The Road to Escondido のアルバム・カヴァー発表
先に、「アルバムカヴァーは、なかなかカッコよく」などと書いてしまった、JJ.Cale & Eric Clapton の共作アルバム The Road to Escondido ですが。
許してください。間違いました。
実際はこんなんでしたwww
まあ、買うけどね。トホホ。
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先に、「アルバムカヴァーは、なかなかカッコよく」などと書いてしまった、JJ.Cale & Eric Clapton の共作アルバム The Road to Escondido ですが。
許してください。間違いました。
実際はこんなんでしたwww
まあ、買うけどね。トホホ。
まずこのDVDに関する事実を簡単に概観しますと。
東京シャイネスの実際の公演は、2005年12月27日東京、2006年1月28日京都、2006年4月21日福岡の3公演しか行われておらず、しかも日程が非常に開いてるのは不思議です。
DVDは、全16曲で、京都での5曲以外は、すべて福岡公演のテイクで、東京公演は「幸せハッピー」、「Stella」の2曲が、Extra Feature として収録されているだけです。ただし、この2曲は、本編には採用されておらず貴重です。
残念ながら、実際の公演では演奏された「風をあつめて」は収録されていない・・・・・・・・ように見えますが、実は隠しトラックとして非常に面白い!!!数テイクが収録されています。どうやって見れるかは秘密にしておきますので皆さん探して見てください。RPGゲーム的な感覚で見つけられると思います。
副音声に、細野晴臣×鈴木惣一朗×浜口茂外也3人によるコンサート実況「井戸端対談」があり、これが予想通り面白すぎw
ブックレットの冒頭で、本編16曲について、細野本人の「楽曲回答」と称するコメントがついていて、これが興味津々で貴重な楽曲解説になってます。他に、狭山を含めた各地公演についての解説は4編(狭山担当:川村恭子、東京担当:北中正和、京都担当:安田謙一、福岡担当:松尾伸也)。
演奏内容については、狭山でのライブに比べると、細野氏の声は遙かに安定しています。バンドの演奏はどちらかと言えば穏やかというか大人しいというか。個人的には狭山でのライブの方が楽しめました。まあ、狭山ライブの一期一会の特殊な「興奮」を、「東京シャイネス」に求めるのが間違っているのかもしれません。もう少し聴き込んでみたいです。残念ながら実際はかなりあったらしいMCはほとんどカットされてます。
個人的には狭山の雰囲気が素晴らしすぎるので、興味ある方は、初回盤がなくならないうちに、急げ!
下は、特典盤についてるポスター?です。
とにかく、最近購入した中では、喜びMAXのDVDでした。
(追記)
「風をあつめて」の見方ですが、発売からだいぶ経ったのでバラします。
メニュー画面の EXTRA FEATURE に入り、カーソルを下に移動していくと、OUTTAKES の選択を飛び越えてメンバーの顔が赤くなるようになります。ところが細野さんだけ赤くなりません。ていうか、他のメンバーはモノクロで写ってますが、細野さんだけ最初からカラーですw
で、細野さんのところにいったら(つまり誰の顔も赤くならなくなったら)、決定ボタンと。これで見れます。
細野晴臣の「東京シャイネス」というDVDがでました。2005年から2006年に行われた3回のコンサートのライブです。
個人的に、細野晴臣の音楽は、最初のソロ作「HOSONO HOUSE」を偏愛していて、「はっぴいえんど」以外のアルバムは、恥ずかしながら摘み食い的にしか聴いてない(しかも今ひとつしっくりこなかった)のではありますが、発売を知ってから楽しみにしていたDVDです。
初回限定盤には、2005年9月に狭山で行われたHyde Park Music Festival から、細野氏のステージをコンプリートで納めた特典盤がついてます(東京シャイネスはこの発展的プロジェクトと言ってよいでしょう)。
告白しちゃうと実はこちらの特典盤の方が目当てだったりして(許してね)。
この特典盤、本編と同サイズの別ケース入りで、ケースの造りやアートワークの丁寧さといい、これ単独でも商品として通用するような出来です。まるで、本編が2巻あるという感じです。
写真の、左が本編で、右が特典盤です。
