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2006.08.06

エリザベート・シュワルツコップ死去

 8月3日、ソプラノ歌手のエリザベート・シュワルツコップが亡くなりました(1915-2006)。
 訃報と詳しいキャリアは英語ですが、こちらで。

 私はドイツリートの熱心な聴き手ではないし(そもそもドイツ語は断片的な単語しかわからない・・)、彼女の業績を語るときに必ず出てくるヴォルフの録音も、摘み食い的にしか聴いたことがないのですが、それでも、友人がメールで訃報を知らせてくれたときには、ちょっと感傷的な気持ちになりました。

 自分が今まで一番聴いてきた彼女のアルバムは、2枚(これからも何度も聴くででしょう)。

 一つが、セルの棒で、フィッシャー=ディースカウと録音した、マーラーの「子供の不思議な角笛」

 これは名盤中の名盤なので、私なんぞがツベコベ書くことはないです。
 でも、戦死した兵士が、恋人の家を亡霊となって訪れる歌、「トランペットが美しく鳴り響くところ」で、

 Willkommen, lieber knabe mein (お帰りなさい、最愛の人)

と、彼女が歌うのを聴いて何も感じない人がいるでしょうか・・・

 もう一つが、クラオタ用語でいうヒストリカル物で、今は無き伊ERMITAGE レーベルから出てた、1967年スイスのアスコーナでのライブ録音(ピアノはずっとコンビを組んでいたジェフリー・パーソンズ)。

Schwa

 このCDは、モーツァルトの Abendempfingung(夕べの想い)K523で始まりますが、元芸大教授の畑中良輔氏が、シュワルツコップはしばしコンサートの冒頭でこの歌を歌い、聴衆の心を掴んでしまう、と述べているのを読んだ記憶があります。このアスコーナでの録音は、そのことを完全に実感させてくれます。

 EMIから出ている、1956年のカーネギーホールのライブ録音も この Abendempfingung で始まりますが、他の歌も含めて、アスコーナのライブの方が好きだなあ。声のピークからすれば、カーネギーホールの録音の方が良いはずなのですが・・・・

 このCDの最後は、ヴォルフ・フェラーリの「イタリア歌曲集op17」の Preghiera という曲で終わるのですが、初めて聴いた時から、この2分足らずの歌が一発で好きになりました。

 この歌、ろくにタイトルの意味も、歌詞の内容も知らぬまま、何か子守歌のような歌かな、とずっと思っていたのですが、今回調べてみて、初めて、「Preghiera. Quando a letto vo' la sera (祈り。夜、床に入るとき)」という歌だということを知りました(ヴォルフ・フェラーリが、Preghiera というタイトルの歌を複数書いていることも)。
 子守歌という想像も、それほど的はずれではなかったようで(違うか)。

 まあ、この2枚は、我がiPodに入りの殿堂です。

 月並みながら、
 さようなら、シュワルツコップ。

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