クラプトン with J.J.ケイル、サン・ディエゴ音源を聴く
06/07ツアー中、唯一、J.J.ケイルが参加したスペシャルな日の演奏とあれば、今年中に発売されるであろうDVDまで待てないのであります。Dimeに上がった音源もあるのですでにお聴きの方もいらっしゃるかと。
3月15日、サン・ディエゴ、ipayOne Center於。
●もちろん最大の興味はJ.J参加のsit down set でありまして。The Road To Escondido 収録曲も、CDヴァージョンと微妙に違って面白かったです。
一曲目のAnyway The Wind Blows がから、いきなりCDヴァージョンとはえらい変わりよう。タイトな速めのリズムで進むCDヴァージョンとは異なり、ルーズにテンポ・ダウンし、すっかりJ.J.調。
他曲も含め、あらためて The Road To Escondido を聴き返してみたりと、興味津々でした。
個人的には、CDの作り込んだややスクエアなヴァージョンより、ジャムっぽいライブ・ヴァージョンの方が好みです。Anyway The Wind Blows って、なかなかキャッチーで良い曲だったのね(今頃スマソ)。
●それと、驚いたのが通常のセット部分の気合いの入りよう。
Key To The Highway の頭からハイ・テンションで飛ばしまくり。何ですかこれは。ハハハ。ガンガン加速しまくる Got To Get Better~ も強烈。Little Wing、火吹いてます。
クラプトンって人は、ライブ録音されてようがされてまいが、普段通りに演奏するタイプのはずですが、いったいどうしちゃったんでしょうか。
●音質は superb なジャパン・ツアー音源とは比べものにならないくらい貧弱ですが、当夜の素晴らしい演奏は十分に伝わります。
Dimeに上がったものとは別に、時々コメントくださるmさんから送っていただいたものも聴きましたが、後者の方がオーディエンスの熱狂ぶりはよく伝わる録音でした。Don't Cry Sister の頭切れもなし。ただ、Dime物よりちょっと遠目の音でした。
演奏中ペチャクチャ喋る、うろつき回る、「お前らちゃんと聴けや」と、いちゃもんつけられることもあるアメリカのオーディエンスですが、熱狂的な反応は素晴らしいですなあ・・・
こりゃDVDが楽しみです。Key To The Highway でヴォーカルが落ちちゃってるとか、微妙な「傷」もありますが、そのまま未編集で出るでしょうか。
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コメント
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Dimeと2バージョンあるのですね。どうやら、私が聴けたのはmさんの方みたい。
で、この日はやはりJJとの共演が目玉だと思うのですが、ちと感じたところを。
①Cocain
ECのはKey=Eですが、ここではオリジナルのKey=C#としています。
②After Midnight
ここでもJJのオリジナルのKey=Dとしています。もちろんECはKey=C。
ただし、CGFでの共演はなぜかKey=G(聴きなおして)。つまり3種あるわけです。
これ、すごくオモシロイぽいんと・・・デショ?
投稿: fujii | 2007.04.23 01:47
fujiiさん、反応遅れてすみません。m(__)m
いつもながら貴重な分析ありがとうございます。ほんと頭が下がります。私だと、「いつもと雰囲気違うなあ」で終わっちゃいますんで。(^^;ゞ
コカインは3ヴァージョンですかあ・・・
サン・ディエゴのキー選択はもちろんJ.J.への敬意なんでしょう。最近の Cocaine と違う Down To Earth な雰囲気、良いです。
After Midnight のイントロもカッコイイです。
Dimeでない方の音源は録音場所の近くにかなり興奮状態の人がいて、嬌声・ソロ時の拍手といろいろ楽しませてくれます。邪魔ところか、「ウン、ウン、わかるよ君の気持ち」で、これぞオーディエンス録音の醍醐味ですね。
これからも鋭いコメントよろしくです。
>fujiiさん
でも早くDVD見たい。(^^;
投稿: Sato | 2007.04.24 23:58