本編も含め、全体的に、アートワークや解説ブックレットがとても充実していて(細野氏に対する愛に満ち満ちている)、手に取って眺めてるだけで喜びがわいてきます。
特典盤に納められたライブは、フジTVのCS放送でフェスティバルの特集番組として放送されていますが、番組が参加ミュージシャンの演奏を網羅的に紹介したダイジェスト版だったので、残念ながら、細野氏の演奏は15分弱、3曲(「ろっかばいまいべいびい」、「恋は桃色」、「ありがとう/ w 小坂忠」)しか放送はされませんでした。
今回こうしてコンプリート(9曲)で見れるのは喜びの限りであります。特に放送時に大幅にカットされた飄々として味わい深いMCが聞けるのは涙ものです。
見ているだけで、胸が熱くなり、顔がほころび、目頭が熱くなるのであります。うーん、幸せ。
紹介の順序が逆になりますが、本編の内容については、またあらためて。
この伝説的コンサートのDVD。先にPAL版が発売されてましたが、NTSC版がようやく出ました。
ただし、日本国内では販売に際し、一騒動?あり、大手の通販サイトでは、いったん受け付けた購入申込が、先日一斉にキャンセルされたようです。
キャンセルの原因ですが、このDVD、カバー裏には No Regional Restriction と書いてあるのに実際はリージョン1というトンデモ盤なんですな。
自分は、米amazonから買ったのですが、日amazonでも購入できます。
ということで、リージョンフリー、またはリージョン1用プレーヤがあれば再生できます。その他、皆さんが普段やっているかもしれない方法wでも再生できます。とりあえず、ディスクの容量が4.1G程度ということだけ書いておきます。
肝心の内容ですが、いきなり1曲目の Well all right がカット・イン。しかも、この時期のコンサート映像にありがちな忙しいカメラワークで、ステージの4人より、公園の葉っぱwとか、木の上に登って見てる兄ちゃんとか、池のボートとか、踊り狂ってる聴衆等が随所に挿入されてます。アホ踊りしてる観客写してるヒマあったらステージの4人をちゃんと撮影しなさい、コラ!
それと、クラプトンの登場シーンが少なめなので、ECを見たい人はちょっとガックリだと思います。
正確に計ったわけでないですが、頻繁に出てくるのは、ウィンウッドとジンジャーです。特にウィンウッド。まあ、ある意味このバンドは彼がフロントマンなので仕方ないかもしれません(ウィンウッド・ファンの方は嬉しいでしょうけど)。
しかし、クラプトンのギターソロ中の映像が、グレッチのベースのアップ映像だったりで、編集した人は正直アホだと思います(失礼)。
コンサート映像以外に、60年代の風俗紹介、各メンバーの簡単なバイオ。ボーナスとして、スペンサー・ディヴィス・グループ(I'm a man)、トラフィック(Hole in my shoe)、クリーム(I'm so glad)のプロモ(トホホの不完全版。しかもクリームは解散公演映像)、スチール写真(超手抜き.)等が入ってます。
と、作品としてはいろいろ問題ありですが、この歴史的コンサートの正規盤(カバー裏に RSO のロゴもちゃんと入ってます)なので、こうして鑑賞できること自体を慶賀としなければいけませんね。
充分楽しめます、ハイ。
(追記)
このDVD、ブログ「銀盤クローズアップ」さんの情報によると、再生ピッチが4%ほど高いそうです。
(追々記)
ピッチの問題については、こちらで検証してみました。
現在進行中の、クラプトンのツアーですが、クラプトンらしいというか、ツアーとは無関係に新譜が出ます。
タイトルは、The Road to Escondido
JJ.Cale との共作で、名義は JJ.Cale and Eric Clapton で、JJ の名が先です。
アルバムカヴァーは、なかなかカッコよく、全14曲。
プロデュースは、JJ と ECですが、Co-producer にサイモン・クライミーの名があります。参加メンバーは超豪華。6月に亡くなったビリー・プレストンや(オルガンだけでなく Wurlitzer Pianoも弾いてます)、アルバート・リー様も。また、現ツアーに参加中のスティーブ・ジョーダンとウィリー・ウィークスの名があり、二人がツアーメンバーに入ったのはこのセッションがきっかけかもしれません。
詳細はこちらを(英語)。
なお、タイトルにある Escondido というのは、サン・ディエゴ郊外にある実在の町で、カリフォルニアワインの産地として有名なところだそうです。完全に断酒したクラプトンに相応しくない?ような気もしますが、まあご愛敬というか。
