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2006.08.28

シュワルツコップ追悼番組(NHK)

8月3日に亡くなった、不世出の大ソプラノ歌手の追悼番組をNHK BS2 で見ました(8月25日深夜)。タイトルは「エリーザベト・シュワルツコップ 歌の心」(約45分)。
(ファーストネームは、エリザベートでなく、エリーザベトが正しいみたい・・・)

 内容は以前放送されたものの蔵出し物で、1983年の草津国際音楽祭に来日してマスタークラスを指導したときのドキュメンタリー。20年以上前のビデオでしたが映像は綺麗でした。

●シュワルツコップが、現役引退後、各地でマスタークラスの指導をしてたことはよく知られてますが、自分はこれが初見です。

 彼女のあまりに厳しい指導については「指導というよりまるで罵倒のよう」、「自分の芸術観に合わない者を排除してる」、という評も見ますが、少なくともこの番組を見る限りそのような印象は持ちませんでした。仮に、事実だとしても、「生半可な気持ちで音楽なんてできません」的な信仰告白の現れなのだと思いたいです。

 生徒指導中は自分の解釈をかなり前面に出しますが、ほとんど生徒に乗り移って歌い出すようで、しかもその表情の豊かなこと。声なんて、まだ現役でいけるじゃん、みたいな美しさ(当時70代前半)。

 彼女のコメントが、ドミンゴ良し、パヴァロッティーはダメ?なのには笑えました。「(パヴァロッティのように)そういう客受けするような歌唱ではあまり教養のないお客さん達は喜ぶでしょうけど」みたいな発言があり、オイオイそこまで言うかいと。

 ドイツ文学者の小塩節教授のインタビューが途中何回か挟まりましたが、ちょっと気負いすぎというか。まあ、大シュワルツコップを前にしたら誰だってああなるでしょうけど。

●録画しておいた番組を見た後に、手持ちのCDを何枚か聴いて見ましたが、彼女の声自体がピークを維持してたのは、1950年代前半位までだったのかなあ、と。

 プリチャードの棒で入れたモーツァルトのアリア集では、後の彼女の歌に見られる、ややビブラートがきつく、言葉(歌詞)毎に発声を過剰にコントロールしすぎて、音楽の流れがやや不自然になりかねないようなところがないです(私は嫌いではないですが)。
 「あの人工的な歌い方がどうも苦手で・・・」という方は、この辺りを聴いてみてはいかがでしょう。

モーツァルト
モーツァルト:オペラ・アリア集

 最近叩かれてることの多いNHKではありますが、夜中の3時過ぎとはいえ、こういう番組をきちんと放送してくれるNHKは私の中では神です。

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コメント

「あの人工的な歌い方がどうも苦手で・・・」という方は、この辺りを聴いてみてはいかがでしょう。

それはわたしのことですねw
古めの録音を聴いてみることにします。

閑居にようこそ、ぴかちゅうさん。

>それはわたしのことですねw

あわわわ。いいえHさんのことですwww
今度、面白そうな音源でも持って行きます。

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