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(原題 TOM DOWD & THE LANGUAGE OF MUSIC) »

2006.12.25

WEATHER REPORT / FORCAST:TOMORROW

 定期刊行の音楽雑誌の類を読まなくなったのはかなり前からですが、思わぬ新譜・再発を知らぬまま過ごし、という落とし穴もあるわけで・・・

●サディスティック・ミカ・バンド特集の「レコード・コレクターズ」2007年1月号を地下鉄の中で読んでいて、巻末のアルバム・ガイドで、ジャコ在籍時のウェザー・リポートのDVDが10月に(外盤は9月に)発売されていたことを知り、思わず車内でノケぞりました。

 駅間の電波途絶をくぐり抜け、思わず車内から携帯で Amazonに行き「ポチ」してしまいました。慌てすぎて高い国内盤を買ってしまいました。トホホ(輸入盤は6000円程度です)。

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FORCAST:TOMORROW

 正確には、3CD+1DVDのアンソロジーなのですが、私(というかほとんどのWRファン)の興味は、1978年9月28日、当時の西ドイツ、オッフェンバッハ公演を収録した DVD と思われます。

●ファンならご存知の通り、このライブ映像、過去に YOUNG AND FINE LIVE! というタイトルで発売されております。

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 これが、ブート以下の代物で、どんよりと暗いヘボ画質に、トラッキング位置もメチャクチャ。ろくなメニュー画面すらない。
 ちなみに、これがメニュー画面ですw 笑ってはいけません。

Wrshit_ntsc

 要は、マスターテープどころか、およそロー・ジェネレーションとは言えないようなビデオソースを、パイオニアの民生用DVDレコーダーでディスクに落とした、という糞DVDなのですが。ジャコ(だけではないでしょうが)のお姿を拝むために、渋々我慢していたのであります。

 そしてついに、この糞DVDとおさらばの時がやって来ました。

●ただし、残念な点が一つ。音声がモノラルです。これは、上のDVDもそうでしたが、マスターもそうだったわけですな。無念。

 とはいえ、画質は、若干の経年劣化は免れないものの(ビデオ特有の横縞のようなノイズが時々出ます)、これぞマスター・クオリティ(収録はケルンの WDR)。

 ショーターのテナーがアップになった時の楽器の質感など、唖然とするばかり。
 向かって左上からザヴィヌルを捉えたショットがよく出てきますが、YOUNG AND FINE LIVE! とは違って、ちゃんと床の質感までわかります。
 8:30 で音だけ散々聴いてきた、ジャコのソロパートを映像で初めて見たときは、上の YOUNG AND FINE LIVE! ですら仰天しましたが、それが、マスタークオリティで拝めるわけです。

 画質が素晴らしいので、音声がモノラルである不満は見ているうちに気にならなくなるのではないかと。

 演奏は、この後のUSツアーを収録したライブ・アルバム 8:30 に比べると、やや堅いかなという感じで、8;30 で聴けるような熱狂的は開放感はあまり感じられません。
 演奏だけだったら、個人的には 8:30 に軍配をあげますかな。音声がステレオだったら印象も変わるかもしれませんが。

830_2

 ブックレット掲載の、ドラムのP.アースキンによる本公演の回想記よると、アースキン自身はオッフェンバッハでの演奏を、8:30より良いと思っているようです。

●なお、アースキンの回想記によれば、ザヴィヌル・ショーター・ジャコ・アースキン時代の正式なコンサート映像は、本公演と、NIGHT PASSAGE 時代の旧ユーゴ、ベオグラード公演が存在していたものの、後者のマスターテープは、1999年にNATO軍がユーゴを空爆した際、放送局の瓦礫と共に消失したそうです。あと79年のハバナ・ジャムの映像もあるのでは、とのこと。