アメリカでは、シングルの Ride The River が10月3日に発売で、アルバムは11月7日発売です。
なぜかすでに、プロモーション用のビデオが見れて(where's eric の該当ページにリンクがありますが、いつまであるか不明なので、良い子の皆は急げ!)、クラプトンがテレキャスターを弾きながら、ドイル、JJ、ネイザンらとジャムってる、「おっ!」な場面が見れたりするわけですが、当然サウンドは渋め。まあ、JJとの共作ですから、渋くしかなりようがないですな。
プロモ・ビデオでは、インタビューの他、ハーモニカだけで参加してるタージ・マハールの録音風景や、Ride The River、Don't Cry Sister、It's Easy、Danger、Sporting Life Blues、Heads in Georgia の一部が聴けますが、個人的には極上サウンドで、購入後は iPod のヘビー・ローテーション間違いなしです。
「最近の EC は ポップ過ぎる」と不満の人も、イケるのでは。
ただし、この The Road to Escondido と現在進行中のワールドツアーとは(おそらく)何の関係もありませんので、気をつけましょうw
インタビュー部分や英文のプレス・リリースなどもあるので、その辺は追々(のつもり)。
(追記)
10月31日付けの朝日新聞夕刊に掲載されたインタビューでEC自身、このアルバムについて次のように語ってます。
「68年に初めて会い、共に作品を作りたいと常々思っていた。エスコンディードは彼の住むカリフォルニアの地名。この長い道のりが僕にとって彼への巡礼のようなものだったから」
ヨーロッパツアーの終了で中断していた、今回のツアーですが、9月16日、ミネソタ州、ミネアポリスの Xcel Energy Center 公演から、USツアーとして再開しました。
期待されたセットリストですが、残念ながら、ヨーロッパツアー終盤のそれと変わりはありません。このまま同じなんでしょうか、う~ん。
あの美しい、2006年版 Why Does Love Got To Be So Sad はもう聴けないのかいな・・・・・
16th Sep 2006, Xcel Energy Center
Minneapolis, Minnesota
Pretending
I Shot The Sheriff
Got To Get Better In A Little While
Old Love (/w Robert Cray)
Everybody Oughta Make A Change
Motherless Children
(Sit down set)
Back Home
I Am Yours
Nobody Knows You When You're Down And Out
Running On Faith
After Midnight
Little Queen Of Spades
Further On Up The Road
Wonderful Tonight
Layla
Cocaine
Encore
Crossroads (/w Robert Cray)
(追記)
USツアー、ボストン2日目(10月4日)でセットリストに若干の変化がありました。
Everybody Oughta Make a Change に代わり Anyday が久しぶりに復活!、Further on up the Road に代わり Let it Rain が演奏されました。
もう演奏されないと思われた Anyday が復活したということは Why Does Love Got To Be So Sad の復活にも期待することにしましょうか。
(追々記)
10月18日のアラバマ公演で、不変と思われたsit down set の最初の2曲、Back home と I Am Yours に代わって、Key to the Highway と San Francisco Bay Blues が演奏されました(ツアー終了まで同じ)。これで、USツアー終盤にして、アルバム Back Home からの曲はすべて姿を消すということに。なんだかなぁ・・・
報道によると、ディランの新作、モダン・タイムズが、ビルボードのアルバム総合チャートで30年ぶりに第1位になったそうです。9月23日付けでは3位に落ちてますが、一週限定とはいえ珍事ですw
いったいこれはなぜ?
