩は一曲のみ。ディランの Pledging My Time のカヴァー以外はオリジナル曲。英語詩曲での小坂忠のヴォーカルが上手いのも驚き。

●ストレンジ・デイズの山田順一氏による付属の解説によると、細野、松本はあとからバンドに加わっており、バンドのサウンドは2人以外のメンバーの指向で決まったもののようです。この後、2人が若干の曲折を経て「はっぴいえんど」に至るのはご存じの通り。
 
 解説は今回の復刻にあたってあらためて書かれたものですが、非常によく書かれていて、このアルバムについてほとんど無知だった私は大変勉強になりましたです。

表カヴァーの写真は、ランディによる The Band のこの写真と非常に雰囲気が似てますが、当時のメンバーや荒木氏はランディの写真を知っていたのでしょうか。知らずにこれらの写真が撮られてしまったのだとしたら、ちょっと驚きというか不思議というか・・・・

 ということで、私には色々と驚きの1枚でありました。

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