Neil Young / Live at Massey Hall 1971
●Fillmore East がようやくリリースされた昨秋、果たして次は何年待たされるかと思いきや、なんと、わずか数ヶ月で第2弾リリースです。1971年1月19日、トロント、マッセイ・ホールでのライブ(Late Show)。
マッセイ・ホールの名は、この盤のおかげでジャズ好きなら知らない人はいないでしょう。あちらの人の発音聞くと「マッシー」みたいですが・・・どうでもいいですね(笑)
当然、DVDの付いた2枚組の方を購入。
●まずDVDから。
前回のFillmore East のDVD が、静止画のスライドショーだったので、今回はどうなるか半信半疑で期待したわけですが、一応ちゃんとした動画でした。
ただし、フィルムは16mm(8mm?)を思わせるように荒いです。
しかも、すべてが演奏シーンではなく、椅子に置かれたテープレコーダが回っているという不思議な再現?シーン(もちろんニールの姿はない)や、他の映像、写真が挿入されるシーンがかなりあります。
これは、そもそも一部しか撮影されなかったのか、撮影されたフィルムの劣化等で使用できる状態ではなくなってしまったのか、それとも意図的な編集なのかはよくわかりませんが、ちょっと残念です。
Archives では、同年の Johnny Cash Show 出演時の演奏が2曲見れます。その他、インタビュー、当時の新聞記事のスクラップ、未発表フィルム等が見れてなかなか楽しいです。
●CDの方は素晴らしい音で、若々しいニールの声も素晴らしいです。
この音源は少し前にサウンドボード・ソースが流通していて、ブートにもなっていますが私は買ってないので音質的な違いはわかりません。ブートについては、じみへんさんのブログ「廃盤日記」(増補改訂版)に詳しいレビューがあります。
カバーは前回のFillmore同様紙ジャケで、ディスクは剥き出しで入ってます。今年中に発売予定の The Archives Vol 1 1963-1972 を告知するペラ紙も入ってました。
●と、今回も楽しませてもらいましたが、今自分が聴いていて「熱さ」に揺さぶられるのは Living with War の方なんですね・・・・比較するのはほとんどナンセンスですが。
でも、Journey Through The Past を聴いてると泣けてきます・・・going back to Canada と歌うところで拍手が出るのもいいですなあ。
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コメント
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「HELPLESS」は幸宏のカバーを最初に聞いた後にオリジナルを聞きました。ちょっと聞きましたが,ライブも素晴らしいですね。買ってみよう。
投稿: ほちょの | 2007.03.21 17:20
>ほちょのさん
幸宏氏やってましたね>Helpless
これを機会に本家にもハマってください。
ニールはたぶん、本物のほちょのさんも好きなはずです(笑)。
投稿: Sato | 2007.03.21 17:46