近年の彼のアルバムのセールスはむしろずーっとベストセラーとは無縁の低調だったはずなのに。アメリカで、iPod+iTunes のCMに起用されたことと関係あるのかな・・・
まあ、ボブのファンはチャートに全然興味を示さない人がほとんどなので(と思う)、どうでもいいんですが。
今頃買いました。ガハハ。
ヴィデオでは持っていて、大好きなライブでしたが、DVDの値段が微妙だったので(つまり安くなかった)買うのを躊躇してるうちに、国内盤DVDは市場から姿を消し、ようやく再発となりました。今回も再発の割にそれほど安くありませんが・・・
私の最も好きなアルバムは、Monster で、その中の曲が多く聴けるこのライブ作品は個人的には最高です。Let Me in なんて神々しいばかりに美しく、グサリと来ます。で、その後が、Everybody Hurts って、くーっ、たまらん(copyright by 中山康樹)・・・
あまり高品質の機材を使ってないような画質(フィルムでなくビデオ撮影で、所々、ハレーション気味になります)もライブ感たっぷりで良いです。不思議なもんですな。
嬉しいのが、英語の歌詞と日本語の対訳を表示できること。そして、ちょっと不思議なのが歌詞以外にも、Playing "I Took You Name"(冒頭)とか、Imitating Elvis (Man on the Moon で、マイケルがエルヴィスのポーズを取る箇所)とか、Folk Guitar Intro(Find the River 冒頭)とか、場面注釈的な、英字幕が出ること(聴覚障害者用の配慮でしょうか)。とっくに買ってた人は知ってますね。
とにかく、あのネイティブですら聞き取れないないらしい、複雑怪奇?な歌詞を映像を見ながら追えるというのはありがたいです。
前回の来日公演もかなり楽しめたし、特に、Nightswimming をやった大阪公演は、高品質のオーディエンスソースで聴けて感動もんですが、この時のツアーを生見できなかったのは個人的には痛恨であります。
でも、2005年大阪の、Nightswimming ~ Find the River は最高なのだ。
ポリーニのモーツァルト録音が出ました。これは事件です。
なんと録音は、ベームとの76年の19番、23番以来、ほぼ30年ぶり。
76年の録音も、ファンには好評で「名盤」として語られることが多いと思いますが(ホントかw)、正直私は、「私、ポリーニ、頼まれたお仕事もちゃんとやります」的な感想しか持てませんでした(ポリーニがベームとの共演を望んだと伝えられることがありますが、正直、「ホントかよ?」って感じで)。もちろん悪くはないですが、なんとも凡庸というか・・・もっといい演奏たくさんあるじゃないみたいな。
さて、2005年の新録音。曲は、17番、21番で前回との重複はなし。指揮者なしでポリーニの弾き振り。ライブ録音(21番の最後に拍手あり)。
今回は、以前のポリーニの録音、特にソロ曲の録音でしばしあった、マイクがオンで乾いたようなピアノの響きとは無縁で、非常に美しい音が聴けます。ウィーン・フィルもこぼれ落ちるような音色で、特に木管には惚れ惚れします(ちょっと前に出すぎに鳴りますが)。
でもねえ・・・・どうも、私は、このモーツァルトに夢中になれない。旧録のように「営業」(失礼)でやってる感じはないんですが。
陳腐な表現になりますが、ポリーニは「響きのコントロール」で聴かせるピアニストで、「音のニュアンス」で聴かせるピアニストではないのでしょう(今更ですが)。聴き手を驚愕させても、恍惚させることはできない、というか。
ベートーヴェンだと、ワルトシュタイン、ハンマークラーヴィア、32番あたりが素晴らしいのに対し、31番の味気ないこと(古いなあ・・・)。
ストラヴィンスキー(「ペトルーシュカからの三章」!)、バルトーク(彼は3番の録音に興味を示さない)、シェーンベルク(古いなあ・・・)、え~あと、一応ドビュッシーも加えましょう・・・・では聴き手を驚愕させても、モーツァルト、シューベルト、シューマン、ショパン(エチュード除くw)なんてところだと、「う~ん・・・」となってしまう。そういえばラヴェルはあまり(ほとんど?)弾かないような。
なんか貶しちゃったみたいですが、素晴らしい演奏ですよ(オイオイ)。
ただ、個人的には、今話題のドラマの主人公にならって、
「ポリーニじゃなくて、バレンボイムなんだよなあ、若い頃の」
「ポリーニじゃなくて、カーゾンなんだよなあ」
と、呟いてしまいますが。
ま、もうちょっと聴いてみますわ。iPodにも入れましたんで。
蛇足ですが、このCDのカヴァー味気ないですねえ。フォトショップ使って30分でやったやっつけ仕事みたいで。写真の頭の上部は無神経に切れてるし。