 個人的には、DVDだけに6000円出してもいいです。2時間10分弱の至福。
 未発表テイクも入ってる CDの感想は省略、こめんなさい。つーかまだ聴いてません。

 しっかし、ドイツの放送局にはあらゆるジャンルのお宝が眠っとりますな。

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

先生、Weatherもいっちゃったんですね?こりゃビックリ。
"8:30"懐かしいですね。一時期FM放送でよく特集をしていましたね。もっともその頃私はCharlie ParkerとBud PowellとEric Dolphyでしたが(苦笑)。

それにしてもドイチェというお国はいろいろ音源が各ジャンル実にいろいろあるもんで、それでなければClassicの"ORFEO"なぞというレーベルは存在しようがありませんね。フルトヴェングラーのバイロイト"第九"もバイエルンに残っているという誠しやかな話もありますし…。
カルロス・クライバーのバイロイト"トリスタン"のマスター音源なんか出てこないもんでしょうかねぇ?

Kazuさん、ども。

今年最後の「ポチ」ですんで許してください(笑)。

8:30が出た頃は、ほとんどクラシックとジャズばかり聴いてましたです。
8:30は今でもよく聴きます。興奮しまっせ~
あっ、パーカーは私もハマりました。

ドイツは国民性というか、真面目なんでしょうね、万事に渡って。だからちゃんと記録も残すと。クラシックもロックもジャズも、うじゃうじゃ出てきます。AMERICAN FOLK BLUES FESTIVAL のDVDシリーズなんて、「アメリカ人よ、自分たちの音楽をもっと大事にせい!」って感じですよね。

ドイツの放送局のアーカイブに入れてもらえたら、我々なんか一日中涎垂らして、「イヒヒヒ」状態でしょうね。

うっひゃー、全然知りませんでした、この情報。
もの凄く感謝です!!!
ロッカプラスタ映像は、各種ブートが出ていますが、私も YOUNG AND FINE LIVE! を買ってブート以下の映像にがっくり来た一人です。それでも、最盛期のWRが見られるので何度も繰り返し見ましたが・・・。
結局不満が募りに募り、ノイズ処理を施したメニュー・チャプタ付きの自家製DVD(2枚組)を作ってしまいました。(笑)
更に最初に出て来るふざけた著作権警告は外してあります。(爆)
ご入用でしたら(な訳無いか)お渡ししますよん♪

marsさん、ども。

WRもイケるくちでしたか。うれしいですね~
もしや電気マイルスもイケちゃってますか?

昨夜ブログエントリー後、再度見直してしまいましたが、早くも意見撤回です。

8:30と、オッフェンバッハ、まったく甲乙付けがたい超絶演奏です。
8:30の奔放さに比べると、こちらは「理性」が支配してるといいますか。
とにかく素晴らしいです。モノラルですが音は極上です。


>結局不満が募りに募り、ノイズ処理を施したメニュー・チャプタ付きの自家製DVD(2枚組)を作ってしまいました。(笑)

この辺が私との違いでして。わたしゃ愚痴るだけです。お恥ずかしい。
機会があったら、自家製の逸品拝ませてください。m(__)m

WR方面のブートは疎いのでロッカパラスト物が有るとは知りませんでした。こちらの情報感謝です。(^^;

このOffenbachの映像もRockpalastaのもののようですよん♪

http://www.rockpalastarchiv.de/concert/weather.html

見ると,もう一つ気になる映像が....
そう言えば,最近出た有名なモントルー映像の怪しげなオフィシャルDVD,先日HMVで見ましたが,YOUNG AND FINE LIVE!と競るくらい駄目々々な映像でした。さすがに買おうとは思わなかったっす。

marsさん、

>このOffenbachの映像もRockpalastaのもののようですよん♪
http://www.rockpalastarchiv.de/concert/weather.html

こちらもそうでしたか。
例の電飾がないので気づきませんでした。

モントルーのDVDは私も黄色いお店で見ました。
ブロックノイズ目立ちまくりでしたねぇ。

モントルー物は、最近シリーズでどんどん正式にDVD化されてるので、待った方が賢明ですね。
ザヴィヌル先生がOK出してくれることを願います(笑)。

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