みうらじゅんマガジン〈vol.01〉 ディラン編
昨年から、自伝の発売、DVD「No Direction Home」の発売、グリール・マーカスのディラン本の邦訳発売と、例年にないくらい次々とディラン物が届けられたわけですが、ここにまた一つ追加です。
みうらじゅんマガジン〈vol.01〉 ディラン編(白夜書房)
実は、この本、「みうらじゅんマガジン〈vol.01〉」以外の題名がよく分からないんですが、とりあえず、「ディラン編」としておきます。
内容は、みうらじゅんのコメント付き写真集、手書きキャプション(というか突っ込み)付きアルバムカヴァー紹介、対談集、過去のエッセイ、漫画といった感じですが、正直、1500円という微妙な値段で、書店でパラパラめくって見て即買い、という感じではなく、買うかどうか逡巡しました。
読んでみたら面白かったです。
個人的に嬉しかったのが、エッセイ(兼ツアー・ルポのようなもの)の再録。
一つは、「GQ」誌94年5月号に載ったもので、ディランの息子を観光案内し、最後にディランと緊張の対面というやつです。
当時これ読みたさに「GQ」誌を買って読んだものの、その後、本が行方不明になってしまい読めずにいたので、久々に再読できてうれしかったです(ぶっちゃけ、これがまた読めるので購入したようなもの)。ただし、イラストは残念ながら、「GQ」連載時のようにカラーではないです。
もう一つは、「小説宝石」01年6月号に載った同年のジャパンツアー時のエッセイ。
こちらは存在すら知らなかったので(「小説宝石」なんて読まんので)、初見です。車内でディランに偶然接近遭遇するあたりの描写が面白いです。
みうらじゅん+ディランのコラボレーション物?が好きな人にはお勧めです。
最後に、井上陽水との対談より、一言抜粋。
陽水 「そういう海賊盤ってアマゾンでも買えるの?」
ワロタwwwwwwwwwwww
そうそう、忘れちゃいけません。新譜ももうすぐ出ます。
楽しみ。
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