さて肝心の本編です。
全10曲、作詞・作曲はすべてディラン本人。プロデュースは、ジャック・フロスト、つまりディラン自身です。録音はほとんど一発録りでしょう。
外盤の限定版はブック状の紙ジャケで丁寧な作りです。
内側は、こんな感じでカッコいい。
米iTune Music Store のアルバムチャートではなんと第1位(8月4日現在)。日本では・・・・もちろん買えませんw
対訳が欲しいので国内盤を買おうかと思ったのですが、担当が中川五郎氏で、彼の訳詞は苦手なのでやめました。歌詞は、すでに Expecting Rain の他、ネット上の様々なサイトで入手できるし、そのうち dylan.com にも載るでしょう。
さて内容ですが。
現在のディランは、65歳の男です。66年のディランの声も、「地の轍」のディランの声も、もう望んでもありません。それに耐えられない人は失望を味わうでしょう(笑)。
驚くのは詩。
全10曲で、ざっと数えたら600行ほど。内容は、Oh Mercy あたりから目立ち始めた(と思いますが)、心の動きをシンプルに表現したものが目立ちます(もちろんそれだけではないです)。彼はもう、Idiot Wind のような曲は書かないでしょう。
冒頭で、全曲ディラン作と書きましたが、ちょっと不思議なことが一つ。
Rollin' and Tumblin' が3曲目に入ってて、あの独特のリフとリズムは、マディー・ウォーターズの曲とまったく同じです。まあ、ディラン様ならいいかと(オイオイ)。
ただし、歌詞がマディーのそれとは、まったく違います。
冒頭だけ比べると、
通常のRollin' and Tumblin'
Well, I woke up this morning, my biscuit rolling on.
Well now, come here baby, sit down on daddy's knee.
Well now, come here baby, sit down on daddy's knee.
I want to tell you about the way they treated me.
今回のディラン版
I rolled and I tumbled, I cried the whole night long
I rolled and I tumbled, I cried the whole night long
Woke up this mornin', I must have bet my money wrong
マディー版のエロ感漂うボヤキ風味?は影をひそめてます。全体の歌詞もディラン版は33行で、7行で終わるマディ版の4倍以上。冒頭のブルース風自虐感はちょっと似てますが(my biscuit rolling onはのぞく)、その後はディランワールド。
個人的に気に入ったのは、Workingman's Blues #2 で、曲名とは裏腹に、スローバラードで本当に美しい曲です。もう一つ上げるなら、Nettie Moore。
ラストの、Ain't Talkin に、Never Endling Tour の彼自身の姿がダブります。
まるで、Jack Frost の中を寡黙に歩き続ける男のようで。
Ain't talkin', just walkin'
Up the road, around the bend.
Heart burnin', still yearnin'
In the last outback at the world's end.
~ Ain't Talkin by Bob Dylan
Never Endling Tour で聴けるのはどの曲でしょう。
(追記)
「Nettie Moore って誰?」
どうも19世紀後半に歌われた、大衆歌の中に登場する人物のようです。
米議会図書館のサイト(The Library of Congress)にある、American Memory のところで Nettie Moore を検索すると、いくつか情報が出ます。
例えば、Gentle Nettie Moore なんて曲があり、当時出版された楽譜のスキャンも見れます。
検索サイトでも、American Sheet Music Nettie Moore で検索すると、結構ヒットします。
(Sheet Music というのは数ページの紙に譜面・歌詞が印刷されて出版された歌の俗称のようです)
ただ、Nettie Moore が実在の人物なのか、大衆のイメージの中で作り出された架空の「人物」なのかはよく分かりません。アメリカ人なら名前くらい聞いたことのある「人物」かも知れません。
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